2026年06月12日

【備忘録】北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより


上野・西洋美術館
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北斎展の入口


展覧会のチラシ裏面
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西洋美術館サイトより


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冨嶽三十景の絵が描かれた場所


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お目当ての『神奈川沖浪裏』


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裏から見た浪裏


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こちらは表面
展示された3点の浪裏分析


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ベロ藍(ペルシアンブルー)が効いた凱風快晴


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斬新なイメージの青富士



🖼️🖼️🖼️



上野文化会館vs西洋美術館
東京文化会館は前川國男さん、西洋美術館は前川さんの師ル・コルビュジエさんが設計した建物。師弟の作品が相対して存在している上野公園。このような場所は世界で唯一、ここだけ!

4月にNHKBS『日曜美術館』で放映していた「モダニズム建築家・前川國男の上野案内」で、前川さんと師匠ル・コルビュジエさんのことを知り、その人となり、自然への配慮に感動しました。入手していた『北斎 冨嶽三十六景』が6月14日までの開催ということもあり、閉幕直前の12日に行き、上野詣で! 
会場の西洋美術館と対面の東京文化会館の位置関係が確認できました。


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西洋美術館の正面から見ると東京文化会館はタイルの動線に繋がっていますね。東京文化会館を設計するにあたり、前川さんは、西洋美術館からの延長線上に建物を配するように心がけたとのこと。納得です🙆‍♀️

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東京文化会館は今年の5月から大規模改修に入ったので2028年10月まで休館
同館サイトにある松隈 洋氏の寄稿文に、生前、前川先生が語っていた「私は、この建物は少なくともあと100年はもたして欲しいと思うんで、メンテナンスはその時々の方法を考えてやっていく必要があると思うんです」とのお言葉が載っています。
今、まさに、後進の優秀な建築家の皆さんが、先生の意志を継いで、メンテナンスをなさっていると信じています。

<ひとりごと>
昨今、都会から緑がどんどん喪失し、味気ない風情になっています。
東京のド真ん中『日比谷公園』からは大噴水も撤去され、癒しの空間が消えてしまいました。緑豊かな和風庭園が魅力だった『東京 芝 とうふ屋うかい』も3月に閉店、跡地には高層ビル建設のうわさが・・・。こんな事態を覆せない世の中が、ホント口惜しくてなりません。
ゆえに、前川國男先生のような人徳ある方のお言葉、教えが、直に、こころに響いてきます。

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余談ながら・・・
アフガニスタンで亡くなった福岡県出身の中村哲さんの凛とした行動も印象的でした。
同県出身の老害政治家とは、“品格”、違い過ぎ😡
今の日本には大虚言癖や経歴詐称をしても平然としている政治家が蔓延し過ぎ、早くこれらを大一掃して、まともな世の中にしないと!!


posted by fumiko at 23:23| Comment(0) | お気に入りシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年06月09日

シャンパーニュ講座春季第2回は“食探求”を取り入れたスペシャルバージョン by ラリエ


シャンパーニュ講座初の食体験
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アイ村が拠点のラリエ


1906年創業のラリエ
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データ:カンパリジャパン

ルネ・ラリエの項にあるように、ラリエの初代ルネ・ラリエとドゥ―ツの創業者ウイリアム・ドゥ―ツの孫娘との結婚で両家は繋がります。3代目ルネ・ジェームズ・ラリエはアイ村の希少な区画にシャルドネを植樹、ピノの聖地でブラン・ド・ブランを手掛けますが、この発想は実にユニーク!  2004年ジェームズ・ラリエからメゾンを取得したフランシス・トリボーはエノロジストとしての才能を発揮し、区画やテロワールを生かしたブルゴーニュ的な醸造・熟成を推進。メゾンの顔「Rシリーズ」と「ウヴラージュ」を誕生させます。2012年オジェに近代的なワイナリーと醸造所を建設したことで、ラリエの拠点はアイ村とオジェ村の2カ所になります。2021年シャンパーニュ業界で活躍してきたドミニク・ドゥマルヴィルがメゾンに参画、シェフ・ド・カーヴとジェネラルマネージャーに就任。ピノ・ノワールとシャルドネに特化してきたメゾンが、ドミニクさんが好むムニエを導入したことで、新たな境地を開拓している印象

5月はラリエにフォーカスして、
第3週と第4週で異なる食探求をしました!
長文になりますが、ご笑覧くださると嬉しいです。


o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


<第3週/5月20日>
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和食と合わせて
美濃吉さんの「京の味わい」

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第3週講座.jpeg


第1フライトはロゼ
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#1:ラリエ R.021 ロゼ
品種:PN53%、CH41%、M6% うち7%ブジーの赤ワイン
ベースヴィンテージ:2021年/70%
リザーヴワイン:2020年/30%(収穫年により変動あり)
デゴルジュマン:2024年10月
ドザージュ:7g/L
参考価格:13,200円(税込)

ネーミングにある「R」はリフレクション。ラリエ・ロゼはラリエ独自のボトル形状と新しいブランドのビジュアル・アイデンティティとしてリフレクションシリーズに仲間入りしました。ムニエ好きの醸造責任者ドミニクさんによって、ワインに力強い果実味と繊細な丸みがもたらされた印象です。2021年ヴィンテージを意味する021、困難さを伴う収穫年でありつつも最終的には高品質かつ量的には限られたぶどうだけを使ってバランスの良いシャンパーニュに仕上げています。

#2:ドゥーツ ブリュット・ロゼ
品種:PN75%、CH23%、M2% うち5%赤ワイン
ベースヴィンテージ:2021年
リザーヴワイン:2020年/5%
ドザージュ:6.5g/L
小売価格:16,500円(税込)
輸入元:フォーシスアンドカンパニー ヴィノラム事業部

1838年創業のドゥーツ。旧西ドイツの首都ボンの真西、フランス国境に位置するアーヘンからやってきたふたりのドイツ人ウイリアム・ドゥ―ツとピエール・ュベール・ゲルデルマンがピノ・ノワールの聖地アイ村でシャンパーニュ造りに着手。両名ともシャンパーニュ地方の娘と結婚。第2次世界大戦直後、ゲルデルマンの血筋が途絶え、ドゥ―ツ家だけが残る。ウイリアム・ドゥ―ツの孫娘がルネ・ラリエに嫁ぎ、姻戚関係が成立。1993年ルイ・ロデレール傘下となる。ドゥ―ツの品質向上に尽力したのがファブリス・ロスCEOで2022年退任。後任はモエ・エ・シャンドンの元CCOマーク・ホーリンガー、醸造責任者にはカトリーヌ・ラトリーヴ女史が就任


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2メゾンとも赤ワインのブレンドタイプ
第3週の講座生に「好みのロゼ」を聞いたところ、
左のラリエ10名、右のドゥ―ツ3名の割合

ラリエ・ロゼは力強さを感じさせる赤銅色、アロマ芳醇、果実味豊かで赤系果実や柑橘系果実の要素、ドライローズ、時間経過でブリオッシュやヘーゼルナッツ、甘いスパイス、軽いビター感、フレッシュさと豊潤さを伴う余韻、チャーミングなロゼ
ドゥ―ツはサーモンピンク色、ラリエと比べるとスレンダー、ロぜでも白い花のイメージ、ミネラル、柑橘果実の内果皮、繊細、エレガント


第2フライトはブラン・ド・ブラン
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#3:ラリエ ブラン・ド・ブラン ブリュット
品種:CH100%
区画:主にグラン・クリュのアヴィズ、クラマン、オジェ
デゴルジュマン:2023年8月
ドザ-ジュ:8g/L 
参考価格:14,300円(税込)
淡いイエロー、シトラス、アカシア、フレッシュバター、ヘーゼルナッツ、白胡椒、白亜質土壌に由来するミネラル感。利き酒用に持参した「リーデルのドンペリグラス」を使うと、まろやかでソフト、酸のインパクトも穏やかでまるみを帯び、バランス良好

#4:ラリエ ロリドン グラン・クリュ エクストラ・ブリュット
品種:CH100%
グラン・クリュ、アイの単一区画
デゴルジュマン:2022年7月
ドザ-ジュ:4g/L
参考価格:29,700円(税込)
気泡はワインに溶け込み口中スムース、フェノール、#3と比べると味わいに凝縮感と力強さがあり、バター風味、柑橘系果実の甘露煮。#4も「ドンペリグラス」で味わうほうが、ぶどう本来の熟度、酸味、旨味が理解できて好印象。アイ村のシャルドネの存在感



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土壌を感じる2アイテム


第3フライトはブレンドタイプ
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#5:ラリエ R.021 
品種:PN49%、CH44%、M7% 
主に2021年収穫のぶどうを使用
ベースヴィンテージ:2021年/70%
リザーヴワイン:2020年/30%
デゴルジュマン:2024年11月
ドザージュ:7g/L
参考価格:9,680円(税込)
021はドミニクさんが醸造責任者として「収穫から瓶詰めまで」を手掛けた最初のRシリーズ。柑橘系果実、木の実、ブリオッシュ、塩味、軽いビター感、はちみつ。キレ感あるシャルドネと骨格あるピノ・ノワールに果実味豊かなムニエが仲介

#6:ラリエ グラン・クリュ ミレジム2014
品種:PN73%、CH27%
グラン・クリュ(ヴェルズネイ、アイ、アンボネイ / アヴィズ、クラマン、オジェ)
デゴルジュマン:2023年7月
ドザージュ:8g/L
参考価格:16,500円(税込)
ゴールドの色調、熟れた果実、スパイス、白カビチーズ、塩味、旨味、凝縮感、丁寧な造りを感じさせる上質なアイテム

#7:ラリエ ウヴラージュ グラン・クリュ エクストラ・ブリュット 
品種:PN65%、CH35% 
グラン・クリュのアイとオジェのぶどう
デゴルジュマン:2023年11月
ドザージュ:4g/L
参考価格:35,200(税込)
他のアイテムと異なり、#7は“コルク”熟成、アロマ芳醇&複雑味、ミネラル、ピュアな酸味、熟成したニュアンスとフレッシュさのコンビネーション


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深い色調の2014年ヴィンテージ(中央)


【マリア―ジュの感想】
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冒頭、短冊切りしたレモンを齧って7アイテムと相性確認
酸とのバランス良好


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美濃吉弁当は色合い、味付け(出汁の旨味)、レモン等のブリッジ食材を生かした内容で、シャンパーニュにうまく寄り添っていました。
桜海老ご飯は海老の香ばしさとご飯の旨味が講座生に受けていたので安堵。ロゼは色で合わせるマリアージュの典型、ラリエのロゼはアイ村のピノの果実感がしっかり伝わってくるので、特にロゼと好印象、多くの講座生に支持されていました。旨味を感じるご飯は ブラン・ド・ブランのロリドン、ブレンドタイプのR.021や2014VTとの組み合わせに納得。だし巻きや高野豆腐はブラン・ド・ブランやブレンドタイプと合わせてバランス良好。天然鯛のから揚げはブラン・ド・ブランのロリドンやブレンドタイプの2014VT、長熟タイプのアイテムとの相性◎
相性チェックの為に、一覧表を作成して皆さんに配布。私の表を見ると、どの食材にもチェックが入っていたのが2014年VTでした。第3週のベストフードフレンドリーアイテムと言えます。思うに・・・ドザージュ8gが和食と合わせた時に絶妙なバランス感だったかも(青木的考察)


o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
   

<第4週/5月27日>
ゆりデリ 中華.jpeg
中華風デリと合わせて

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第4週のお弁当担当は、NHKの単発講座「ワインで巡る世界ツアー」でも協力してくれた料理研究家の笹島ゆりさん。意見交換を重ね、6品に決めました。大変お世話になりました、ありがとうございました!


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フルボトル 供出順.jpeg
供出順は上の画像の通り
※第1フライトと第3フライトの供出順は<第3週>と違います

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左から右の順
左から2番目はブジー産PNを7%ブレンドしてあるラリエ・ロゼ
左から5番目は2014VT、深みのある色調


第1フライトはロゼ
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#1:ドゥーツ ブリュット・ロゼ
品種:PN75%、CH23%、M2% うち5%赤ワイン
ベースヴィンテージ:2021年
リザーヴワイン:2020年/5%
ドザージュ:6.5g/L
参考上代:16,500円(税込)
輸入元:フォーシスアンドカンパニー ヴィノラム事業部

#2:ラリエ R.021 ロゼ
品種:PN53%、CH41%、M6% うち7%ブジーの赤ワイン
ベースヴィンテージ:2021年/70%
リザーヴワイン:2020年/30%(収穫年によって変わります)
デゴルジュマン:2024年10月
ドザージュ:7g/L

第4週の講座生の好みもドゥ―ツ3vsラリエ10。PNの奥行きや深みを感じさせるラリエ、エレガントながら全体に線が細いドゥーツ。2019年にアヤラを訪問、その時の醸造責任者はキャロリーヌ・ラトリーヴ女史でした。3年後の2022年、アヤラからドゥーツに移籍とのニュースが届きびっくり。現在のドゥ―ツの味わいがラトリーヴ女史スタイルなのか、長年ドゥ―ツを試飲してきた身としては何かが変わった印象🤔


第2フライトはブラン・ド・ブラン
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第2フライトの供出順は<第3週>と同じ

#3:ラリエ ブラン・ド・ブラン ブリュット
品種:CH100%
デゴルジュマン:2023年8月
ドザ-ジュ:8g/L 

#4:ラリエ ロリドン グラン・クリュ エクストラ・ブリュット
品種:CH100%
デゴルジュマン:2022年7月
ドザ-ジュ:4g/L


第3フライトはブレンドタイプ
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メゾンの顔を真ん中にした並び順でサービス

#5:ラリエ グラン・クリュ ミレジム2014
品種:PN73%、CH27%
デゴルジュマン:2023年7月
ドザージュ:8g/L

#6:ラリエ R.021 
品種:PN49%、CH44%、M7% 
ベースヴィンテージ:2021年/70%
リザーヴワイン:2020年/30%
デゴルジュマン:2024年11月
ドザージュ:7g/L

#7:ラリエ ウヴラージュ グラン・クリュ エクストラ・ブリュット 
品種:PN65%、CH35% 
デゴルジュマン:2023年11月
ドザージュ:4g/L


【マリア―ジュの感想】
第4週もレモン齧りからスタート、シャンパーニュのサービス順は第3週と若干変えました。
桜海老とたけのこの卵焼きは2種のロゼ、ブラン・ド・ブラン。山椒を少し利かせたレンコンは歯ごたえがあり、卵焼き同様、ラリエのロゼとブラン・ド・ブランと好印象。アーモンド風味のブロッコリーはラリエ・ロゼ、ブラン・ド・ブランのロリドン、ブレンドタイプのR.021が◎、ウヴラージュだと酸味が強調され、シャンパーニュの方が料理より格上であることを実感。紹興酒を使ったおにぎりは当然ながらウヴラージュに軍配! SUBUTAは“餡のとろみと黒酢”があれば全アイテムに寄り添ったはず


o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



The World’s Most Admired CHAMPGNE Brands 2026 
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Drinks Internationalが毎年発表しているランキング
フォーカスしたラリエは26位
対抗馬として選んだドゥ―ツは21位
※黄色のマーカーを付けた所



4つの根幹
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データ:カンパリジャパン
ラリエの要はピュア、フレッシュ、凝縮感、深み



グラン・クリュのアイ村とオジェ村
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データ:カンパリジャパン
前述したように、ラリエの拠点は2カ所


地球愛護
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データ:カンパリジャパン
気候変動を憂慮し、環境への配慮に注力



o○.。o○.。o○ .。o○.。o○


今回はラリエの輸入元カンパリジャパン様に多大なるサポートをしていただきました、ありがとうございました。シャンパーニュ講座を代表して、こころから御礼申し上げます。数多くのメゾンのアイテムをテイスティングしている講座生ですが、ラリエのフルラインナップは初めてだったと思います。再度の感謝に併せて、御社のますますのご発展を願っております!


イメージ画像 グラスの泡Copy.png

【製品に関するお問い合わせ先】
カンパリジャパン・カスタマーセンター
TEL:03-6455-5810
FAX:03-6631-0760
営業時間:月~金(9:00~18:00) 

2026年06月03日

【備忘録】長崎散策 ~世界遺産 グラバー邸、NO WAR 平和公園~

壱岐空港から長崎空港に到着後、バスで市内に向かいました。
翌25日は路面電車をフル活用して長崎散策を満喫

世界遺産のグラバー邸
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グラバー園には9棟の建造物があり、旧グラバー邸は2015年世界遺産登録


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グラバー邸と大浦天主堂の建築を手掛けた方は同じなんですね
熊本県天草出身の棟梁・小山秀ノ進さん



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なが~いエスカレーター


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ドックハウスのテラスからの景観


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世界遺産・国宝の大浦天主堂
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日本最古の教会建築物というだけでなく、苦難を乗り越え、信仰の自由を獲得したキリシタンたちの歴史の上にある貴重な遺産


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1981年2月ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は長崎と広島
2019年にはフランシスコ教皇も同地を訪問しています。


📚

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大浦天主堂の坂を下ると正面に見える白い洋館は、歴史ある旧・香港上海銀行長崎支店の建物で、2014年、2階に『孫文・梅屋庄吉ミュージアム』が開設されました。梅屋庄吉さんは孫文の革命を資金面で応援していた方で、壱岐市観光大使小坂文乃さんの曾祖父にあたります。


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エントランスに、“朋、遠方より来たる、亦楽しからずや”
炎天下を歩いてきて😮‍💨
入口で、この名文を見たら、疲れが吹っ飛びました。
論語、奥が深いなぁ


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徳、知、体に秀でた72賢人
あやかりたい、マジ😉



NO WAR
今年は期せずして、3月に広島、5月に長崎を訪ねるチャンスあり
広島の原爆記念ドーム跡には海外から多くの観光客が来ていました。
ガイドさんの説明を熱心に聞いている姿も印象的でした。

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photo by Fumiko / 2026年3月30日


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長崎では爆心地の松山町を経由して平和公園へ



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平和の泉に着いのは16時過ぎでしたが、もろ、人払い状態



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石碑のメッセージを“誰もいない空間“で受け取りました。
その3分後
なんと、修学旅行生の一団が続々と現れ・・・



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祈念像でも人払い

路面電車のおかげで、広範囲の移動がとても楽でした。
広島でも長崎でも大いに助けられました。
ありがとうございました!


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夜景見学の前に早めのデイナー
ラオリーの東京日本橋本店には1度行きましたが、新地中華街の本店は広い


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18日から稲佐山展望台の駐車ゲートが工事で使えず
鍋冠山からの夜景に変更、隠れた穴場かも


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長崎湾に立ち並ぶ三菱長崎造船所の施設
昨年からイージス艦建造中😒


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長崎散策無事終了


🍷🍷🍷


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26日は長崎から小倉に出て、北九州のラベンダーファーム視察
2020年創業、メルシャンの指導を受けながら急成長
メルロやシャルドネの他に、直近ではアルバリーニョに着手
ワイナリーのリポートは後日改めて!



🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️



【ひとりごと】
長崎旅行の直前、本棚にあった2016年5月24日付の朝日新聞が目に留まり・・・
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この新聞が発行されたちょうど10年後に“長崎”行きとは
自分でもびっくり


NO WAR 改憲反対
当時の朝日新聞には“理性”がありました。
現政権下における同社は、“真実”を伝えない政府の御用機関😡

posted by fumiko at 22:02| Comment(0) | 世界遺産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年06月01日

【備忘録】神が宿る島 ~九州・長崎の“壱岐”で息抜き~


壱岐市観光大使と壱岐巡り
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小学唱歌を思い出すワンシーン
~頭を雲の上に出し・・・~

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壱岐市役所観光課手作りのお迎えボード


5月のfumiの日&24日は1年前のお約束を実行!
壱岐市の観光大使を務める朋友小坂文乃さん&よっしーご夫妻と“神様の住む島”巡り

早朝のフライトで福岡に向けて出発
機内から富士山の絶景チェック😉

福岡空港から博多港に移動し、
壱岐・芦辺港までジェットフォイル(高速フェリー)で65分

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出典:壱岐市地域振興部観光課発行冊子

息抜き後は、壱岐空港から長崎空港に出て長崎へ
最終日26日は九州新幹線で北九州のワイナリー視察、この日はお仕事😊


🐮


<1日目>
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待望の壱岐島到着、まずは腹ごしらえ
壱岐牛は日比谷・松本楼で何回か食していますが、現地では初めて!


⛩️⛩️⛩️


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出典:壱岐市地域振興部観光課発行冊子


島北部にある神社を巡る“風の路”
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最初の訪問は男嶽神社


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猿の石像が約300体
それぞれに表情豊か🐵

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壱岐島を見渡せる展望台
私は御朱印をいただきました!


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月讀神社

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全国に点在する月讀神社の総本山


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名前通りの“猿岩”


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壱岐には長崎県全体の6割にあたる280基の古墳があり、
そのうち200基以上が今から1400年前にかけて築造されているそうです。


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海蝕で開いた110ⅿの大穴は“鬼の足跡”と呼ばれる遺跡
海の色はグリーン
空気も澄んで心身浄化できました!


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雰囲気あるたたずまい
魚に合うビールが人気のアイランドブルワリー



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海の幸の宝庫
夕食は平山旅館の平山周太郎料理長が釣ってきたばかりの新鮮な魚介を堪能

サプライズ、まぐろの心臓を初めて試食
胡麻油で食べるのが定番のようです。
内臓系なのでレバー似ですが、コリコリ感があり、壱岐ならではの体験、感激
ペアリング・・・オレンジワインがあれば絶対に合ったはず、これはトライしたかった!!!


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旬のあわび
よっしーが注文した壱岐焼酎3種の利き比べ
撮影用にお借りしてワンショット


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壱岐のお泊りは平山旅館から徒歩3分ほどの距離にある壱岐リトリート 海里村上
完璧な癒し空間


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大浴場の露天風呂、最高


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湯本湾を独り占め
オーシャンビューと客室露天風呂でパワー充電


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レストランには様々な壱岐焼酎


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朝食で初体験、壱州豆腐
黒鮑の天ぷら、釜炊きご飯、美味

快適なおもてなし、ありがとうございました!


<2日目>
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壱岐には7つの蔵元があり、我々は1900年創業の壱岐の華酒造を訪問
長田浩義社長のわかりやすい説明に全員納得

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3フライトで、容器違い、酵母違いの利き酒をさせていただき、
今だけ、ここだけのアイテムを注文
6月のシャンパーニュ講座で皆さんと検証します!


壱岐市立一支国(いきこく)博物館
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島内に点在する遺跡や古墳から出土した貴重な資料約2000点を展示
ユニークな弥生人フィギュア


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博物館のエントランスには梅屋トクさんの胸像
梅屋庄吉さんの妻トクさんは壱岐市観光大使小坂文乃さんの曾祖母
ちなみに、庄吉さんは長崎、トクさんは壱岐出身


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原の辻遺跡は弥生時代に形成された大規模な多重環濠集落


ランチ後、文乃さんとよっしーご夫妻とさよなら🫂
一期一会のひとときをありがとうございました!

長崎行きのフライト時間まで、ひとり壱岐探訪


諸津観音白歯雪公園
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原石を掘って完成させた高さ約9ⅿの観音菩薩像


龍蛇神社
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出雲神社とゆかりがある龍蛇神


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龍蛇浜はウロコ状の薄い石が連なる独特の景観


小島神社
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内海湾に浮かぶ島と鳥居
壱岐のモン・サン=ミシェル


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干潮時に訪問したかったパワースポット


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原の辻を訪れる古代船が往来した玄関口


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壱岐の景勝地“左京鼻”は約1㎞続く断崖絶壁
玄武岩なんですね


全長約600mの筒城浜海水浴場
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“壱岐随一の美しさを誇る天然の白砂ビーチ”と形容されている通り、マジ、綺麗!


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壱岐から長崎までのフライト時間は約30分
晴天に恵まれた良き旅になりました。


追記
文乃さんからのサプライズプレゼント『壱岐島の旅』スペシャルアルバム
記念になります、thanks!!
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🌊🌊🌊


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壱岐の蔵酒造のオリジナルジンは、
壱岐産農産物の「食品ロス削減」の取り組みから誕生したアイテム
壱岐焼酎をベースにいちご、柚子、橙、木の実、アスパラ等、
島で未利用だった規定外農作物を活用
ブルーボトルとパッケージは壱岐の海をイメージさせますね

【インフォメーション】
日比谷・松本楼の壱岐フェア
 ~6/30まで開催

壱岐市役所の皆さま、ありがとうございました🙇
たくさんの感謝を込めて!

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2026年05月24日

The Legacy of the Paris Tasting ~パリスの審判から未来に続く道しるべ~

America250 
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画像:カリフォルニアアワイン協会(CWI)


Judgement of Paris
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今年は米国建国250周年かつ世界中のワイン関係者を驚愕させた『パリスの審判』から50年という節目になります。


イレイン・チューカン・ブラウン講師
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アラスカ生まれのブラウンさんは多くの受賞歴を有する著述家、講演者、教育者。ワインサイト『JancisRobinson.com』の米国担当主幹編集者や英国『Decanter』誌のコラムニストを務め、『ワイン・アンド・スピリッツ』誌にも寄稿していました。直近では「バトナ―ジュ・フォーラム」の常任理事として活躍。先住民イヌイットであることに誇りを持ち、セミナーでは先祖への感謝を述べていました。


カリフォルニアワイン協会(California Wine Institute/略称:CWI)主催のAliveテイスティングで併催されるのが特別セミナーです。
今年は米国を代表するワインライター兼教育者イレイン・チューカン・ブラウン氏が①「The Legacy of the Paris Tasting ~パリスの審判から未来に続く道標~」、②「The Story of California Chardonnay カリフォルニア シャルドネの物語」と題する2つのセミナーを担当。定員100名の会場はともに満席、私は①に参加しました。セミナーはブログでリポートしますが、カリフォルニアワイン協会のYouTubeチャンネルでセミナーは視聴可能です ⇒ https://www.youtube.com/@calwinesjp



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プロローグ
~1976年5月24日は、たまたまパリにいた。1週間前、NYの編集者に、パリでばかばかしい試飲会がある旨は伝えてある。超一流どころのフランスワインが、名もないぽっと出のカリフォルニア物と対決する趣向らしい。フランス勢が勝つのは目に見えているので、話題にならないだろうが、カリフォルニアで生まれ育った私は、昔からワインに興味があり、スイス、ドイツ、ベルギー、フランスで、学校に通ったり働きながら、ヨーロッパのワインをいろいろ勉強した。フランス対カリフォルニアの試飲会は、取材することになったものの、誌面を飾る確率はかなり低いと思われた。試飲会場はインターコンチネンタルホテルだ。シャンゼリゼ通り近くにオフィスを構えるタイム誌パリ支局からそれほど遠くない~ 
出典:『Judgement of Paris by George M. Taber』/『パリスの審判(日経BP社刊』


スティーヴン・スパリュアさんを偲びつつ
上記は、『パリスの審判』の著者ジョージ・M・テイバーさんの、1976年5月24日の“取るに足りない試飲会”についての一文ですが、これこそ、カリフォルニアワインの実力を世界に知らしめ、永遠に語り継がれている出来事なのです。
フランス勢の圧勝が確実視されていただけに、取材に行ったジャーナリストはタイム誌のテイバーさんのみ。試飲会の仕掛け人は当時パリでワインショップ『カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ』を経営していたスティーヴン・スパリュアさんですが、彼のショップのパートナーだったアメリカ人のパトリシア・ギャラガーさんがテイバーさんと知り合いだったのでお誘いがあったようです。

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1976年当時を語るスパリュアさん/2016年9月来日時
2021年3月逝去 享年78歳

『カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ』はフランスの銘醸ワインを数多く揃えていました。当時パリには英語で対応できるショップが他になかった為、来店するカリフォルニアのワイン生産者たちから、「自分たちのワインを評価して欲しい」と頼まれることが多かったそうです。そのような経験を通して、スパリュアさんはカリフォルニアで質の高いワインが造られていることを実感します。

ショップのパートナー役パトリシア・ギャラガーさんが、1975年9月バカンスでカリフォルニアに行き、その時に様々な生産者を訪問します。パトリシアさんから「来年(1976年)はアメリカ建国200周年なので、それをテーマにした試飲会を企画するのはどうか」との提案を受けたスパリュアさんは、1976年4月、妻とともにカリフォルニアに出向き、最終的にCSとCH各6本のワインを選択します。

パリでのテイスターは9名、いずれも著名人ばかりでしたが、カリフォルニアワインを飲んだことのある人はひとりくらいしかいなかったとのこと。テイスティング開催の2週間前に、公平にカリフォルアワインを試飲してもらうため、店にあるワインのなかからボルドーとブルゴーニュのトップクラスのワインを選択。テイスターには事前に「カリフォルニアワインを試飲していただきます」と話していたので、テイスティング当日に「今日はルールを変えて、ブラインドでフランスワインとカリフォルニアワインを試飲していただきます」と提案。全員から「問題なし」との返答があったので、5月24日午後、アメリカ建国200周年を記念して、白と赤10種類ずつのテイスティングが行われました。


出典:『Judgement of Paris by George M. Taber』/『パリスの審判(日経BP社刊』

スパリュアさんは、ブラインドで無名なワインが上位に入れば、高い品質のワインが造れられていることが証明できると考えていたそうですが、結果は全く予想していなかった事態に! 白も赤もカルフォルニア産が1位を独占し、ワイン界を仰天させます。ワインの世界を激変させたこの出来事は、長く語りつがれています。

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The Legacy of the Paris Tasting 
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ブラウン女史は『パリスの審判』をテーマに、
1970年代のアメリカ事情について解説。
未来に向けたワイン造りの提言も行いました。


カリフォルニアにおける食とライフスタイルの変化
飛行機での渡航が楽になり、他国の食生活の見聞が深まると、カリフォルニアでも食やライフスタイルに変化が出てきました。パリで生活していたアメリカ人のアリス・ウォーターさんが1970年代にカリフォニアのバークレーでレストランを開いた時、彼女は近隣の農家の協力を得て「Farm to Table(農場から食卓へ)」という考え方を実践。入手しにくかった旬の食材や地元の食材を使い、ワインもロバート・モンダヴィとジョセフ・フェルプスの2ワイナリーを扱うという徹底した地産地消でした。それまで「ワインはフランス産」と思っていた人たちにはカルチャーショックでしたが、1970年代のフランスとカリフォルニアの食に対する考え方がリンクしてパリスの審判に繋がったと思います。


パリスの審判は「品種名ワイン」に目を向けるチャンスを与えてくれました。フランスワインは<産地名=ワイン名>なので、産地を理解していないと、使われている品種がわかりません。一方、カリフォルニアワインは<品種名=ワイン名>なので、ワイン入門者にもなじみやすく、理解しやすいのが利点。そして、もう一点は、伝統的なワイン産地でなくても、秀逸なワインを生み出す能力があることを証明したこと。ブラウンさんはテイスティングで①『パリスの審判』で高評価されたワイン ②高貴品種以外のワイン ③新しい産地や個性ある造り手のワイン。これらを踏まえながら、未来に向けたワインの可能性について言及しました。

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サービスされた10アイテム 左から右の順

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奥左から右へ/ 手前左から右へ


テイスティング①
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品種はアルバリーニョ

ポルトガルやスペインを代表する品種。シストと石灰岩から成る土壌。塩味のニュアンス。テクスチュアなめらか。カリフォルニアでアルバリーニョが商業的に造られるようになったのは21世紀になってから。雨の多い風土に適応しやすいアルバリーニョは日本でも多くの栽培家が注目しており期待度大


テイスティング②
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品種はソーヴィニヨン・ブラン

甘口タイプのソーヴィニヨン・ブランが主流だったカリフォルニアで、食に合う辛口スタイルのソーヴィニヨン・ブラン(フュメ・ブラン呼称)を造り成功したのがイタリア系移民のロバート・モンダヴィ、醸造には樽を使用。②のワインの生産者はコロンビアの出身者で、古樽を使用。ピュアで存在感ある酸、フレッシュさのなかに柔らかさを感じるワイン 


テイスティング③
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品種はシャルドネ

パリスの審判で赤ワイン&白ワインとも10位以内にランキングした唯一のワイナリー。果実の厚み&凝縮感、白胡椒、シルキーでクリーミー、中盤以降、心地良い酸味とAlc由来の甘さのニュアンス



パリスの審判で6位だったフリーマーク・アベイ
首位に輝いたシャトー・モンテレーナ
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テイスティング④
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品種はシャルドネ

マロラックティック発酵(MLF)についての知識が十分に深まっていなかった1970年代にあって、当初から酸味を生かした一貫した造りをしているシャトー・モンテレーナ。果実の内果皮似の軽いビター感、抑制の利いたタイトで凛としたスタイル


テイスティング⑤
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品種はピノ・ノワール

標高430ⅿ、海から4㎞、、ぶどうは十分な日照量に恵まれ完熟。自根栽培のピノがフィロキセラ禍で絶滅し、2019年が最後のヴィンテージになりました。加えて、創業者ディヴィッド・ハーシュ氏の娘ジャスミンさんがワインメーカーとして初めて差配を振るったのも2019年ヴィンテージ。ダブルの意味で価値ある特別なワイン。自根に感じる“まるみ”、凝縮感、純度の高さを感じさせるワイン



テイスティング⑥
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品種はバルべーラ、未輸入

パリスの審判は多様な品種へのアプローチを可能にしました。フレッシュで軽やか、なめらかなタンニン、心地良い酸味、全房によるハーブ的なニュアンスもあり、フードフレンドリーなワインスタイル



テイスティング⑦
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品種はグルナッシュ、未輸入

アメリカ初のネイティブアメリカンのルーツを持つ醸造家タラ・ゴメスさん。ラベルには「Made/Produced by American Indians」とのロゴ。1880年代に伝わった品種グルナッシュの新たな見直し



テイスティング⑧

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品種はカベルネ・ソーヴィニヨン

標高470ⅿ、ナパ・ヴァレーの西側にあるマヤカマス山脈のマウント・ヴィーダーに位置し、カリフォルニア独自の“山カベ”の概念を確立したワイナリー。黒系果実、シダ、黒鉛、中盤から存在感ある酸味、緻密なタンニン。アラスカでの食習慣にボーンスープあり、「その出汁がイメージできる」と語っていたブラウン講師。独特なアロマは「骨のスープの香り」と表現すれば良いのかも😉



パリスの審判で7位だったマヤカマス
首位に輝いたスタッグス・リープ・ワイン・セラーズ S.L.V.
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テイスティング⑨
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品種はカベルネ・ソーヴィニヨン

赤ワインの部門で1位の栄冠に輝いたのはロバート・モンダィから薫陶を受けた異業種からの参入組ウォーレン・ウィニアスキーさん。初ヴィンテージの1973年が勝利! 赤系&黒系果実、ストラクチュア、バランス良好、2016年は講師お気に入りのヴィンテージ



テイスティング⑩
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品種はジンファンデル、未輸入

クロアチア原産の歴史を紡いだカリフォルニアを代表する品種、⓾は樹齢120年超の古樹、サステナビリティに熱心な生産者の手による豊潤でシルキー、スパイシー、溌溂感のある長い余韻のジンファンデル。昨今「ジンファンデルはスカンジナビアで人気」とブラウン講師



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カリフォルニアワインAliveテイスティング 2026
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パレスホテル東京と大阪ステーションホテルで行われたAliveテイスティング2026には、料飲店や小売店等を含むワイン業界関係者対象の昼の部には東京755名、大阪364名、一般消費者対象の夜の部には、東京と大阪で571名の参加があり、2会場の来場者数は1,690名で過去最高!


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シャトー・モンテレーナ

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カリフォルニアワインの偉大な先駆者ロバート・モンダヴィが興したワイナリー

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サントリーのシニアスペシャリスト柳原亮さん一押しのカルロ ロッシ
是非、価格と酒質のチェックを!

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シャンパーニュの名門テタンジェがカリフォルニアで手掛けるドメーヌ・カーネロス

出展数は東京55社762品、大阪32社511品
守備範囲の広さがカリフォルニアワインの魅力


【カリフォルニアワインに関するお問い合わせ先】
カリフォルニアワイン協会 jpmedia@wineinstitute.org

posted by fumiko at 23:55| Comment(0) | カリフォルニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする