2026年07月23日

【備忘録】文月の“ふみの日”は日帰り京都癒し旅 ~観蓮会&祇園祭後祭宵山∼

京都の蓮詣 大覚寺
IMG_8391.jpeg
11時過ぎの大沢池 
この子が名古曽蓮🤔


大覚寺 名古曽蓮.png
7月2日付の大覚寺のTwitter
3週間経過しているので遅すぎなのかなぁ?


IMG_8495.jpeg
ご朱印と名古曽蓮のイラスト



IMG_8506.jpg
大覚寺の可愛い野うさぎ、今は入荷待ち?


IMG_8380.jpeg



IMG_8392.jpeg
弘法大師・空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山


IMG_8367.jpeg
閼伽堂(あかどう)は嵯峨天皇の命で空海自らが堀った井戸
仏に供える神聖な浄水


IMG_8387.jpeg
名古曽橋


IMG_8383.jpeg
大覚寺境内の東に位置し、周囲1キロの大沢池
日本最古の人工の林泉庭園



法金剛院の観蓮会
IMG_8353.jpeg

見頃となる真夏の早朝の「観蓮会(~7/26まで)」とのことで、9時30分過ぎに到着
「青、黄、赤、白色の蓮があり、名勝に指定されている回遊式庭園には、大賀ハスや即非蓮(そくひれん)、王子蓮など約90品種が色とりどりに次々と咲き競う」とのコピーでしたが、受付のおばさまに「黄色の蓮があるのですか?」と聞いてみたところ、「黄色? ないです」
なにそれ・・・鉢植えの蓮も好みではないので、こころときめかず、期待外れ😣😣😣


IMG_8345.jpeg



IMG_8347.jpeg
ピンクでも名古曽蓮と違う品種



⛩️⛩️⛩️



八坂神社の祭礼“祇園祭”
IMG_8405.jpeg


大船鉾
IMG_8397.jpeg



IMG_8496.jpeg

大船鉾のご朱印にある“凱旋”
戦いを終えて戻る姿を表現している由
神功皇后は大船鉾の御祭神


IMG_8394.jpeg


祇園祭の宵山ガイド
IMG_8477.jpg

カリフォルニアワイン協会(CWI)のバイ・ザ・グラスで優秀店に選ばれた四条・高倉通りのワインバー「The door」、カリフォルニア研修ツアーに参加していたMizoguchiさんはめちゃ頼りになる京都人、私は取材同行以来お世話になっております。
今回は大船鉾以外の4つの鉾の見学をサポートしてくださいました、感謝、感謝!
後祭の宵山最終日、夜は風情あるお囃子の音色や提灯、あばれ観音で盛り上がるようですが、私は夜まで居残れないので🥹 



南観音山の鉾
IMG_8408.jpeg
雲の形も何やら意味ありげ


IMG_8410.jpeg

まぁ、鉾の下水引に蓮と天女
加山又造画伯の“飛天奏楽”、素敵🤗


宵山 7月23日.png
Thanks🥂
photo by Mizoguchi san📱


IMG_8418.jpeg
六角町の旧吉田家の屏風祭
軒先から屏風や調度品を拝見しました、由緒ある品々


北観音山の鉾
IMG_8419.jpeg


IMG_8422.jpeg


IMG_8423.jpeg



鯉山の鉾
IMG_8426.jpeg
鯉山のご利益は立身出世、開運招福、難関突破
今年は白楽天のちまきを飾ったので、
来年は鯉山にしてパワーアップかな


橋辨慶山の鉾
IMG_8427.jpeg
弁慶と牛若丸が五条大橋の上で戦う姿を表現しているとのこと
時間があれば、じっくり見たかった!


🌀🌀🌀


IMG_8435.jpeg
癒しの〆は和久傳


IMG_8433.jpeg
レインボーカラー🌈


IMG_8431.jpeg
カウンターで鯛黒寿し、美味!


ふみの日、お疲れ様
IMG_8437.jpeg

気温は39.5度でも
木々の間からの涼風に助けられ、乗り物の移動もスムースでした。
東京までの帰還は、20時30分発のNOZOMI、イイ感じ

posted by fumiko at 23:23| Comment(0) | 伝統美、日本の美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年07月19日

シャンパーニュからトレンティーノへ ~フェッラーリのシリル・ブラン最高醸造責任者が語る未来構想~

進化するフェッラーリ
IMG_7266.jpeg

輸入元日欧商事(JET)の招聘で来日したシャンパーニュ地方アイ村出身のシリル・ブランさん
2023年、フェッラーリ社の醸造責任者に就任しました。

ヴーヴ・クリコやシャルル・エドシックで辣腕(らつわん)醸造家として名を馳せたシリルさんは25年以上にわたりシャンパーニュ業界で活躍。そのような彼に敬意を示し、マッテオ・ルネッリ当主は“三顧の礼”※を彷彿とさせる対応をなさっていたようです。
※中国の『三国志』に由来する言葉で、優秀な人材を組織に招き入れるための策

IMG_8278.jpg
F1日本グランプリ/ photo by Fumiko / 2023年9月撮影
フェッラーリ社のマッテオ・ルネッリ社長、JETのティエリー・コーヘン社長

フェッラーリ社がF1の公式スポンサーをしていた時に鈴鹿で撮影したルネッリ&コーヘン両社長の記念画像。ちなみに、イタリア語で、車は女性名詞「La Ferrari」、スパークリングワインは男性名詞「il Ferrari」なので、著名な2つのフェッラーリは全く別の企業になります。




マスタークラスセミナー
IMG_7235.jpeg
標高250~700メートルに位置するフェッラーリのぶどう畑

95%が白ぶどうのシャルドネ、5%がピノ・ノワール(ピノ・ネーロ)。“山のワイン”と評されるトレントは、他の産地と比べると、温暖化の影響はそれほど出ていない由。リザーブワインに関しても、「シャンパーニュは収穫年毎の差があるので、バランスを取る為に使うが、トレントではヴィンテージ毎の差がほとんどないので、テクスチュアを与える意味で使用」とシリルさん


IMG_7236.jpeg
冒頭、シリルさんは当主との出会いから、フェッラーリ参画までの経緯を説明

ロンドンで開催されていた受賞式のディナーで対面した折、①ルネッリ当主からフェッラーリの試飲を薦められる。②その後、当主からのお声がけでトレントを初訪問。ぶどう畑から醸造施設に至るまで見学。③再度の現地視察で当主から醸造責任者として迎え入れたいとのオファ―あり。ルネッリ当主から3度に及ぶ丁寧な対応を受け、シリルさんは家族と相談し、フェッラーリへの移籍、イタリアへの移住を決断します。



シリルさんのチャレンジ精神を刺激したトレントのテロワール
1980年代、1990年代のシャンパーニュ地方のぶどうには、シリルさんが重きを置いている“ピュアな酸味”がありました。
「気候変動の影響下にある昨今、シャンパーニュの味わいは丸くなり、酸味は以前より減少傾向。フェッラーリをテイスティングした時、昔のシャンパーニュ地方の純な酸味を感じ、刺激を受けた。居心地の良い空間だった場所から、チャレンジの可能性を求めてイタリア行きを決断」と述懐。セミナーの間、何度も口にしていた「フレッシュさ&しっかりとした酸味」がシリルさんのハートを射止めた要素です。

前述したように、ぶどう畑は700メートルまでのエリアにあり、昼夜の寒暖差と風の影響で、ユニークなミクロクリマを形成。区画毎に異なる個性を有し、完璧な酸味とアロマを備えたぶどうが収穫できるので、長期熟成に耐えうるワインが生まれます。



唯一無二の醸造機器
(C)Ferrari Trento.jpeg
画像提供:(C)Ferrari Trento

フランスからイタリアに搬送中の3台の圧搾機
“酸化”を嫌うシリルさんが信頼しているコカール社
総額250万ユーロとか、凄い額の投資


(c)Ferrari Trento.jpg
画像提供:(C) Ferrari Trento

従来の機器vsコカール社(右)の機器を使った搾汁後の果皮と種
色はブラウンvsグリーン


IMG_8204.jpg
画像提供:(C)Ferrari Trento

こちらは左がコカール社の圧搾機によるモスト
下部に沈殿してる澱の量にも違いが!



テイスティングした5アイテム
IMG_7242.jpeg

#1:フェッラーリ・ペルレ2019
品種はシャルドネ100%、長期熟成の要となるきりりとした酸を備えたぶどう。発酵・醸造ともステンレスタンク、標高は400メートル以上。持続性のある気泡、熟した果実、アーモンドやブリオッシュ、ボディ感がありながら口中フレッシュ、クリーミーなフィニッシュ、熟成54ヵ月 

#2:フェッラーリ・ペルレ・ロゼ・リゼルヴァ2017
品種はシャルドネ3分の1、ピノ・ノワール3分の2。ピノの半分はブラン・ド・ノワールのスティルワイン、半分はピノをショートマセレーションした2種のタイプをブレンド。色調はフェッラーリ独自のアンティークローズ、ブラッドオレンジやラズベリー、スムースなタンニン、骨格あるスタイル、熟成60ヵ月。「白身の肉や海老、マグロ、トロ、タコ、天ぷら等に合わせて」とシリルさん。


IMG_7243.jpeg

#3:フェッラーリ・リゼルヴァ・ルネッリ2015
初ヴィンテージは2002年、1902年創業のフェッラーリ100周年記念のワイン。4,000㍑のオーストリア産フードルで発酵。ぶどうは厳しい選果でオークの熟成に耐えられる酸味の高いぶどうを使用。色調はゴールデンイエロー、気泡は繊細、古酒由来のコーヒー、焙煎香、層を成して広がるアロマと旨味。熟成72ヵ月。「#1より若さを感じるが、この先10年以上の熟成も楽しめる」とシリルさん


IMG_7246.jpeg



IMG_7250.jpeg

#4:ジュリオ・フェッラーリ・レゼルヴァ・デル・ファンダトーレ2010
創業者の名を冠したルネッリ家所有の単一畑マーゾ・ピアニッツァ(標高500、600メートル、西向き)から産するシャルドネ100%。ステンレスタンクで発酵、シャルドネのピュアさを表現したアイテム。良年のみ生産、直近では2013年と2014年は生産なし。シリルさんは「試飲メモを見ると、チョーキーと記述していることが多い」と述べ、続けて「しかしながら、この地には石灰土壌はないので、ミネラルと表現を変えたが、高品質のアイテムにはチョーキーなニュアンスがある」と言及。色調はゴールデンイエロー、黄金糖、グラス内の温度変化でアロマ芳醇、シルクのようなテクスチュア、舌の上に広がるねっとり感、熟成120ヵ月


IMG_7255.jpeg

#5:フェッラーリ・ぺルレ2006
ファミリーアーカイブから供出されたフェッラーリを代表するアイテム、品種はシャルドネ100%、長熟&複雑味を備えた20年の歳月を経たワイン。黄金色、気泡はワインに溶け込み、口中スムース。黄色系果実、花梨、ナッツ、アカシア、ミネラル、ピークを迎えた印象


フェッラーリの未来戦略
IMG_7257.jpeg
シリルさんが語っていた中・長期計画をまとめておきます。

シリルさん参画後、14,000ヘクト㍑の容量を保管できるタンクルームや1,800万本管理可能な貯蔵庫(サッカー場2つ分の広さ)を設置
酸化のコントロールができるjetting(シャルル・エドシックの時から使用)も稼働

オ―ストリア産のストキンガー※を入手、フェッラーリでは40樽を運用
※オークバレルの早川社長にストキンガーについて伺ったところ、「フードルが高品質で有名。入手困難で2~3年待ち。木目がとても詰まったオークで酸化作用は穏やか&ゆっくり進む。フードルは吟味した樽材を長く自然乾燥(5~6年)させる。日本では紅大貿易扱い」

【栽培面】
•イタリアでは歴史の浅いロゼの品質向上を目論み、ブルゴーニュと山岳地帯ジュラのピノ・ノワールのクローンを入手して検証中
•栽培には不向きだった標高の高い区画にぶどう樹を植樹する予定

【醸造面】
•新たなパートナー、各大学との共同研究
  一例として、AIがブレンドしたワインvsチーム・シリルが造ったワインを比較検証
•リザーブワイン用の12,000ヘクト㍑の容量がストックできる施設を建設予定

【チームシリル】
•若い構成メンバーとの知識の共有
•10年、15年先を考え、リーダー格となる人材の育成


IMG_7277.jpeg


IMG_7261.jpeg

【関連記事】


🍀🍀🍀


笑顔でリアル対面できて本当に嬉しく思いました。

今回シリルさんのお話を伺い、ミクロクリマに恵まれた環境から穫れたぶどうを使い、徹底した工程(酸化させない)で高品質なワインを造り上げていくという意気込みを強く感じました。
また、ドザージュ量に関しては、微量の違いをチームで利き比べながら、ベストなバランスのものを選んでいるとのこと。結果をみると、ノン・ドゼはいつも最下位らしいので、シリルさん的には決定打に欠ける存在なのかも。今後ドザージュ量を減らしていくかどうかは未定のようですが、シャンパーニュに拮抗するフェッラーリの、さらなるステップアップに期待しています🥂


posted by fumiko at 23:55| Comment(0) | 来日したワイン生産者&関係者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年07月05日

サヴォアフェ―ル“匠の技”を遵守するボランジェが『ラ・グラン・ダネ2018』&『ラ・グラン・ダネ・ロゼ2018』のお披露目で見せた本気度


フランスと日本のクラフトマンシップ(職人技)の融合
IMG_6889.jpeg
和紙のメニュー
書は日本の伝統美


IMG_6936.jpeg
石川県輪島市の匠の手によるワインクーラー
素材は防水性がある“あすなろ”
統一感のある木目、卓越した技量を感じさせる質感
木樽で醸造を行うクラフトマンシップのボランジェ気質と相乗


2018年ヴィンテージを披露
IMG_6880.jpeg

2024年、2015年ヴィンテージのお披露目で、初めて日本にいらしたボランジェ6代目グローバルセールスディレクターのシリル・ドゥラリュさん。今回はラ・グラン・ダネの最新ヴィンテージ2018年のリリースに伴い来日、メゾンの直近情報についても言及しました。2029年の200周年に向けてバレルルームが完成し、現在はホスピタリティ部門のレストランとブティックホテルを建設中。これらは拠点であるアイ村の活性化をも視野に入れた構想です。さらに、2025年に自社畑180㌶のうち、110㌶がオーガニック認証を取得したので、シャンパーニュ業界最大のオーガニックメゾンとしての位置付けも強調しました。



savoir faire français / サヴォアフェ―ル/ 匠の技
EPV.jpeg

2012年、ボランジェはフランス政府から、シャンパーニュ業界初となるEPV(Entreprise du Patrimoine Vivant/無形文化財企業)認定ラベルを取得。これは優れた工芸、手工業のノウハウを持つ企業に与えられるもので、ボランジェでは創業当初から、サステナビリティにフォーカスし、時代を超えたスタイルと伝統的なサヴォアフェールの保存に深く寄与してきました。
●17世紀に遡る栽培法(ヴィエイユ・ヴィ―ニュ・フランセーズ) ●樽職人の配置(所有樽3000個、将来的には5000個を予定、樽のメンテナンス実践) ●樽での醸造(テロワールの反映) ●AOCの規定より長い熟成期間 ●トレーサビリティを保証する最先端の装置等、製品造りにかけるメゾンの要求水準の高さが立証されました。

2023年10月に取得したB-Corp認証は、責任ある企業経営であることを示す国際的認証制度で、社会と自然を両輪にしたビジネスの実現を形にしています。ちなみにB-Corpは3年に1度の見直しがあるので、メゾンでは2026年の夏に向けて更新作業を進めているところです。「チェックポイントがより厳しくなっている」とシリルさん


エチケット.png

エチケットには Elevé en fûts Remué & dégorgé à la main/樽熟成、手作業によるルミュア―ジュ(動瓶)とデゴルジュマン(澱抜き)の記載。
ロイヤルワラントのエンブレムもエリザベス女王(右)からチャールズⅡ世に変わりました。
2025年に発表された英国王室御用達のメゾンはボランジェの他、モエ・エ・シャンドン、ローラン・ペリエ、ポル・ロジェ、ルイ・ロデレール&ヴーヴ・クリコの計6メゾンです🍾



o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。




IMG_6962.jpeg
一期一会のメニューを開くと・・・お品書きとワインメニュー
ウエルカムシャンパーニュとして供されたのはボランジェ・ロゼNVのダブルマグナム
プレスランチで最新ヴィンテージ2018年のラ・グラン・ダネと同ロゼ


力強さと寛容性の2018年
IMG_6933.jpeg

2018年は雨の多い冬の後、例年通りの気候に戻り、温暖な春と暑く乾燥した夏を経て、完璧な収穫年を迎えました。収穫は8月23日にスタート。シリルさんは「2018年は非常に素晴らしいヴィンテージ」と語っていましたが、赴任先のアメリカからシャンパーニュに帰還した年が2018年だったこともあり、すべてにおいて記念に残るヴィンテージのようです。メゾンでは2018年を“力強さと寛容性”と形容。エレガンスとフィネスが際立つ仕上がり、熟した果実とフローラルなニュアンス、なめらかに広がる余韻

ラ・グラン・ダネ2018
ブドウ品種:ピノ・ノワール66%、シャルドネ34%、デゴルジュマン:2025年4月、ドザージュ:6g/L
イエローゴールド、柑橘系果実、ストーンフルーツ、ぶどう本来の凝縮感&厚み、若干のビター感、長熟保存で楽しみたいヴィンテージ
ラ・グラン・ダネ・ロゼ2018
ブドウ品種:ピノ・ノワール67%、シャルドネ33%、コート・オー・ザンファンの赤ワイン5%をブレンド、デゴルジュマン:2025年5月、ドザージュ:7g/L
サーモンピンク+オレンジのトーン、ベリー系果実、酸味のある赤系果実、秀逸年2018年のコート・オー・ザンファン(5%)効果を感じさせるロゼ、味わいのバランス、ストラクチュア、長く続く余韻、食と合わせて楽しめる魅力あるロゼ・シャンパーニュ


IMG_6904.jpeg
季節物:水茄子 香味みそ



小皿.png



IMG_6911.jpeg
八寸:和歌山県産稚鮎唐揚げ 蓼芋



特別供出:ラ・グラン・ダネ1995
IMG_6915.jpeg
選んだ理由は「2018年ヴィンテージと気候、収穫のサイクルが似ている」とヤンさん
これはメゾンでストックしていた最後の1本🥂


ブドウ品種:ピノ・ノワール63%、シャルドネ37% / グランクリュ82%、プルミエクリュ18%
色調はゴールド、気泡はワインに溶け込みクリーミー、熟成を経ていながら酸はフレッシュ、花梨や熟した黄桃、ブリオッシュやヘーゼルナッツ、マロングラッセ、甘いスパイス、時間経過で層になって広がるアロマと複雑味。貴重なシャンパーニュをありがとうございました!


IMG_6923.jpeg
主菜:冠地鶏、花山椒鍋


IMG_6928.jpeg
御飯:釜炊きの鯛飯


IMG_6929.jpeg
御飯:鯛飯、留椀、香の物



o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



蓮餅×ロゼ・シャンパーニュ
IMG_6940.jpeg
蓮を乾燥させた蓮粉と和三盆を練り合わせた蓮餅に、スイレン科の多年草植物で、蓮のように水底のなかの根茎から伸びて育つ“じゅんさい”も加えたデザート。器は蓮の葉!


IMG_6943.jpeg
じゅんさいの旬は6月から8月、視覚的に清涼感たっぷり


IMG_6948.jpeg
唐津焼の大家 中里隆氏の作品



o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。




IMG_6953.jpeg
シリルさんと共に来日したのはR&Dプロジェクトマネージャーのヤン・デュバールさん(右)

今回のランチョンは、フランスと日本のクラフトマンシップ(職人技)の融合が1つのテーマだったので、会場には、二曲屏風のようなパネルがありました。ラ・グラン・ダネ2018のボトル画像とゴールドカラーの“ぼらんじえ”筆書きを配した和の設えになっていたので、撮影時、シリルさんもヤンさんも満足気なご様子でした😄

来日から1週間後、10月から就任する新しい醸造責任者が公表されましたが、輸入元wine to styleからのプレスリリースがないので、正式な通達を受けてから追記します。


追記:2026年7月6日
エミリアン.jpg

輸入元wine to styleからのプレスリリースを添付します。
新しい醸造責任者はエミリアン・ブティヤ。 シャンパーニュ業界ではアルマン・ド・ブリニャックを皮切りにキャリアを積み、2018年には偉大なワインメーカーであるレジス・カミユの後任としてEPIグループのパイパー・エドシック&レア・シャンパーニュを担当。EPIグループはシャンパーニュ業界初となるB-Corpを取得しており、エミリアンのぶどう畑への探求心が、200周年を迎えるボランジェに新たなパワーを与えるものと推測しています。



o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



IMG_6970.jpg


IMG_6969.jpg




2026年6月1日から出荷開始
IMG_6871.jpeg


【製品についての問い合わせ先】
株式会社wine to style / Tel 03-5413-8831     

2026年06月30日

2年振りにトロワの『ジャック・ラセーニュ』をテイスティング、2種のロゼ・シャンパーニュは講座初登場


日本のワイン造りと深い繋がりがあるトロワ
IMG_7519.jpeg


ジャック・ラセーニュにフォーカスしてから約2年が過ぎました。
今春、輸入元サンフォーの竹下氏と再会した折、未体験のロゼ・シャンパーニュの試飲ができそうな流れだったので初トライすることに決定。


シャンパーニュ地方の収穫の時期の変化.png

さらに、気候変動の好影響下にあるシャンパーニュ地方では近年、コトー・シャンプノワ(シャンパーニュ地方の非発泡性ワイン)の品質向上が著しく、生産を開始するメゾンが増えているので、ジャック・ラセーニュのコトー・シャンプノワも再検証してみました。



余談ながら・・・

6月半ば以降のフランスは熱波で大変
パリ滞在中の朋友から、
「パリは凄い暑さ、雷雨の予想があるので少しは気温が下がるかも」とのメール

フランスの熱波.png




o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



ジャック・ラセーニュの拠点はモングー村
IMG_7466.jpg



メゾンの沿革
JL1.png


JL2.png



o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


第1フライトはメゾンの要シャルドネ
IMG_7393.jpeg

#1:ジャック・ラセーニュ コト―・シャンプノワ ブラン2022
品種:シャルドネ100%

#2:ジャック・ラセーニュ ミレジメ2016
品種:シャルドネ100%
デゴルジュマン:2025年2月
ドザージュ:0g/L

グラス内の温度変化に伴い、果実の凝縮感、アロマの豊かさが顕著になり、コート・デ・ブランのシャルドネより厚みがある印象。当日計測したpHは、#1が4.12、#2が3.63。前者はチョークの要素、ミネラルの存在大。香りは華やかで洋梨や白桃、白胡椒、口中ドライ、若干酸化のニュアンス、中盤から酸味、旨味、ふくらみのある余韻。シャルドネを要とするジャック・ラセーニュの非発泡ワインの更なる進化が楽しみ! #2はゴールドの色調、気泡はワインに溶け込みクリーミー&ジューシー。黄色系果実、ヘーゼルナッツ、白カビチーズ、柑橘果実の内果皮似のビター感、ゆるやかな酸化熟成、温度変化で豊潤&複雑味



IMG_7527.jpeg
淡イエローのコトー・シャンプノワ
10年の熟成を感じさせる色調のブラン・ド・ブラン


o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


第2フライト
IMG_7398.jpeg

#3:ジャック・ラセーニュ コト―・シャンプノワ ルージュ2022
品種:ピノ・ノワール88%、ムニエ12%
赤系&黒系果実、アーシー、華やか&優しいアロマ、スミレ、口中シルキー、スパイス、タンニン、中盤から広がる酸味と旨味、バランス良好

#4:ジャック・ラセーニュ レ・ヴィーニュ・ド・モングー・ロゼNV
品種:シャルドネ85%、ピノ・ノワール15%
デゴルジュマン:2025年5月
ドザージュ:0g/L
第1フライトで感じたシャルドネの味わいが反映しているロゼ、クリーン、気泡はワインに溶け込みシームレス、余韻まで続くピュアな酸味

#5:ジャック・ラセーニュ ソヴァージュ・ロゼNV
品種:シャルドネ、ムニエ、ピノ・ノワール
デゴルジュマン:2024年5月
ドザージュ:0g/L
トップキュヴェ『クロ・サン・ソフィー』の区画のぶどうを使用。赤ワインの色調に近いロゼ(パイパー・エドシックのロゼ・ソヴァージュを連想)、アセロラ色、赤系果実、ドライローズ、茶葉、塩味。様々な樽を用いて造るソヴァージュ(野生的)なロゼ


IMG_7535.jpeg
中央はメゾンの要シャルドネ主体のロゼ
フレッシュ感と土壌由来のミネラル感


IMG_7521.jpeg
鳥瞰でクロージャー撮影


【製品についての問い合わせ先】
輸入元:株式会社サンフォニー



o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



ここから、日本ワインの話題に・・・
昨年、山梨大学の甲州プロジェクトのクラウドファンディングを応援したところ、先日、支援感謝の非売品ワインが届きました。クラファン応援隊の講座生も多数いるので、シャンパーニュ講座で番外編としてテイスティングしました。



【番外編 その1】シン・山梨大学ワイン
シン・山梨大学ワイン ヤマブラン.png
シャンパーニュ講座<第3週>メンバーはヤマブラン


ヤマブランについて.png

ヤマブランは山梨大学の山川祥秀教授等が開発したぶどうです。戻し交雑(山ぶどうとPNを掛け合わせ、再度PNと交配)によりピノ・ノワールの遺伝子を75%受け継いでいます。気候変動にも期待できる品種ヤマブラン!


【備忘録 2025年9月】
2025年9月クラファンメンバー.png

昨年、鈴木センター長から送っていただいた試作中のヤマブラン
この時はすべてを伏せた状態でクラファンメンバーにテイスティングしてもらいました。


シン・山梨大学ワイン MBA.png

<第4週>メンバーはマスカット・ベーリーA
皆さんからは忌憚のないコメントをいただきました。

すべての感想は鈴木センター長にお伝えしたので、
メンバーからの意見が反映されれば嬉しく思います。
山梨大学の健闘を願っています!


🌊🌊🌊


【番外編 その2】壱岐焼酎の試飲
IMG_7536.jpeg
5月下旬、壱岐を訪問

7つある蔵元のうち、『壱岐の華酒造』に寄らせていただき、人気アイテム『海鴉』をお土産に購入してきたので、第3週&第4週の皆さんとテイスティング。原酒&ソーダ割で楽しんでいただきましたが、9割以上が初体験! 元気が出る感想をいただき嬉しく思いました。
壱岐焼酎は仏ブランデーのコニャック、ボルドーやシャンパーニュと同じく地理的表示/GIに指定されています。


7月1日は壱岐焼酎の日なんですって😋
IMG_7714.jpg
なんともタイムリー!

壱岐焼酎の詳細は壱岐酒造協同組合のサイトで!


2026年06月27日

“ロゼに特化した”を意味するEXCLUSIVEMENT ROSÉ  ~FLEUR de MIRAVALの最新版ER5が放つスタイル∼


待望のER5リリース
IMG_6719.jpeg
ボトル左から右に
ER5、ER4、ER3、ER2、プティット・フルール 


IMG_6763.jpg


🥂ハリウッドスターのブラッド・ピットはロゼ・シャンパーニュに特化することを提案
🥂名醸造家として知られているローヌ地方ファミーユ・ペランの5代目マーク・ペランは、プロヴァンス地方でブラピと共にミラヴァルのワインを生産しています。
🥂シャンパーニュ地方ピエール・ペテルスの6代目ロドルフ・ペテルスは世界が認めるシャンパーニュの名手で旧友のペランと一緒にフルール・ド・ミラヴァルのシャンパーニュを手掛けています。


cork.jpeg
プラークの上部に3つのP



アレクシさん.jpeg

2023年から毎年来日しナビ役を務めているのはアシスタントワインメーカーのアレクシ・ブロンデルさん。ER2からER5までの垂直試飲と妹バージョンのプティット・フルールについて解説しました。スタート当初からの概要をまとめた昨年の来日レポートはフルール・ド・ミラヴァルをご理解いただくためにお役に立つと思います。

IMG_6754.jpeg
グラス左から右に
ER5、ER4、ER3、ER2、プティット・フルール 



o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



世界で唯一ロゼ・シャンパーニュだけを造るメゾン
フルール・ド・ミラヴァルは公開前の5年間、極秘の作業を遂行していました。ブラピ、ペラン、ペテルスの3人は著名なシャンパーニュメゾンのトップキュヴェの“白”と“ロゼ”を徹底的に利き酒。結果、白の完成度に比べると、ロゼは白ワインに赤ワインをブレンドするので熟成を経ても、赤ワインのタンニンがシャンパーニュに馴染んでいないという結論に至ります。彼らは、「熟成した白ワイン(ペテルスの拠点コート・デ・ブランのGCメニル・シュル・オジェ主体のシャルドネ)に若い赤ワイン(コート・デ・ブランのPCヴェルテュのピノ・ノワール)から造ったロゼワインをブレンドするスタイル」に決め、オンリーワンのロゼ・シャンパーニュ『フルール・ド・ミラヴァル』造りに着手します。


IMG_7575.jpg


上記の表はフルール・ド・ミラヴァルのポイントです。
①前述したように、フルール・ド・ミラヴァルは赤ワインではなく、セニエで抽出した若いピノ・ノワールから造ったロゼワインをブレンドしています。ER5のベースヴィンテージは2020年、比率は25%  ②次に、パーペチュアル・リザーヴ、これは異なる容器(樽、コンクリート、ステンレス)を使って仕込んだ2007年から2019年までの複数年のシャルドネ(50%)  ③最後が(昨年から言語化した)REMISE EN CERCLEで比率は25%。アヴィズから購入した澱抜きをしていないブラン・ド・ブランのボトルシャンパーニュを抜栓して1つの容器に移し、泡を飛ばしてスティルワインにしてリザーヴワインとして使用。「複雑味が表現できる」とアレクシさん。ER5のREMISE EN CERCLEは秀逸なヴィンテージの1998年と2010年になります。ER1からER4までのリザーヴワインの数値は一覧表で確認できますが、昨年のリポートと併せてご覧いただくと、より理解しやすいと思います。


ER5.jpeg
3Pが大事にしている“熟成感”と“酸味”
ER5は溌溂感に加えてより洗練されたニュアンス


ER5 コルク.jpeg
赤銅色のER5


IMG_6735.jpeg
ER5~ER2のなかで最も濃い色調だったのはER2
力強さがありました!


IMG_6744.jpeg

ER5:PNのベースヴィンテージは2020年、CHのパーペチュアル・リザーヴは2007年から2019年、Remise en Cercleは1998年と2010年。
赤銅色、第一香は色に準じるマンダリン・オレンジ、マーマレード、シトラス、フレッシュバター、アーモンド、石灰由来のミネラル、中盤から凛とした酸味、果実の凝縮感

ER4:PNのベースヴィンテージは2019年、CHのパーペチュアル・リザーヴは2007年から2018年、Remise en Cercleは2007年と2018年。ミネラル感と酸味が印象的。「目を瞑ってテイスティングすると、ロゼか白か迷う」とアレシスさん。メゾンが追及しているスタイルは、熟成したシャルドネの要素を纏い、還元的なニュアンスを感じさせつつ、フレッシュさのあるロゼ・シャンパーニュということなので、その意味では完成形のひとつと言えるのかも。彼は鶏の胸肉をマデイラソースで調理した一皿を薦めていましたが、豚の脂分をハーブや塩で仕上げた一品もナイスなマリアージュ。ER4はアレクシさんのお気入りです!

ER3:PNのベースヴィンテージは2018年、CHのパーペチュアル・リザーヴは2007年から2017年、Remise en Cercleは2000年と2009年。フレッシュで酸の存在が顕著、果実香、塩味、柑橘系果実の内果皮似のビター感、長年食探求してきたアレクシさんの人生に衝撃を与えた組み合わせが昨年大阪のお寿司屋さんで体験した「大トロとER3」のマリアージュ。大トロのクリーミーでバターのような食感がロゼ・シャンパーニュと調和し、口中でとろけるようなニュアンスが絶妙だった由。チャンスがあれば私もトライしたいです、マジ。

#ER2:PNのベースヴィンテージは2017年、CHのパーペチュアル・リザーヴは2007年から2016年、Remise en Crecleは2004年と2006年。リッチで酸も高かった2017年ヴィンテージ。Remise en Cercleは(澱との接触期間が長かった)2004年と(太陽の年と言われる)2006年で両年とも豊潤、酸は低め。すべてのERの中で最も深い色調、果皮由来の濃厚さを反映。アレクシさんは「ガストロノミー向けのアイテム、マスキュラン。赤身肉や鴨のブルーベリーソースの料理を薦めたい」とコメント


プティット・フルール
IMG_6750.jpeg
プティット・フルールは赤ワインを5%ブレンド
“気楽さ”をコンセプトにしています。


フルール・ド・ミラヴァル / プティット・フルール
IMG_7703.jpeg
希望小売価格は75,000円(税別) / 18,000円(税別)
※ER5は6月に発売を開始しています


【製品についての問い合わせ先】
ジェロボーム株式会社 TEL 03-5786-3280 / FAX 03-5786-3282