それもSHUさんが懇意にしている今話題の薬膳料理のお店白金劉安なのですから、これは万障繰り合わせて行きますよね
道路を隔てた反対側は自然教育園の迫力ある木々、自然の豊かさに五感が刺激され
まずは漢方食養湯、私は貴婦人のスープです!
いよいよ酔っ払い蟹登場!活黄金大閘蟹の老酒漬け
SHUさんから私への指示はシャンパンの持ち込み!
フカヒレもあるので熟考、選んだのはエグリ・ウーリエのトラデション・グラン・クリュNV
「劉安」の一皿一皿とのマリアージュは自分でも嬉しくなってしまうほどでした。
酔っ払い蟹の味付けの旨味と素材の甘さは得も言われぬ感じで思わずニンマリ。
エグリ・ウーリエ、いいね!
蟹評論家のITOHさんは「気が強い上海蟹(私は手をはさまれて指が白くなったことがあります)を、ガツンとした老酒でねじ伏せた野趣溢れる味。ねっとりとした生き物感がたまりません」と。
天然すっぽんと烏骨鶏(うこっけい)のコラーゲンプディング
かすかに口中で生臭さを感じるのですがシャンパンと合わせると、先ほどの老酒漬けの時と全く違って、今度は「酸」が大活躍。口中を洗い流す感覚でフレッシュさが際立ちます。
エグリの底力、恐るべし!
プラチナ水餃子
脂のように見えるのは胡麻で旨味重視の味わい、ここでもシャンパンが脂を拭い去ってくれました。
車海老と天使のほっぺの辛味炒め
手前の白っぽい棒状のものがサカタ鮫のコラーゲン、お肌艶々になりますよね、これだけ食べれば!
サカタ鮫は全長1メートル80センチほどだそうです。
雌雄の活上海蟹を炒めたグルメ垂涎の逸品
これには言葉が出ませんでした!
ITOHさんは「蟹の雄は身、雌は卵。蟹を一緒にほぐして出すのはともかく手間、手間、手間。この量を用意するのにかかった時間は一体どのぐらいだろう!?」と。
2種のフカヒレ煮
びっくり!青菜の左側はエスニック味に仕上げたヨシキリ鮫、右側はオイスター風味のアオ鮫
こってりとした味わいには当然老酒です!
シェリーのオロロソに似たブラウン系の色調、甘やかな香り、まろやかで上質な口当たり
フカヒレとの相性は絶品です!
七穀御飯 フカヒレを混ぜて一緒に
もやしいためとフカヒレのタレをご飯にかけていただくと違う味わいが出てきてホント幸せ
プラチナ麻婆豆腐
オリーブオイルを使って仕上げた食感はう~ん美味美味、手前にあるのはウバ鮫のコラーゲン
お皿の端に3切れほど調理したコラーゲンを載せてあるのがおわかりいただけますか
自家製杏仁豆腐
色白!なめらかでふ~んわり、程よい甘さが印象的!
NISHIHARAさんが持ち込んだ焼酎漬けの梅酒と合わせて
ピュアさがいいね! 素直に美味しい味です!
ITOHさんは生酒手詰みの愛知県津島市の蔵「長珍酒造」桑山蔵元杜氏の日本酒を持参。
すみません~画像失念
「中華と日本酒お燗の相性は抜群で、紹興酒より合うのではないかと密かに思っています。相性で持っていったお酒ではないので心配でしたけど綺麗な味のなかに、いろいろなお米の旨みが見え隠れするところが長珍全般の特徴で、甘味・酸味だけでなく苦味さえも感じられ、それが美味しさの一部となっているあたりがよいですね。ミネラルを含んだ硬水も影響しているようです。いろいろな味が最後にすーっと綺麗に消えていく後味のよさも魅力です」とITOHさん。
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