2025年02月22日

新・ワインで巡る世界ツアー ~伊フェッラーリの実力をシャンパーニュとのブラインドで探る~ 

     5年振りの単発講座
     復帰第1弾はイタリアのフェッラーリにフォーカス
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      イタリア最高峰のスパークリングワイン『フェッラーリ』
      2021年からF1公式スポンサーとしてスポーツ界に貢献
      2024年にはプーリア州で開催されたG7の公式晩餐会に登場
      5年ぶりに再開した『ワインで巡る世界ツアー』では、
      フェッラーリの実力をシャンパーニュと比較試飲しながら深掘りしました。


 貴重な体験@鈴鹿サーキット
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フェッラーリのリネッリ社長と日欧商事のコーヘン社長に同行し鈴鹿へ!
 2023年9月パドッククラブで人生初のF1体験


             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。

 単発講座の5アイテム
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 第1フライトは大容量1500ml、第2フライトはロゼ対決


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 リーデルのリースリンググラスで供したフェッラーリ、壮観!


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 #1:ピエール・ペテルス キュヴェ・ド・レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC
 #2:ドゥラモット ブラン・ド・ブラン2014
 #3:フェッラーリ ペルレ・ミレジム2013


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 #1:ピエール・ペテルス キュヴェ・ド・レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC
 生産者:ピエール・ペテルス(NM)
 ぶどう品種:CH100%
 ベースヴィンテージ:2018年
 リザーヴワイン:45% / 1988年からのパーペチュアルワイン 約25ヴィンテージ
         保管容器はステンレスタンク、フードル、セメントタンク
         ル・メニル・シュル・オジェ、オジェ、クラマン、アヴィズのぶどう
 ドザージュ:6~7g/L
 デゴルジュマン:2023年5月10日
 価格:22,000円(税別)
 輸入元:WINE TO STYLE
 コート・デ・ブラン最高のグラン・クリュ、ル・メニル・シュール・オジェの老舗メゾン
 19世紀中旬、創業者ガスパール・ペテルスがぶどう栽培を開始したことが起源
 1946年にピエール・ペテルスに改名。2007年に6代目ロドルフ・ペテルス当主就任
 世界各国の生産者とのコラボにも熱心で、ブラピ&ローヌ地方のペランさんとともに、
 シャンパーニュ『フルール・ド・ミラヴァル・ロゼ』の醸造を手掛けています。
 ワンワードで表現するなら“ピュア”。気泡は繊細、アロマはフレッシュ、口中スムーズ、
 柑橘系果実や青リンゴ、アカシアやアーモンド。25の異なるVTのパーペチュアル効果、
 グラス内の温度変化でさまざまな要素が層になって広がる魅力、純粋かつ重厚な味わい

 #2:ドゥラモット ブラン・ド・ブラン2014
 生産者:ドゥラモット(NM)
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:6.5g/L
 価格:30,000円(税別)
 輸入元:ラックコーポレーション
 拠点はコート・デ・ブランのグラン・クリュのひとつ、ル・メニル・シュール・オジェ
 シャンパーニュ「サロン」の姉妹メゾンという位置付けで、ローラン・ペリエの傘下
 サロンは、単一品種、単一クリュ、単一収穫年のシャンパーニュのみを生産
 サロンを生産しない年のブドウは、ドゥラモットのキュヴェとして使用
 ワンワードなら“石灰”、3つのなかで最も色調が淡く、気泡細やか。白い花や洋梨、
 熟した果実、ブリオッシュ、ミネラル、塩味、酸の印象は穏やか

 #3:フェッラーリ ペルレ・ミレジム2013
 生産者:イタリア・フェッラーリ
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:5.3g/L
 デゴルジュマン:2019年
 価格:25,000円(税別)
 輸入元:日欧商事
 北イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州トレントにジュリオ・フェッラーリが
 興したワイナリー。欧州各地で栽培を学び、仏シャンパーニュ地方と故郷トレントの、
 気候や土壌の類似点に着目した彼は、シャンパーニュ製法(瓶内二次発酵)を修得して、
 シャルドネの苗木を持ち帰り、1902年に故郷で創業。
 イタリアで初めて瓶内二次発酵を成功させた立役者といえます。
 ワンワードは“果実味”。3つのなかで最も果実の存在感があり、完熟リンゴや杏、
 ブリオッシュやアーモンド、白胡椒、山のワイン由来の凜とした酸味、長い余韻は好印象

             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


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 若干オレンジの色調のフェッラーリ・ロゼ

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  #4:フェッラーリ ペルレ・ロゼ・リゼルヴァ2012
  生産者:イタリア・フェッラーリ
  ぶどう品種:ピノ・ネロ80%、CH20%
  ドザージュ:4g/L
  デゴルジュマン:2018年
  価格:12,000円(税別)
  輸入元:日欧商事
  醸造責任者のシリル・ブランさんは元シャルル・エドシック、その前はヴーヴ・クリコで、
  ロゼの素晴らしさを知らしめた達人。それだけにフェッラーリの今後が楽しみ過ぎ[わーい(嬉しい顔)]
  ペルレ同様、フレッシュ感と熟成感、赤い果実の要素があり、飲み飽きない旨さあり

  #5:ドゥ・ヴノージュ グラン・ヴァン・デ・プランス・ロゼ2015
  生産者:ドゥ・ヴノージュ(NM) / 生産本数5,522本
  ぶどう品種:PN100%
  ドザージュ:6g/L
  価格:26,500円(税別)
  輸入元:ヴィレッジ・セラーズ
  色調はサーモンピンク、上品なアロマ、ピンクペッパー、ミネラル、余韻の甘味

  26名中、フェッラーリを当てたのは2名
  ひとりはイタリアワイン好きでシャンパーニュを飲む機会はほとんどないとのこと
  もうひとりは、第1フライトでもフェッラーリを当てていました。
  「第1フライトの3番と第2フライトの1番の香りに共通点があり、
  果実感と心地良い熟成感があった」とコメント
  「美味だったほうがシャンパーニュだと思った」と答えた受講生が結構いたので、
  フェッラーリの実力を理解していただく良い機会になったと確信しています。
  価格も2倍の差があるので、コスパの良さも証明できました!

  シリル・ブランさんに、今回の比較テイスティングを伝え、現況を伺いました。
  フェッラーリで2回(シャンパーニュでは25回)目の収穫を終え、類似点に関しては、
  製法やブレンド技術。相違点はトレントは、畑が300~700mに位置しているので、
  多くが標高の高さに関連し、風の強さや湖から受ける影響の違いを指摘していました。
  最高品質のスパークリングは最高のシャンパーニュと名誉ある競争をすることが可能、
  どちらが好みかは個人的な問題に過ぎない。
  高いレベルを維持するために切磋琢磨することはとても良いとの記述がありました。
  シリルさんはチームメンバーとともに、多くのシャンパーニュのみならず、英国、
  米国、豪州・タスマニア、自国産を日々ブラインドテイスティングなさっているとのこと

  
             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 料理研究家笹島ゆりさん考案デリ メニューは拡大してご覧ください
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 フィリップ・ミル シェフお薦めの「ブラン・ド・ブランと桃屋のごはんですよ」の実体験
 ごはんですよのおにぎりは、第1フライトの3アイテムと良く合っていましたが、
 なかでも#2と相性良好
 第2フライトのロゼとつくねは、色調&味ともにバランスの取れた組み合わせ
 特に#4とは渾然一体感がありました。
 #5には「オムレツ、中国茶蒸し、ビーツのサラダが合う」とゆりさん
 アンチョビわかめ、わかめご飯は、ヨードやミネラル効果があり、どのアイテムにも相乗
 ゆりさん、素敵なメニュー、ありがとうございました!

          [NEW]次回予告 2月27日(木)9時30分から受付開始
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         4月は米国が誇るシュラムスバーグに焦点を当てます。
         大いにご期待くださいませ!

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2025年02月13日

“畑に敬意を払う”を哲学に邁進するナパ・ヴァレーのスポッツウッド・エステート ヴィンヤード&ワイナリー

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画像提供:カリフォルニアワイン協会


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      5年ぶりに来日したノヴァックCEO


                  🍀🍀🍀

      ベス・ウェーバー・ノヴァックCEO来日40周年記念マスタークラス
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    1982年のファースト・ヴィンテージから40回目のヴィンテージとなる
    2021年のリリースを記念した40周年記念マスタークラスで、
    小冊子「Looking Back」を頂戴しました。
    マスタークラスのリポートはワイン王国webで!

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    南カリフォルニアからナパのセント・ヘレナに転居してきたノヴァック家
    1982年の記録が綴られた回顧録

    医者をしていた父ジャック・ノヴァックさん
    ガーデニングが得意な母メアリー・ウェーバー・ノヴァックさん
    右端で猫を抱いているのがベスさん、兄弟は5人


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 笑顔あふれる若かりし頃のご両親
 ワイナリーの初代CEOとして活躍していた頃のメアリーさん


                 🍀🍀🍀


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  (左)ソーヴィニヨン・ブラン2021&同2013


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  ベスさんがベストマリアージュとして挙げていたのが、
 金糸瓜と蟹のとろみスープとソーヴィニヨン・ブラン



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   リンデンハーストカベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー2021


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       40回目の記念ヴィンテージ
       ファミリー・エステー・グロウン カベルネ・ソーヴィニヨン2021
       秘めたるパワーとエレガンス、ベスさんの人となりを反映したワイン


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 左から供出順に
 リンデンハーストカベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー2021
 ファミリー・エステー・グロウン カベルネ・ソーヴィニヨン2021
 同2016、同2006、同1996
 前菜三種(つぶ貝の冷菜、蒸し鶏ごまだれソース、くらげの和え物)と合わせて

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 ベスさんが手にしているのが40回目の記念のヴィンテージです。




                🍀🍀🍀


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  1985年から有機栽培を実践しており、ナパのワイナリーでは先駆者
  1992年に取得したCCOF、ビオディナミ農法Demeter、Napa Green、B-Corp
  1% for the Planet等、環境に優しい組織から多くの認証を受けています。


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 スポッツウッドのボトル裏面に記載されている認証

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        最も新しい認証はパタゴニアが管理するROC
        Regenerative Organic Certified/環境再生の農業認証になります。
        環境と地域社会への配慮を常に考えて前進するリーダー
        それがベス・ウェーバー・ノヴァックCEOだと、私は確信しています。

【ひとりごと】
 ベスさんとのプレスランチは2024年11月7日のことでした。
 米国大統領選挙の結果が出たのは、日本時間の6日19時30分過ぎ。
 私はニュースを見る気も失せ[がく~(落胆した顔)]
 ベスさんも落胆なさっていて「アメリカ人を代表してお詫びします」とのお言葉が。
 私は、その時のことを忘れることができません。
 新しい大統領は、気候変動対策と逆行することを押し通すつもりのようですが、
 嘘が当たり前の人間が大統領なんて信じられません。
 2003年のアカデミーの授賞式で、
 マイケル・ムーア監督が時の大統領ブッシュに向けた言葉
 私はそれを言いたい気分です、Shame on you, Mr.Trump!

[演劇]製品についてのお問い合わせはWINE TO STYLE / TEL:03-5413-8831

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2025年02月03日

ベルリン・テイスティング20周年記念世界ツアーの〆は南極大陸最高峰に挑戦!

      ユニークで挑戦的な冒険
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      画像提供:ヴィニェドス・ファミリア・チャドウィック

      ヴィニェドス・ファミリア・チャドウィックのエデュアルド・チャドウィック当主
      2024年12月南極大陸最高峰4,892メートルのマウント・ビンソンに登頂
      亡父へのオマージュワイン『ヴィニェド・チャドウィック』を山頂に持参
      2014年ヴィンテージ”はチリワイン史上初の100点獲得のワインであり、
      今回登頂に携行したのはWAから100点ゲットの2021年ヴィンテージ!

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      ヴィニェド・チャドウィック2021


                🍷 🍷 🍷 🍷 🍷


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 クリックで拡大
 1月下旬、アジア・マーケティング・ディレクターのサブリナさんから届いたニュース!
 チャドゥィック当主の登頂についての記事です。そこで・・・

Q1.遠征チームの参加者はどのような人たちだったのか?
Q2.氷点下で開けた2021VTの印象は?
 という2点をサブリナさんを介して、当主に伺ってみました。

A1.参加者はエベレストを含む、低温条件下での登山経験が豊富な登山家たち
A2. ヴィニェド・チャドウィック2021はベースキャンプで開けましたが、とても美味で、
   チームメンバーにとって、壮大な旅の成功を祝う“真のご馳走”になりました。
   ちなみに、ダイニングテント内の気温は氷点下を少し上回っていたとの事


 チャドウィック当主がスティーヴン・スパリュァ氏と共催したLook Back in Wonder  ~1976年パリ・テイスティングと2004年ベルリン・テスティングを振り返る~
 のなかで、月面着陸したアームストロング船長を例に 「なにごとも最初が肝心」と言及。
 今回も「一生かかる夢もあるが挑戦する事は最もやり甲斐がある」とチャドウィック氏。
 ワイン界における前人未踏の行動、おめでとうございます🍷


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 画像提供:ヴィニェドス・ファミリア・チャドウィック
 4,892メートルのマウント・ビンソン!
 南半球なので12月は真夏ですが、夏でもマイナス40度
 時速120マイルの強風とのことなので、ハリケーン並み


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 画像提供:ヴィニェドス・ファミリア・チャドウィック
 登頂までには10日を要し、すべてテント泊、山頂まで急な斜面を登坂
 激寒のなかでは、強靱な体力と精神力が必要だったと推察できます。

 南極は特別な場所であり、地球上で最も寒く風が強い大陸です。
 マウント・ビンソンは神聖で、美しく、人里離れた山のひとつ!
 南極探検家ロアルド・アムンゼン、ロバート・スコットやアーネスト・シャクルトンが、
 エデュアルド・チャドウィック氏の挑戦に大きなインスピレーションを与えたようです。


                 🍀🍀🍀🍀🍀


  5月21日@マンダリンオリエンタル東京
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 2024年2月のベルリンを皮切りに、11月までの間に、ロンドン、サンパウロ、
 リオデジャネイロ、東京、ソウル、香港、北京、上海、広州、チューリッヒ、トロント、
 そして本国サンティアゴで13のワインマスタークラスを開催。
 チャドウィック氏は娘のマギーさん、ペパさん&アレハンドラさんを同伴しましたが、
 東京はブランドマネージャーのアレハンドラさんが同行しました。

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 マスタークラスのリポートはワイン王国142号に掲載しました。

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 ワインのラインナップは13アイテム、供出順に画像奥から
 ■ドン・マキシミアーノ1984年、2005年、2021年
 ■セーニャ1998年、2008年、2018年、2021年
 ■カイ2010年、2015年、2021年
 ■ヴィニェド・チャドウィック2000年、2014年、2021年
 ワインのセレクトは、マスタークラスでホスト役を務めた日本ソムリエ協会田崎会長が、
 3月に現地に赴き、すべてのワインを試飲して決めたものです。
 セーニャ2018年は、田崎氏からの要望で実現した日本だけの特別供出
 最新ヴィンテージ2021年が揃ったことで各ワインの探求に役立ちました。

 余談ですが・・・
 今回の100名の参加者の中で、2006年に東京で開催されたベルリンテイスティングに、
 出席していたのは田崎氏を入れて5名。そこには私もおりました、歳月を感じます。

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 2010年@NYでのベルリンテイスティングで第1位になった『カイ2006』

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 チリ最高のカルメネール100%のワイン
 2015年は果実の凝縮感とスパイスが融合し魅力的、2021年は心に残る味わい
 チャドウィック氏は「この10年間で最も良い出来だった」とコメントしていました。

    2004年のベルリンテイスティングで第1位に輝いたワイン
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     ヴィニェド・チャドウィック2000
     田崎氏は「シガー、樹脂、ドライフルーツの香りがあり、
     ドン・マキシミアーノやセーニャとは異なり、
     後半にフレッシュな酸味を感じる」とコメント

     チャドウィック氏にとって、亡き父へのオマージュワインであり、
     マウント・ビンソンに携行した最大の理由は、ここにあります。

     前述のLook Back in Wonderをご笑覧くださると、
     すべてがご理解いただけると思います。

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     ヴィニェドス・ファミリア・チャドウィックの更なる発展を願っています!

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2025年01月28日

2ヶ月連続で”生産協同組合CM"徹底探求@NHK文化センター青山校

新しい年の幕開けは生産協同組合(コオペラティヴ・ド・マニピュラシオン 以後CM)の魅力探求 第2弾!
昨年12月のシャンパーニュ講座ではジャカール、ドゥヴォー、カステルノーに特化したので、今月はコレ、ボーモン・デ・クレイエール、シャスネ・ダルス、ニコラ・フィアット、アンリオの5メゾンにフォーカスしました。

 日本に輸入されているCMを見てみると・・・
 1846年創業ドゥヴォー
*1891年創業モントードン ←業務用のみで供出不可
*1899年創業パニエ ←バラでの扱いなしで供出不可
 1916年創業カステルノー
 1921年創業コレ
*1929年創業マイィ・グラン・クリュ←単独で何度か探求
 直近リポートは2024年3月の秋季を締めてくれたマイィ・グラン・クリュ
 タイムリーにも2025年のごあいさつカードが届きました[わーい(嬉しい顔)]

 1955年創業ボーモン・デ・クレイエール
 1956年創業シャスネ・ダルス
 1964年創業ジャカール
 1972年創業ニコラ・フィアット
 1808年創業アンリオ(2023年TEVC傘下)

シャンパーニュ講座
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              第1フライトは3メゾン
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        #1:コレ ブラン・ド・ブラン ブリュットNV
        生産者:コレ
        ぶどう品種:CH100%、リザーヴワイン25%
        ベースヴィンテージ:2017年
        ドザージュ:7g/L
        参考上代:14,300円
        輸入元:トレーダーズマーケット

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拠点はアイ村、同村から30キロ圏内にはグラン・クリュやプルミエ・クリュのすべてが含まれ、コレの醸造に使用するぶどうのほとんどは、その圏内で収穫、150㌶のぶどう栽培地を有し、伝統は世代を超えて守り継がれています。NVの場合、アサンブラージュ(調合)は商品全体で毎年60種をテスト。リザーヴワインについては醸造責任者のセバスチャン・ワラジアック氏が「シャンパーニュにとって料理のスパイスにあたる」と述べています。気泡活発、白い花、クチナシ、レモンやライム、オレンジの内果皮、白胡椒、ミネラル、中盤から若干の厚味、アペリティフとしてお薦めしやすい味わい

        #2:ボーモン・デ・クレイエール
        フルール・ド・ムニエ ブリュット・ナチュール2015 
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        生産者:ボーモン・デ・クレイエール 
        ぶどう品種:ムニエ100% 
        ドザージュ:0g/L
        参考上代:10,615円
        輸入元:モトックス

3グラスの中央は、色調が濃く、黒ぶどうの要素とムニエ由来の華やかさが伝わってくるシャンパーニュ。気泡は細やか、黒糖、アールグレイ、香ばしさ、熟成のニュアンス、ノン・ドゼながら、ぶどう本来の糖分があり、ふくらみと旨味、酸味を伴って広がる余韻、第3週&第4週ともに人気を得ていた秀逸なムニエ100%


        #3:シャスネ・ダルス ブラン・ド・ブラン ブリュット2014
        生産者:シャスネ・ダルス 
        ぶどう品種:CH100%
        ドザージュ:9g/L
        参考上代:14,300円
        輸入元:アートクリエイティブビジネスサポート

2016年に開始した青山校シャンパーニュ講座で供出して以来の登板。拠点はコート・デ・バールのヴィル・シュール・アルス、栽培してるぶどう品種の割合はピノ・ノワール90%、シャルドネ7%、ムニエ2%、ピノ・ブラン1%。約130の組合員のなかで、シャルドネを栽培してるのは42生産者です。輸入元が変わりましたが、CMの誇りを自負するメゾンらしい“良質な酒質”を実感。白い花、カリン、洋梨、ミルクやヴァニラ、塩味、果実の厚味、シャープな酸味、バランスの良いエレガントなシャンパーニュ


             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


        第2フライトはTEVC傘下のメゾン
        #4:ニコラ・フィアット 
        コレクション ヴィンテージ ブラン・ド・ブラン2018
        生産者:ニコラ・フィアット 
        ぶどう品種:CH100%
        ドザージュ:非公開
        参考上代:10,615円
        輸入元:日酒販

メゾンが表現する2018年は“早熟で高品質なヴィンテージ”、2月はランスでマイナス15度を記録、4月は晴天続き、5月は季節外れの涼しさ、夏は30度近い暑さで、ぶどう樹は過去10年の平均より10日程早く成長。収穫まで健全な状態で成熟、糖度と芳香成分は平年より高い数値の高品質なヴィンテージとのこと。白い花、ミモザ、フレッシュバター、ビスケット、白胡椒、ミネラル、中盤から柑橘果実の内果皮似のビター感、余韻には太陽の年を思わせる豊潤さ

        #5:アンリオ リナタンデュ シャルドネ グラン・クリュ2016
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        生産者:アンリオ 
        ぶどう品種:CH00%
        ドザージュ:4g/L
        参考上代:22,000円
        輸入元:ファインズ

アンリオの8代目ジル・ド・ラルズィエール当主の思いがこもったアイテム。“予期しない”を意味するリナタンジュはアンリオ初の単一グラン・クリュ100%。2016年がファーストヴィンテーで使用ぶどうの区画はアヴィーズ。シャルドネを重視するアンリオらしいスタイル、アカシア、白桃や杏のような種の大きな果実、ミネラル、白胡椒、ミント、ピスタチオ、口中クリーミー、エレガントな酸味、旨味を伴い長く続く余韻。ちなみに次のヴィンテージは2018年でシュイィ100%


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 1月の講座終了時、3月までの予定告知をしました。
 単発講座もあり、ワクワク感でいっぱい!

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シャンパーニュ委員会からのインフォメーション
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 3億本をクリアできませんでしたね、次年度に期待!

2025年01月24日

ブログのお引っ越し騒動真っ只中

ワイナリー和泉屋の新井治彦社長がSo-net blogだったことから、お声がけいただき、
2006年にブログ仲間に参入。さまざまな内容の記事を投稿してきました。

          スタート当初の投稿
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   2006年1月15日付の愛犬ミュー


ソネットブログは2004年にソニーネットワークコミュニケーションが開始したブログサービスで、2019年にSSブログに名称変更。
2020年にSeesaaシーサー株式会社に事業譲渡され、2024年1月1日付でシーサー株式会社が株式会社ファンコミュニケーションズに吸収合併されたことで、SSブログの事業も旧シーサー株式会社の他の事業とともに株式会社ファンコミュニケーションズに委ねられました。

ブログを作成する上では問題なしの日常でしたが、
昨年11月、「2025年3月31日でSSブログ終了」との通知があり、びっくり[がく~(落胆した顔)]
サイトで検索すると、Seesaaは株式会社ファンコミュニケーションズ社が継承したサービスブランドとして、合併した後も「Seesaaブログ」は変わらずとのことで、SSブログが終了してしまうことで、移行の必要性が生じてきました。

昨年中旬には移行用ツールがリリースされましたが、
ブログ開始以来、初めて今後のことを熟考!
年末年始で、超1500ほどの記事を総点検し、400ほどの記事を整理しました。

産経EXに書いていた記事もリンクしていたページが削除されていたり、
リンク先のサイトが閉鎖されていたりで、年末年始から、大いなる見直し期間真っ只中!
20年あまりの記事の見直しは“必然”と感じています。

他のブログやワードプレス等も調べましたが、Seesaaブログに記事移行ができたので、
現行スタイルを継承しつつ、できるだけ良い形にしたいと試行錯誤しています。
もう少し、時間が必要かな[ふらふら]

posted by fumiko at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする