2026年04月06日

桜花爛漫2026 世界遺産の地の桜を愛でながら🌸

3月後半から月末までの4日間は、広島と京都でパワー充電!
世界文化遺産の「嚴島神社」と「弥山(みせん)」は初訪問、京都「東寺」は再訪。平清盛、豊臣秀吉、弘法大師・空海絡みの神聖かつ絶景スポットは後日お披露目します。今回はプロローグ、備忘録の桜、さくら、sakura


京都・真言宗総本山教王護国寺/東寺
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世界遺産 東寺の春の夜間特別拝観(3/14~4/12)
ライトアップされた五重塔、水面に映った姿は幻想的


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シダレザクラ不二桜
満開までにはもう少し時間が必要


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825年に弘法大師によって着工され、835年頃、完成した講堂
中央には大日如来像、周囲に21躯の仏像が安置されています。
大日如来のお顔はとてもやさし気、癒されます(撮影不可)


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ライトを背景にした桜


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🌸


夜間特別拝観先行入場時の桜、ライトアップの前に撮った以下の2枚
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異なる趣き


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五重塔と桜も


🌸🌸🌸


京都の桜の名所 琵琶湖疎水
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🌸


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↑ 4年前の琵琶湖疎水の桜、圧巻の光景でした。

↓ 今回はお船で両岸の桜を鑑賞してみました。
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22年、26年ともほぼ同時期の訪問ながら・・・
今年の桜はいまいちパワーが足りない🤔

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往路


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復路


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岡崎さくら回遊+石舟めぐり


🌸🌸🌸   


広島・嚴島神社と弥山
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平和公園内の乗船場から宮島まで高速フェリーで45分
公園にはソメイヨシノが綺麗に咲いていました。


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フェリーから見た大鳥居


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宮島ロープウエー
嚴島神社内の「紅葉谷駅」から「獅子岩駅」までは2種のゴンドラで移動
弥山の山頂までは獅子谷駅から徒歩


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標高535mの弥山山頂の桜は6分咲き
日本人より海外からの来訪者のほうが多かったような・・・


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山頂からは360度の景観、さえぎるものなし
弥山は806年に弘法大師・空海によって開基され、
手つかずの自然は「弥山原始林」として世界遺産に登録されています。

まさに、空と海

帰路は自然をしっかり体感したかったので徒歩で下山
結構ハードでした。 


🌸  
                         

東京・上野の寛永寺&東京藝術大学大学美術館
今年の初詣は上野・寛永寺。上野公園は桜の名所なので、春には寛永寺再訪をしたいと思っていました。折しも、東京藝術大学から同大学美術館で開催中のNHK日曜美術館50年展の招待状が届いたので、4月の第一週は満開の桜と美術を楽しむ機会になり、一石二鳥☺️


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桜花爛漫


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目の前に現れた熊蜂🐝


藝大美術館にて
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撮影OKだったオーギュスト・ロダンの「考える人」


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色使いに引き込まれた岡本太郎の「遭遇」


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パブロ・ピカソの「ゲルニカ」は約15分間の映像で紹介されています。加山又造の墨画「身延山久遠寺大本堂外陣天井画下図」、室瀬和美の蒔絵飾箱「麦穂」他、こころ惹かれる作品が並んでいました。ギネス認定された長寿番組に登場していた作品の鑑賞、お薦めです!


過ぎた日々に想いを馳せながら・・・
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 ~さまざまの事おもひ出す桜かな~ 松尾芭蕉
2026年の桜たちとの別れを惜しみつつ


posted by fumiko at 23:35| Comment(0) | 桜、さくら、sakura | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年03月26日

シャンパーニュの奥深さを満喫 秋季講座の〆は大容量ボトルで“環境重視のメゾン”を再検証

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昨年10月にスタートした秋季講座の完結編は1,500mlのマグナムボトルに特化🍾


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秋季5回分.png

今月は「10月から2月まで」に学習したメゾンのなかから、マグナムサイズで再確認したいと思っていたアイテムを選びました。2月にフォーカスしたコエッソンはマグナムの生産量が希少。且つ、リスペクトしているミシュランシェフがコエッソンの味わいにほれ込み、在庫すべてを購入してしまったので供出断念😱


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【第1フライトはNV比較】
パルメNV.png
価格:22,000円+消費税 / 輸入元:都光

サステナブルの成果.png
データ提供:都光

サステイナブルに力を入れているパルメ
7名の造り手が結集して立ち上げた生産協同組合CMです。
フランス農業・食糧省が管轄のHVE「レベル3」の取得100%を目指しています。



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価格:18,600円+消費税
輸入元:レミーコアントロー・ジャパン


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気候変動や地球環境への対策に熱心なテルモン
2022年レオナルド・ディカプリオが株主のひとりとして投資
昨年11月にシャンパーニュ業界初のROCを取得、素晴らしいです!



第1フライト.jpeg
#1:パルメ ラ・レゼルヴ (左)
ぶどう品種:CH57%、PN22%、ムニエ21%

#2:テルモン レゼルヴ・ブリュット 
ぶどう品種:CH37%、ムニエ57%、PN6% 

ブレンド比率やドザージュの量をヒントにしてブラインドテイスティングしましたが、ポイントのひとつが白ぶどうと黒ぶどうの割合。パルメは白ぶどうが6割弱で香りは白い花、逆にテルモンはムニエ主体で黒ぶどうが全体の6割、華やかさが前面に出ていました。参加者の大半は白ぶどうが多いグラスと黒ぶどうが多いグラスを利き分けていましたが、間違えた方たちはシャルドネが醸し出す“まるみ”に混乱したような・・・この点については輸入元の以下の説明が当てはまると思います。
パルメのシャルドネは白ぶどうの聖地コート・デ・ブランのものではなく、モンターニュ・ド・ランス産。コート・デ・ブランは石灰土壌由来のシャープさを備えたワインになりますが、モンターニュ・ド・ランスはそれより北に位置しているので、よりフレッシュで、柑橘系やミネラルの特徴をもった、よりパワフルなワインを生む傾向、と。


パルメのCHの特徴.png
データ提供:都光


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【第2フライトはヴィンテージ・シャンパーニュ】
#3:パルメ ラ・レゼルヴ
パルメ2015.png
価格:42,000円+消費税
輸入元:都光

3つのなかで一番若いヴィンテージ
果実のアロマに加え、柑橘果実の内果皮似の軽いビター感、塩味
中盤から余韻に続く酸味はレギュラーボトルの時の印象と重なり、
溌溂さ+大容量で熟成した旨味の要素もあり美味


第2フライト テルモン.jpeg
左からパルメ2015、ドラピエ2006、テルモン2006

第2フライトの2006年対決の前に、再検証したかったパルメ2015(左)
スパークリング&シャンパーニュ世界選手権2024で、
ワールド・チャンピオン・クラシック・ヴィンテージ・ブリュット・ブレンド賞に輝いた逸品
大容量ボトル熟成による本気度を発揮するまでにまだ数年かかりそうですがお薦め!


【こだわりの2006年ヴィンテージ比較】
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価格:50,000円+消費税
輸入元:テラヴェール

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#4:ドラピエ エノテーク マグナム2006

黄金色、気泡はワインに溶け込み、口中スムース。第一香から醤油やみたらし団子を連想。蜜を含んだリンゴ、アカシア、ミネラル、パンデピス、モカ、ヘーゼルナッツ、20年の経過を感じさせない果実味、スマートに広がる余韻。マグナムボトルで熟成させたシャンパーニュのナイスサンプル。受講生の皆さんから高評価をいただきました。


ドラピエの哲学
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2026年3月19日撮影※

リーデルがドンペリニヨンの前最高醸造責任者ジェフロワさんと共同開発したスペシャルグラス。貴重なアイテムの試飲時に活用しています。実は2024年9月の講座でこのマグナム2006を出したのですが、その時から今回までの“18ヶ月間”の瓶熟による変化”もあってシャンパーニュの奥深さを実感、ドラピエ2006は“今が最高の飲み頃”
※講座で試飲した時に、半量だけ持ち帰り、翌日改めてチェック。まるみを帯びたアプリコット似の酸は健在で心地よく、味わいのブレ感全くなし。名醸造家ミシェル・ドラピエ当主の技量、さすが🥂


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価格:68,000円+消費税
輸入元:レミーコアントロー・ジャパン

テルモン2006&グラス.jpeg
#5:テルモン ヴィノテーク マグナム2006

20年経過しているシャンパーニュながらまだまだ若い印象。第一アロマはバニラや砂糖菓子、蒸し栗やクリームブリュレ、甘いスパイス。中盤から広がる酸味と旨味の絶妙なハーモニー。1月の講座で試飲した750mlのブラン・ド・ブラン ヴィノテーク2006には、若干酸化のニュアンスを感じましたが、このヴィノテーク マグナム2006は温度管理が行き届いた環境でゆったりと微睡んでいたのではと想像しながら試飲しました。 太陽の恵みを受けた2006年、大容量ボトルでのさらなる熟成が楽しみ!


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バカンスで沖縄に行ってきた講座生のHakoさんからの美味しいお土産
ご馳走様でした!


🍀

3月に発表されたDrinks InternationalのThe List
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長年1位はルイ・ロデレール
2026年はポル・ロジェとシャルル・エドシックが同率第5位


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可憐なたたずまいの桜@目黒不動

🌸

4月からの春季講座の募集も快調
引き続き、お付き合いの程、宜しくお願いします


2026年03月23日

ワイン愛好家垂涎のドメーヌ『アルノー・アント』~フードル(熟成用の大樽)からワイングローブ(ガラス製容器)への転換情報も交えて~


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長文になりますがお付き合いの程、宜しくお願いいたします🙇‍♀️

ブルゴーニュのムルソーを拠点とするアルノー・アント
1990年代のスタートなのでワイン業界では後発ですが、いまや、ワイン愛好家垂涎のドメーヌとして確たる地位を築いています。今年1月、アルノー・アント当主のご子息で、ルグラン・パリの仕入れ担当者ルイ・アントさんが来日。プレスセミナーで、畑仕事から醸造に至るまでのこだわりを語りました。

まずは、“ワイングローブ(ガラス製容器)”から進めていきます。
アルノー・アントはワイングローブの開発者マイケル・パエツォルトと共同研究してきた方なので、容器の話題が楽しみでした!

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2024年12月『葡萄酒技術研究会』で使用した資料/青木作成

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2024年12月『葡萄酒技術研究会』で使用した資料/青木作成

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2024年12月『葡萄酒技術研究会』で使用した資料/青木作成

ワイングローブを試しているワイナリーについては、折あるごとに生産者から情報を得てきました。直近では昨秋再来日したマッセートのマルコさんが「白ワインに使うことを決めた」、2月に来日したChルデンヌは「2024年からトライアルしてきたが2025年VTの白ワインで実用化する」と語っていました。


アルノー・アントのワイングローブ
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使用しているワイングローブの容量は220リットル
以前は15ヘクト㍑のフードル(醸造用の大樽)を使っていましたが、現在は使用していません。

ワイングローブ開発のきっかけについて、ルイさんに確認したところ、「少量の仕込みの際、大きなガラス容器ダムジャンを使っていたが、ガラスで醸造したワインの純粋さに満足したので、より大きなスケールでも同じような醸造をしたいと考えるようになった。マイケル・パエツォルトとの出会いにより容器を製品化する機会を得た。世界で初めてワイングローブを使用したワインメーカーはアルノー・アントであり、導入以降、少しずつ、容器の数を増やし、現在の所有数は約100個」とのお返事
ワイングローブの最大の魅力について「ガラスという素材が非常にニュートラルであり、バクテリア汚染や酸化を防ぐ点でも効果的。洗浄しやすく、耐久性があり、長期にわたって使える」とルイさん。ただ、フードルよりワイングローブのほうがSO2が多めになるとのこと


🍀

ワイングローブを使った完成形を、私が初めて試飲したのは2024年の秋のことでした。南仏のジェラール・ベルトランのオレンジワインで、生産者は「第一に色の抽出が綺麗。澱は常に対流している。ワインツーリズムでも視覚的に効果がある」と解説。実際に試した感想は「アロマが豊か、長い余韻、好感がもてるワイン」

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2024年12月に山梨県の『葡萄酒技術研究会後期講演会』でお話させていただいた折、オレンジワイン『ヴィラ ソレイヤ2021』を会員の皆さん(エノログ)に試していただきました。その感想が以下 (サントリーの大山栽培技師長、メルシャンの小林醸造長、安心院葡萄酒工房の舛田チーフ、ルバイヤートの大村社長等、日本のワイン界をけん引している方々から高評価でした)


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🍀


ガラス栓の導入も見据えながら
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ガラス栓ヴィノロック

クロージャ―(栓)については、「2016年に①現在使用している天然コルク ②最上級の天然コルク ③ノマコルク ④DIAM ⑤ヴィノロックで熟成具合をテストしたところ、⑤が最も還元的でなかったので、将来的にヴィノロックを導入する選択肢もある」とルイさん


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ブノワ・アントのブルゴーニュ・アリゴテ2022のコルク、長くて緻密


🍀🍀🍀

ここからプレスセミナーのリポート

【ファミリーの沿革】
1950~60年代にかけて自社畑のぶどうでワインを造り、瓶詰まで行っていたのが母方の祖父カミーユ・ダビィドで、彼にはふたりの娘がいました。妹のほうがアルノーとブノワの母ですが、彼女はアルノーが3歳、ブノワが1歳の時に他界。祖父の畑は姉(彼らにとっては伯母)が相続します。ブノワは22歳の時に、伯母のもとでワイン造りを始めます。一方のアルノーは生物学を専攻し、さらに、キャリアアップのために理学療法士を目指しますが試験に失敗し~結婚を機に妻の父から任された小規模の畑でワイン造りをスタートさせ、研鑽を重ねていきます。教えを請うたのはムルソーの重鎮ジャン=フランソワ・コシュ。多くを学んだアルノーは持って生まれた“こだわって、こだわって、こだわって”の精神で、区画ごとの特徴を把握し、それぞれに最適な管理を行う「区画ごとのアプローチ」を実践。カバークロップ、マサル・セレクション、樹液の流れを尊重した剪定や収量制限、収穫のタイミングの見極め等、多方面から徹底した作業を実施しています。


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データ:wine to style

アルノー家が造りに関して方向転換をしたのは2003年、熱波でフランスでも多く人命が奪われた年です。ぶどうやワイン造りにも影響が出ました。アルノーは繊細なアロマを備えた酸を主体とするワイン、テロワールを最大限に表現することを旨としてきましたが、2003年のワインにはそれらの要素が表現できていないことがきっかけでした。アルノー・アントにとってすべてのキュヴェの質を高めることは必須。ゆえに、プルミエ・クリュを村名ワインに、村名ワインを広域のワインにブレンドするなど、“一切の妥協を許さない姿勢”を貫いています。生産量が少ないので、欧州では星付きレストランだけで消費されるワインになっています。


【ブノワ・アント&アルノー・アントのテイスティング】
供出されたワインは、ブノワが温暖年の2023年、アルノーは冷涼年2021年。2年間の差があるのは「ブノワのワインは外交的でクリーミー。若くても親しみやすいタイプ。アルノーはシャープで緻密、酸が中心。ゆえに、飲み頃を考えて差をもたせた」とルイさん

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ブノワ・アント ブルゴーニュ ブラン2023
核の大きなストーンフルーツ、第一香は白桃、続いて蜂蜜
若々しい輝き、澱由来の複雑味のある味わい、果実味と酸味のバランス
豊潤さをまとった魅力的なワイン

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アルノー・アント ムルソー2021
醸造容器はフードルとワイングローブを各50%使用
アルノーらしい“緊張感、緻密”
アロマ芳醇、透明感とミネラル
舌の上を洗い流すシャープな酸味
冷涼年ならではの研ぎ澄まされた食感
本性発揮まで時間が必要


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3回に分けて収穫し、3回に分けて醸造
2018年以降、熟成では木樽は使用せず、ワイングローブのみ
下の文字が読める淡いルビーの色調
アロマはフローラル、赤系果実
中盤以降、インパクトある味わい
ぶどうの質感、端正でシャープな印象


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左から
・ブノワ・アント ブルゴーニュ ブラン2023
・アルノー・アント ブルゴーニュ シャルドネ2021
 ・アルノー・アント ブルゴーニュ ムルソー2021
・アルノー・アント ヴォルネイ プルミエ・クリュ レ・サントノ・デュ・ミリュ2021

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供出ワインは1時間半前に抜栓してサービスされました。


🍀🍀🍀



【地球環境からの視点】
世界的に注目されている「耕さない農法」についてルイさんが語っていたので、環境再生農業の認証ROC(Regenerative Organic Certified)をどう思うか聞いてみたところ、「土壌中の微生物を守るという意味では興味深いモデルだと思うが、カバークロップ(土壌の組成や構造によって異なるがソラ豆、エンドウ、スペルト小麦等、約6~7種を活用)の管理は適切に行わねばならない。表土から5㎝ほどまでは耕していて、4月にぶどう樹が生育を始めるタイミングや成熟に向かう段階でカバークロップを優しく耕して処理している」とおっしゃっていました。

アルノー・アントがフードルの使用を100%廃止したことを伺い、私が感じたのは“地球への想い”。ワインと樽は表裏一体の関係だけに、これが必然でなくなれば、森林への影響や温暖化対策に効果的だと思いました。アルゴンヌの森の木から樽を造っているシャンパーニュ地方のアンリ・ジローの場合は、木を伐採したら必ず若樹を植えていますし、同じような行動をしている生産者はもちろんいますが、アルノー・アントのような流儀は画期的なことだと思います。


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出典:樽とオークに魅せられて/加藤定彦著/TBSブリタニカ

サントリーに入社してウイスキー樽一筋40年で、樽とオークに関する研究を重ねてきた加藤定彦さんは著書のなかで、森、川、海の食物連鎖について記述しています。水の使用についてはルイさんが「フードルだと洗浄に40㍑の水が必要だが、ガラス容器なら10㍑」と言及

ワイン業界への参入前、アルノー・アントが目指していた理学療法士は、人間が活動する上で必要な基本動作の改善を行う専門職なのですが、今の立ち位置は、温室効果ガス等で、大きな痛手を受けている地球改善の“療法士”になっているような印象ですね☺️
アルノーのワインと出会うことがあれば、拙ブログを思い出していただけると嬉しいです。

正規輸入代理店:wine to style

posted by fumiko at 22:23| Comment(0) | 来日したワイン生産者&関係者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年03月02日

ジュラ紀後期のキンメリジャン土壌で栽培したピノ・ノワールにフォーカス  ~シャンパーニュ『コエッソン』のアイテムを中心に~


キーワードは単独所有、単一品種、単一年
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2月にフォーカスしたコエッソン

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12月にオーナー親子が来日してプレスセミナーを開催しました。

シャンパーニュ講座では過去に1~2アイテム出したことはありますが、
メゾンを丸ごと紹介するのは今回が初!
単独所有の畑ラルジリエの土壌分析の話も含めて、
躍進中のメゾンの“今”を深掘りしました。


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🍀長文になりますが、お付き合いくださいませ🍀


🥂🥂🥂


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12月に開かれたジェローム当主によるプレスセミナー(左) 、オレキスの春藤祐志オーナー自らサービス(右)
世界のワイン生産者や多くのワインラバーから愛されキャラの春藤さんが惚れ込んで直輸入しているのがコエッソンです!
🥂ワインバー オレキスOrexis 東京都港区麻布台1-11-3 / info@orexis.co.jp



コエッソンの沿革
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2011年の地質調査の結果、八の字状に広がる4つの異なる区画であることがわかり、味わいの印象から、それぞれの区画をミネラル(無機質)、フリュイ(果実)、フルール(花)、マチエール(素材)と命名しました。


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地質学者による調査結果


百聞は一見に如かず、ということで
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ラルジリエが所有する畑はジュラ紀後期のキンメリジャン/粘土石灰質土壌であり、シャブリのグラン・クリュやコルトンの丘と共通しています。加えて畑の向きもシャブリに酷似。上記の画像は講座でお見せしたサンプル。シャンパーニュ地方ペリエ ジュエの白亜質(左)、シャンパーニュ地方のカーブの白亜質(中央)、シャブリ地方のキンメリジャンです。


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最新アイテムのピノマニアック レ・リセイのラベルに描かれているのは
ジュラ紀後期の生息していた肉食恐竜アロサウルス


余談ながら【参考資料】
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転載禁止:(C)Non Solo Vino

鉱物学の大家武田弘先生と作成した年表と地図
白亜紀より一時代古いのがジュラ紀になりますが、土壌はともに「石灰岩」です。


 o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


シャンパーニュ講座の第1フライトは
キンメリジャン土壌の4アイテムをブラインドで比較
ぶどうはピノ・ノワール100%
この中の2アイテムだけ、単一区画

キンメリジャンと言えば白ぶどうを思い浮かべますが、
コート・デ・バールで栽培されているぶどうの約9割はピノ・ノワール
豊潤で奥行きのあるシャンパーニュを生み出す原動力

第1フライト
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#1:コエッソン ピノマニアック レ・リセ
生産者:コエッソン(RM)
収穫年:2022年
ぶどう品種:PN100%(レ・リセイの4区画※をブレンド)、樹齢30~50年
※ヴァルモラン、ラ・グール・ド・ヴァルモラン、ランヴェール・ド・ヴァルモラン、ル・グラン・ヴァルプレウス
デゴルジュマン:2024年11月
ドザージュ:2g/L
価格:11,000円
発酵も熟成もステンレスタンク、瓶熟は王冠使用。丘陵地で場所によっては綱を付けて作業しないと危ない傾斜の区画もあり、広大な森とぶどう畑が共存するユニークな地域。「モミの木が多いので、ぶどうにその影響が出ている可能性も」とジェロ―ム当主。4アイテムのなかでは最もまるみがあり、香りも他と異なる個性。第3週の受講生が「ガムのような香り」とコメントしていたのですが、ハーブや松脂、バルサミック似の“青っぽい香り”はモミ精油に由来⁉

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4区画は裏ラベルに記載
併せて正規輸入代理店AFLOS/アフロスであることも明記


#2:コエッソン ラルジリエ ブラン・ド・ノワール ヴァンダンジュ2020
生産者:コエッソン(RM)
収穫年:2020年
ぶどう品種:PN100%(ラルジリエのフリュイとフルールの単一区画)、樹齢38~44年
デゴルジュマン:2023年10月
ドザージュ:7g/L
価格:16,500円
発酵も熟成もステンレスタンク、瓶熟は王冠を使用。2020年は乾燥した年で3カ月降雨なし。「凝縮したぶどうで粒が小さく果汁も少なかった」と当主。清涼感のある白い花、花梨や洋梨のような肉厚の果実、キレ感ある酸味、塩味、フレッシュで中盤以降口中に広がるねっとり感、芳醇で最初から最後まで一貫した石灰のニュアンス


#3:フルーリー エクストラ・ブリュット ボレロ2008/生産本数8,620本
生産者:フルーリー(NM)
収穫年:2008年
ぶどう品種:PN100%(4区画※をブレンド)、樹齢45年
※シャルム・ド・フィン、コート・ド・シャンプロー、メアム・ボーシェ、モンテニエ
デゴルジュマン:2022年5月
ドザージュ:0g/L
価格:22,000円
輸入元:虎ノ門ヴァン・シュール・ヴァン
第1香から他の3つと異なる香り、醸造は木樽30%、ステンレスタンク70%、瓶熟はコルク使用。18年の歳月を経て気泡はワインに溶け込みクリーミー。黒蜜やブリュレ、ミネラル、緩やかな酸化のニュアンス、シェリーやリキュール。ノン・ドゼながら、ピノ・ノワールのぶどう造りを自負するフルーリーならではの上質感ある完熟ぶどうの旨味、温度変化で体感できるグラス内の味わい、複雑味の輪廻 


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#4:コエッソン ラルジリエ レ・サン・ボワぜ2020/生産本数2,000本
生産者:コエッソン(RM)
収穫年:2020年
ぶどう品種:PN100%(ラルジリエのマチエールの単一区画)、樹齢39~44年
デゴルジュマン:2023年11月
ドザージュ:5g/L
価格:20,900円
シャブリの4年使用の旧樽で熟成、MLF後、澱とともに熟成。瓶熟は王冠使用。4アイテムのブラインドで第3週、第4週ともに多くの受講生が#2と#4に類似性を感じ取っていました。まさしく、この2アイテムがラルジリエの単一区画のぶどうから造られたシャンパーニュ。2種を利き比べた場合、#4のほうにパワフルさや余韻の広がりを感じるのは、コエッソン初の樽発酵・樽熟成によるアイテムだからだと思います。



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#3のフルーリーは収穫年が2008ということもあり、濃い黄金色。音楽愛好家のフルーリーファミリーは、初ヴィンテージ2004にインスピレーションを得て決めた名が『ボレロ』。空気とのふれあいで、徐々に重層感を増していく様をラヴェルのボレロに例えたのかなぁ🤔


第2フライトはロゼ
次回リリースからネーミングは「ロゼ・ド・マセラシオン」
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#5:コエッソン ラルジリエ ロゼ・ド・セニエ ヴァンダンジュ2020/生産本数4,000本
生産者:コエッソン(RM)
収穫年:2020年
ぶどう品種:PN100%(ラルジリエのマチエールの単一区画)、樹齢37~42年
デゴルジュマン:2023年11月、瓶熟は王冠
ドザージュ:7g/L
価格:20,900円

ジェローム当主から次回リリースから、セニエではなく、マセラシオン表記にするとの説明がありました。セニエは果皮と果汁を一定期間浸漬(マセラシオン)させ、色素が抽出できた時点で「果汁だけ」を抜き取り、発酵を続ける製法で、仏語のセニエが「血抜き」を意味するので、「果汁を抜き取る=血抜き」として使われています。

以下、コエッソンからの正式な回答を記載しておきます。
「古典的なセニエは、果汁を濃縮させ赤色をつけることが目的だが、抜いてしまうとそこで、すべてがストップしてしまう。以前のロゼが軽く、酸が鋭いものが多かったのはそれが原因だった。セニエしないことで味わいに厚みや複雑性が生まれ、仕上がりの風味がコントロールしやすい。除梗と1日に2回のルモンタージュを行い、理想とする小粒の赤い果実のような味わいを引き出すことを重要視しており、マセラシオンの後はMLF、その後ステンレスタンクで熟成させている」

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下の紙の文字は読める色合いながらきわめて赤に近いロゼ
昔のパイパー・エドシックのロゼ・ソバージュを連想

ぶどうはタンクで約12時間静置、MLF後、滓と共に29カ月熟成
「2020年は果汁が少なかったのでぶどうは凝縮していて色も濃かった」と当主
赤系果実満載、酸味は程良く、中盤にフェノール
用意したドライフルーツのクランベリーとの相性良好


 スペシャルフライトで供したエグリ・ウーリエのラタフィア
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村名:アンボネイ
ぶどう品種:PN100%
容量:700ml
価格:15,400円
糖度は1リットル中140g、甘さの裏にしっかりとした酸があるので、爽やかな食感
フランソワさんの技量、素晴らしいです!
出会えて良かったラタフィア


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ドライナッツ、ドライフルーツとも文句なしの組み合わせ
世知辛い世の中なので、こころもドライになりがちです。
そんな時にこそ、是非とも甘口ワインで癒しのひとときを!

3月は秋季講座の〆となる「2クラス合同のマグナムマンス」
5アイテムを比較試飲します、私もワクワクです。


春季の募集開始
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4月から9月までの「春季講座」の募集も始まりました。
第3週、第4週のご参加、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします


2026年02月23日

2026冬季オリンピックの開催地ロンバルディア州のスパークリングワイン「フランチャコルタ」にもご注目!


フランチャコルタ協会と欧州連合(EU)の共同出資プロモーション
イタリア北部ロンバルディア州ミラノ&ヴェネト州コルティナ・ダンぺッツォを拠点に展開された冬季オリンピック、たくさんの感動がありました。なかでも、金メダルを獲得したフィギュアスケートの三浦・木原ペアの神がかり的なフリーの演技は圧巻で、こころが浄化されました。7年間の成果、おめでとうございます💐

今回ブログでご紹介するのは、ミラノと切り離せないスパークリングワインフランチャコルタです。案内役はフランチャコルタのアンバサダー宮嶋勲さん!



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ヨーロピアン伝統の食彩を日常に

昨秋開催されたマスタークラスセミナーに供されたフランチャコルタは8種。冒頭、宮嶋講師から「選んだすべてのアイテムを出すことができました」との説明がありましたが、決定に関して、一切の制約がなかったことが幸いしたようです。でも、最大の決め手は宮嶋アンバサダーが選者だったからだと思っています。フランチャコルタの“神髄”、タイムリーな“今”を知ることができました。


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セミナーに先立ち、新会長のエマヌエーレ・ラボッティ氏が挨拶
ミラノは経済やファッションのけん引役
可能性ある分野には積極的に投資するスタンス


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イタリアワインのオーソリティ宮嶋勲講師のセレクト、さすがです!


🥂


フランチャコルタ概要
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出典:フランチャコルタ協会

・ネーミングは「フランカエ(免税)・クルテス(農用地)」に由来。11世紀ベネディクト派の僧侶が免税地として認可したことから、(フランカエ・クルテス⇒フランツァクルタ⇒)フランチャコルタとして定着。農作向きでない環境に見切りをつけ、肥沃な土地を求めて村を出ようとする農民をつなぎ留めるための免税対策。自治都市ブレーシャの年代記の1277年にこの名称が初めて登場したとのこと

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・土壌は氷河によって削り取られた石灰岩、砂岩、花崗岩等が堆積したモレーン(氷堆石/ひょうたいせき)
・製法は瓶内二次発酵、イタリアで最初にDOCGの認定を受けたワイン
・フランチャコルタは①生産地 ②製法 ③ワインの3つを総括した表記


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出典:フランチャコルタ協会



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出典:フランチャコルタ協会



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出典:フランチャコルタ協会

・生産の比率はフランチャコルタ77.4%、サテン12.7%、ロゼ9.9%
・ぶどう品種はシャルドネとピノ・ネーロ。ピノ・ビアンコは最大50%まで使用可。
・エルバマットはサテンを除くすべてのフランチャコルタに最大10%まで使用可。晩熟で低Alc、酸味があり、爽やかさをもたらす品種。気候変動の影響下にあるシャルドネの力強さを緩和させる役目を担うので、その潜在能力を調査しながら将来的な比率の増加を検討中



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出典:フランチャコルタ協会

フランチャコルタの販売本数は約2,000万本、国内88%、輸出12%。相手国の1位はスイス、2位米国、日本は第3位(ドイツと同率)
<参考> シャンパーニュ 2億6,600万本、プロセッコDOC 6億6,700万本(2025年データ)




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出典:フランチャコルタ協会


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フランチャコルタPDOマスタークラス
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左から右の順に
#1:フランチャコルタ・サテン・ブリュット モンテロッサ・サンセヴェ
シャルドネ100%(平均樹齢18年)
現会長が所有する家族経営のワイナリー。散在する22の氷堆石土壌、醸造は85%ステンレスタンク発酵、15%樽発酵、リザーブワインの比率20%。リザーブワインの多くは樽で保存。サテンは白ぶどうだけで造るカテゴリー、ガス圧は若干低め、果実味、塩味、口中で優しい酸味と複雑味、中盤に内果皮似のビター感、生地の良さを感じるアイテム


#2:フランチャコルタ・ブリュット フェルゲッティーナ
シャルドネ85%、ピノ・ネーロ15%、残糖4g/L
11の村にある55区画の畑、醸造は発酵も熟成もステンレスタンク。アロマ清涼、クリーンでストレートな果実感、中盤から完熟ぶどうの素直な味わい。口中を洗い流してくれる綺麗な酸。フェルゲッティーナのアイコンは特許取得している“ピラミッド型ボトル”、澱と接触する面積を広げワインにコクと旨味をもたらす効果あり。このアイテムはイタリアならではの高品質な食材と合わせて!
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#3:フランチャコルタ・ブリュット カステッロ・ボノミ クリュペルデュ2019
シャルドネ70%、ピノ・ネール30%、残糖4.5g/L
オルファノ山の南側斜面の平均標高275ⅿにある畑、氷堆石土壌ではなく石灰土壌。ステンレスタンクと木樽で発酵後、ステンレスタンクとバリック(約15%)で8ヵ月以上熟成させてからブレンド。凝縮した果実、持続性ある酸味、力強いミネラル、厚み&ボディ感、鶏肉や兎の煮込み、ウナギや天ぷら等の脂分と相性良好


#4:フランチャコルタ・エクストラ・ブリュット リッチ・クルバストロ2021
シャルドネ50%、ピノ・ネーロ50%、残糖2g/L
32㌶のぶどう畑、発酵&醸造とも80%ステンレスタンク、20%バリック。アロマ芳醇、中盤から酸の広がりと樽のニュアンス。スムースな味わいと複雑味が一体化、フードフレンドリーなアイテム



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#5:フランチャコルタ・ドザージュ・ゼロ ベラヴィスタ パス・オペレ2018
シャルドネ63%、ピノ・ネーロ37%(樹齢30年以上)、残糖0g/L
南東向きのぶどう畑、醸造&熟成とも50%古いピエス樽、50%ステンレスタンク、6年以上の瓶熟成
「2022年にドンペリヨンの元醸造家リシャール・ジェフロワ氏がコンサルに就任し、昨年以降、味わいのスタイルが変わった」と宮嶋講師
#5はハイパーオキシデーション(ぶどう果汁を敢えて空気に触れさせる醸造手法)をしたノン・ドゼ。アロマのインパクトは控え目ながら、柑橘系果実やストーンフルーツ、きめ細かい泡はシルキー、繊細でなめらか



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#6:フランチャコルタ・ドザージュ・ゼロ バローネ・ピッツィーニ ナトゥーレ2020
シャルドネ60%、ピノ・ネーロ40%、残糖1g以下/L
前会長シルヴァーノ・ブレシャニーニ氏が仕切るフランチャコルタ初のオーガニックワイナリー
石灰土壌主体で若干氷堆石土壌が混在する標高240~350ⅿのぶどう畑、ステンレスタンクで発酵後、バリック(新樽と2年目の樽)で10ヵ月熟成
宮嶋講師いわく「ピート(炭化した泥炭)土壌の痕跡もあり心なしかピート香」、心地良いアロマ、冷涼感、ハーブ、デリケートなミネラル、熟成のニュアンス、厳格&正確さをまとった逸品


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#7:フランチャコルタ・ロゼ・ブリュット クアドラ キュウロゼ2020
ピノ・ネーロ100%、残糖3g/L
標高180~230ⅿの南-南西向きの畑、56%ステンレスタンク、44%バリックで発酵後、継続して約8ヵ月熟成。淡いサーモンピンク、赤系果実、素直なワインスタイル、ストレートでピュア、バランスの良いロゼ


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#8:フランチャコルタ・リゼルヴァ・ロゼ・エクストラ・ブリュット 
カ・デル・ボスコ キュヴェ アンナマリア クレメンティ ロゼ2016
ピノ・ネーロ100%(平均樹齢35年)、残糖1g/L
エルブスコ村の3つの畑から収穫したぶどうは「グレープ・スパ」で洗浄、乾燥。カ・デル・ボスコ独自の手法であり、水の層で洗い流し、不純な要素を除去、結果的にSO2の添加量も減らせる。プレスの段階から徹底した酸化防止の作業を実施
ワインは創設者マウリツィオ・ザネッラ氏の母の名を冠したフラッグシップ、オレンジに近いピンク、赤系果実、フェノールの要素、奥行きと品格を備えたロゼ、トライできて最高!



“喜ばしい果実感”のフランチャコルタ
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トップクラスのフランチャコルタ、いずれも優れもの!
宮嶋講師が「喜ばしい果実感」と形容するフランチャコルタ



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渋谷TRUNK HOTELのエントランスに勢揃い


ウェブサイト
日本語選択で!


posted by fumiko at 23:45| Comment(0) | 来日したワイン生産者&関係者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする