2015年01月22日

2015年は英国に注目! 王室、ロイヤル・ワラント&英国産ワイン!

英国政府観光庁 (以後観光庁)

と2つのロイヤル・ワラントを所有する英国最古のワイン&スピリッツ商、ベリー・ブラザーズ&ラッド(以後BB&R)の合同試飲会で素敵な〝英国〟体験! 観光庁は「ロイヤル・ワラントを英国のショッピングの新しい切り口にして紹介したい」とコメントしていました。

ロイヤル・ワラントとは
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資料提供:英国政府観光庁

ロイヤル・ワラントとは英国王室御用達のことで、現在、約800の会社または個人がワラント業者に指定されています。上図にある(左から)エリザベス女王陛下、エディンバラ公、プリンスオブウエールズ(チャールズ皇太子)のいずれかに5年以上納品あるいはサービスしていることが条件になります。
ホテルのリッツ、車のジャガー、ファッションのダックスやバーバリー、文具のスマイソン、レザーのエッティンガーのような高級なイメージのものだけでなく、日常親しんでいる紅茶のトワイニングやお菓子のキャドバリー、コカ・コーラ、ハインツなどもあります。スーパーマーケットのウエイトローズ、デパートのセルフリッジも業者です。管轄している王室御用達協会は1840年設立ですが、その前身は12世紀までさかのぼることができます。

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資料提供:英国政府観光庁
ロンドンには200あまりの業者があり、紅茶・ジャムのフォートナム&メイソンや香水のペンハリガン、ワインとスピリッツのBB&Rも軒を連ねています。

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資料提供:英国政府観光庁
スコットランド・アイラ島にあるラフロイグのウイスキー醸造所やキルトのキンロック・アンダーソン、ブーツのハンターなどがあります。

2015年のイベント&アニバサリー
ラグビーワールドカップ(9月18日~10月31日)の開催
王室御用達協会175周年、アガサ・クリスティ生誕125年、チャーチル元首相没後50年に加え、最大の関心事はウィリアム王子の初来日(2月27日~3月1日)とロイヤル・ベイビー誕生(4月予定)だと思います。
英国と言えばシャーロック・ホームズ! 
ブレイク中のベネディクト・ガンバーバッチのホームズ良かったです!

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新年会でのサプライズ!
抽選で当たることなどほとんどないのでとても嬉しい出来事になりました。スマイソンのラムスキンのノートブック、上品な赤も気に入りました!


ロイヤル・ワラントの英国最古のワイン商ベリー・ブラザーズ&ラッド
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画像協力:BB&R
1698年創業のベリー・ブラザーズ&ラッド


セント・ジェームス街3番地の店舗は歴史あるたたずまい
ロイヤル・ワラントはエリザベス女王陛下とチャールズ皇太子、双方から授与されています。BB&Rはファミリー経営で現会長は7代目サイモン・ベリーさん。彼はロイヤル・セラー(王室のワインセラー)のクラークでもあり、年4回メンバーと集い、ワインの選択をしています。

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画像協力:BB&R
セラーにはワイン愛好家垂涎の逸品揃い

英国産スパーリングワイン
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新年会のウェルカム・スパークリングは英国産のリッジヴュー2009

でした。BB&Rのビジネス・ディベロップメント・マネージャー、ジュリアン・スティーヴンスさんがサービスしてくれました。

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1994年に植樹したピノ・ノワールとピノ・ムニエから造られるブラン・ド・ノワール。気泡は繊細で口中クリーミー。ここ20年ほどで英国産スパークリングの人気は高まっています。特に南部のサセックスは冷涼気候で、シャンパーニュ地方と同じ石灰質土壌なので、注目のエリアです。

参考データ
シャンパーニュ地方と南イングランドの地層
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(C)Hiroshi TAKEDA /Fumiko AOKI

これはフランス全体の地質図です。
以前にも記載したことがありますが、シャンパーニュ地方の白亜質の地層はグリーンに塗られています。ドーバー海峡を挟んで続いていますが、英国側の海岸も白亜質なので、シャンパーニュと同じ地層です。これらは白亜紀の時代に古パリ海周辺で堆積したものです。同じ古パリ海周辺で堆積した石灰岩の地層でも、ブルーに塗ってある部分は、白亜紀より一時代古いジュラ紀のもので、シャブリ地方のキメリジャンはジュラ紀後期の地層の名前。ゆえに地質学的に言うと違う地層ということになります。

グリーン部分は「白亜紀」の地層、ブルー部分は「ジュラ紀」の地層です。白亜紀とジュラ紀は、地層形成の時代が異なるため、呼称が違っているだけです。ただ、「白亜質」というのを、石灰質という意味に捉えるなら、両方とも石灰質土壌なので、同じです。

ドイツ原産の品種バッカスから造る白ワイン
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ドイツ原産の品種バッカスを初めて試飲。極めて淡いイエロー、香り華やかで、軽快な飲み口でした。その昔はジンジャーワインが英国産ワインのイメージでしたが、地球温暖化の好影響もあり、変化しています。

シルヴァナーとリースリングの交配で、良年には十分に熟し、ニワトコの香りと多少の果実味を持つワインとなる。(中略)バッカス種は英国の限られた地域でも栽培され、比較的フルボディで芳香なワインが造られている。
(出典:ワイン用葡萄ガイド/ジャンシス・ロビンソン著)


キングス・ジンジャー・リキュール

とエドワード7世
の関係
BB&Rはロイヤル・ファミリーにワインとスピリッツを納入していました。最初は1790年でジョージ3世の時代です。1901年に即位したエドワード7世の皇太子時代からロイヤル・ワラントとの強いつながりができます。新年会に登場したキングス・ジンジャー・リキュールがそれです。

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本日刊のワインのこころ

に、おすすめのカクテルと併せて紹介していますので、ご笑覧いただけましたら幸いです。

ウィリアム王子ご成婚の頃から、英国の伝統美を再認識している私です。
2015年はロイヤル・ワラント探究で、英国のさらなる魅力に迫ってみたいです。このブログがきっかけで、ロイヤル・ワラントに興味を持ってくださる方がいらっしゃれば、より嬉しいです!
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2014年12月26日

VINEXPO NIPPON2014、2年後(2016年)の開催も決定!

今年の10月半ばから2か月余り、数多くのワイン関係者が来日しました。
ヤマは超えたので、積み残していたカリフォルニア訪問の追記や関連取材、フランス、イタリア、オーストラリア、チリ等、世界のワイン情報を順次リポートしていきます。

日本市場への期待『VINEXPO NIPPON ヴィネクスポ・ニッポン』
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2000年と2002年に『VINEXPO Asia ヴィネクスポ・アジア』と題して開催された業界向けワイン&スピリッツの見本市は、現在、場所を香港に移して続行、展開しています。
そして・・・今年の11月1日&2日に実施された『ヴィネクスポ・ニッポン』は〝日本に特化した見本市〟ということで東京が舞台になりました。久々に注目された日本! 閉会1ヶ月後、12月4日付のプレスリリースで、「2016年にも継続して開催」との公式発表がありました。日本市場が再認識

され始めています。

初日のワインセミナーから
アカデミー・プログラムの口開けはアルマヴィーヴァ

! 
エノテカ広報からご案内をいただきました。

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ワインメーカーのミシェル・フリウさん(左)、アジア輸出担当ディレクターのアンドレス・バレステロスさん

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左から順に、ファーストヴィンテージ(VT)の1996年、2003年、2005年、2010年、2012年(日本市場未発売)の垂直試飲

1998年、ボルドーのトップシャトー『シャトー・ムートン・ロスチャイルド』を所有するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社とチリ最大のトップワイナリー、コンチャ・イ・トロ社とのジョイント・ベンチャーによって誕生したのがアルマヴィーヴァです。誕生の経緯はエノテカのサイト

で!

貴重なVT1996年)、アルマヴィーヴァの主要品種はカベルネ・ソーヴィニヨン(CS)、ブレンド比率はCS75%、カルメネール19%、カベルネ・フラン(CF)6%。フレンチオーク(新樽)で16か月樽熟。CSの銘醸地マイポ・ヴァレーのプエンテ・アルト産。プラムやカシス、黒トリュフ、ドライフラワーや樹皮、まだ若さもあります。フリウさんいわく「ボルドーのポイヤックスタイル」

発売前の2012年(特別供出/右)、年間通して温暖な気候、3月は過去40年間で一番暑い年。10月は気温が低かったので、CSの発芽は遅れたとのこと。降雨量は200㎜で例年の3分の2程度。収穫は通常より2週間早く開始。CS65%、カルメネール24%、CF8%、PV2%、メルロ1%、樽熟19か月。深みのあるルビーレッド。果実味(カシスやブラックベリー)豊か、スパイス、甘草、ココアやヴァニラ、アルコール由来の甘さが喉の奥に拡散、アルマヴィーヴァが求める上品でエレガントなスタイル

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2003年ヴィンテージのサービス

2003年はCS73%、カルメネール24%、CF3%、樽熟は18か月。比率的には96年と似ています。「96年から2003年までの間に、ぶどう畑(キャノピー、灌漑等)や醸造面での改善を行ってきたことで、当初のポイヤックスタイルから、アルマヴィーヴァ独自のスタイルになりました。チリとフランスが融合したフィネスとエレガントさを備えたワイン」とフリウさん。タンニンに関してはスムースながら、この時期以降、さらなる改善が進んでいきます。

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小区画による収穫は2005年VTに反映されています。それまでのVTと比べ、タンニンの質が滑らかになり、ベルベットのような舌触りに

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マイベストだった2005年(左)、2010年(右)

2005年はCS74%、カルメネール21%、CF5%、樽熟18か月。冬は例年より気温が高く、乾燥が激しかった年。PP、WSともに95点。粘性豊か、果実の凝縮感が広がり、上質なタンニンと余韻の長さが印象的、バランスの良いワイン

2010年は2月27日にチリ中南部で大地震が発生した年。チリにとって特別なVT。開花が遅く、気温も低かったので、CSの収量は例年より少なく、ブレンド比率はCS61%、カルメネール29%、CF9%、PV1%(2010年VTからプティ・ヴェルドが初登場)。樽熟17か月。赤い果実、コーヒーやチョコ、ヴァニラ(新樽由来)、中盤から酸味が広がり、タンニンはきめ細かく滑らか。
参考:チリでカルメネールと間違われていたメルロですが、アルマヴィーヴァでは2001年にメルロを植樹し、2006年VTからブレンドに使っています。

樽に関しては「フレンチオーク100%で、新樽率は75~88%、樽メーカーは6~7社で、新しいメーカーも入れます。基本的にバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドと同じ樽メーカーを使っています。全体の90~95%はミディアムトースト、数年前からミディアム+、ミディアム++も導入しています」とフリウさん

我が家のセラーに1998年VTが寝ているのですが、1996年から2003年の間のヴィンテージなので、開栓時にアルマヴィーヴァの試行錯誤の一端を垣間見ることができるかもしれません。


オーパスワン マスタークラス
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供出ワインは左から2011年、2009年、2005年、招待制((エノテカ)のワインセミナー


ボルドー・メドック格付け第一級『シャトー・ムートン・ロスチャイルド』を所有していた故バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵と、カリフォルニアワインの先駆者故ロバート・モンダヴィ氏の2人の巨匠の話し合いによって誕生したオーパスワン。ワイナリーの沿革は日本語サイトで知ることができますので、リンクしておきます。コチラ

をご参照ください。

オーパスワン=シングルフォーカス
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講師はオーパスワン日本事務所の康子キャドビー代表

VT情報を含めて日本語サイトは完璧なので、拙ブログではウェブサイトで細かく触れていない事項を取り上げておきます。

●2名の巨匠がオーパスワンを造るにあたり、目標にしていたことは、a:世界のトップワインと肩を並べることができる最高品質の赤ワイン b:新・旧両ワールドの個性を表現した赤ワイン、の2点
●1984年に初めてオーパスワンを発売した時は、初VTの1979年と翌年の1980年VT を6パック(79年2本、80年4本)にして出したとのこと。オーパスワンには数回訪問していますが、この話は初耳でした。
●当初はモンダヴィ・ワイナリーが所有する畑のCS、メルロ、CFを使ってワインを生産していましたが、自社畑を増やしつつ、上記3品種にマルベックとプティ・ヴェルドも加え、現在ではボルドー5品種になったのが36年間の変化のひとつ。ちなみにマルベックは1994年VTから、プティ・ヴェルドは1997年からブレンドされていますね。
●100%オーガニックで、うち、35%はビオディナミ農法
●樽メーカーは12社
●オーパスワンという唯一のワインを造るために、建物も、醸造設備(タンクや除梗機の設計等)も、体制も、すべて、そのワインにフォーカスした〝シングルフォーカス〟という考え方の徹底

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醸造責任者のマイケル・シラッチさんは2001年VTから関わっていますが、ヴィンヤードの責任者も兼務しています。彼が実施したナイトハーベストは早朝3時から9時頃(霧が晴れるまで)までの間に行うもので、収穫時に悩まされる〝熱波〟対策として考案されたそうです。

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マイベストは2009年でした。
アルマヴィーヴァの2005を試飲した後で、奇しくもオーパスワンの2005に遭遇。運よく、2つの素晴らしいワインを比較試飲できたラッキーデー。ここでは雨が多く、気温も低かったナパと、例年より降雨量が少なく、気温が高かったマイポ・ヴァレーのぶどう自体の凝縮感の違いを感じました。
2009年のオーパスワンはグラスの下に置いた字が読めないほどの深いルビーレッドで、黒系果実、甘草、チョコやコーヒーの要素、中盤から広がる酸味とアルコール由来の甘さと、きめ細かいタンニンの3つのバランスが好印象でした。

2001年11月、オーパスワンの20年目のヴィンテージを記念して、バロンヌ・フィリピーヌ・ド・ロスチャイルド、ティモシー・モンダヴィ、パトリック・レオンの3氏が来日しました。ティムさんは「アジアで最初のオーパスワンのプレゼンテーション」とおっしゃっていました。その折、フィリピーヌさん(今年8月22日逝去)は「オーパスワンはカルトではなく、クラシックなワインです。クラシックな文学がいつの時代にも素晴らしい価値を持ち、何度読み返しても感度を与えてくれるのと同じです」と語っていましたが、今回の3VTのテイスティングで、クラシックなワインの意味を感じています。

多くの素晴らしい功績を遺してくださったフィリピーヌさんのご冥福をこころからお祈りいたします。


ロスチャイルド家のシャンパーニュ
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3つの男爵家のジョイントベンチャーによって誕生した『バロン・ド・ロスチャイルド』
2003年、3家の構想からスタートし、2年かけて、ぶどうや施設の確保を行い、2007年に公式プロジェクトを発表、2009年に3アイテムのシャンパンがリリースされました。事務所はランス、醸造所はヴェルチュ(コート・デ・ブラン地区)
シャンパンのスタイルは a:シャルドネの高比率 b:ぶどうの大半はグラン・クリュ c:一番搾りのみ d:リザーヴワインは40%使用 e:ドザージュは5~7g/L f:デゴルジュマン後は6か月間安息 g:最低4年間の熟成後出荷 

軽快さ、フレッシュさ、エレガンス
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セミナーではライトなタイプから骨格のあるタイプということでブラン・ド・ブランからロゼ、ブリュットの順にテイスティング。ワインは〝軽やか、フレッシュ、エレガント〟の3文字で表現できます。

#1:ブラン・ド・ブランNV ベースワインは2008年VTで、リザーヴワイン40%(2007年と2006年)、ドザージュ量は7g/L、メニル、アヴィズ、クラマンのぶどうを使用、ピュアで軽快、ミネラル、アフターに軽いビター感、「パルメザンやシェーヴルのチーズに合います」とムーランさん
#2:ロゼNV
赤ワインをブレンドして造るロゼ・シャンパン、ベースワインは2009年VT、品種はシャルドネ85%、ピノ・ノワール12%、ピノ・ムニエ3%。#1と同じスタイルでシャルドネの比率高め。生き生きした酸味を生かすため、熟成期間は4年。ドザージュは6g/L、ピノ・ノワールはヴェルズネイとヴェルテュ(古樹)。色調はきれいなサーモンピンク、.スグリやラズベリーのような赤い果実のニュアンス
#3: ブリュットNV
バロン・ド・ロスチャイルドのフラッグ・シップ。白ぶどう(シャルドネ)と黒ぶどう(ピノ・ノワール+ピノ・ムニエ)各50%、きめ細かで持続性のある気泡、香りはフラワリー、スムースかつストラクチュアのある味わい

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マネージング・ディレクター兼チーフ・ワインメーカーのジャン・フィリップ・ムーランさんとは初対面。記念画像を撮る際、「お好きなボトルを1つ選んで」とお願いしたところ、「日本の女性はロゼ・シャンパンがお好きなようなので、ロゼにしましょう」とムーランさん


〝インドから世界に〟のスラ・ヴィンヤーズ
ワインのこころでも紹介したインドの新星スラ・ヴィンヤーズ

は、アジア圏にあるワイナリーの注目株です。アイコンワインのソ―ヴィニヨン・ブランの素晴らしさは特筆できます。セミナーは輸入元イズミ・トレーディング(招待制)主催で、創始者のラジーヴ・サマントさんにもご挨拶できました。


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インドのナシク出身のラジーヴ・サマントさんはスタンフォード大学卒業後、IT関連の仕事をしていましたが、農業に従事するため、インドに戻ります。そこで当初予定していたマンゴー造りではなく、ワイン造りの世界に。ワイナリーやサマント当主についてはイズミ・トレーデイングのスラ・ヴィンヤーズ

に詳しく出ていますので、リンクしておきます。

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#1:スラ ロゼ・ブリュットNV
インドのスパークリングワインの生産は20年前から。人気のあるアイテムになっています。#1はセニエ法で色を抽出、使用品種はピノ・ノワール、シラー、ジンファンデル。瓶熟期間は12~15か月、ドザージュ量は15g/L。通常のブリュットの瓶熟期間は15~18か月
#2:スラ ソーヴィニヨン・ブラン2013
インドで一番最初に造られたソーヴィニヨン・ブラン。スラのアイコンワイン。国内外で評価の高いワインであり、。フレッシュで切れの良い酸味、ハーブのニュアンス、NZスタイルではなく、仏ロワール的。
#3:ディンドリ・リザーヴ・ヴィオニエ2013
ライチ、白い花、スパイス、舌の上に広がるねっとり感が特徴。「味の濃い料理やエスニック料理と合います。インド料理は辛いというイメージがあるようですが、地元の家庭料理はそれほど辛くないので、アロマ豊かな品種と良く合います」とサマントさん。
#4:シラーズ2013
スラの高級赤ワイン。シラー90%、CS10%のブレンド。国際的ワインコンクールでの受賞歴あり。煮込み料理との相性が良いワイン。サマント当主いわく「カシミール料理や北インド料理と合わせて」
#5:スラ レイト・ハーヴェスト・シュナン・ブラン2013 
インド初の遅摘みの甘口ワイン、シュナン・ブラン100%、マンゴーやパイナップルのような南国果実のニュアンス、芳醇でリッチ。食後のブルーチーズ、バターたっぷりのパイやクッキーと
  
現在、スラの主要品種はソーヴィニヨン・ブラン、シュナン・ブラン、ピノ・ノワール、シラー、ジンファンデルであり、土着品種を手掛けるところまでには行っていないとのこと。オーガニック農法の導入については、モンスーンの到来があるので、管理的に難しい点もあるので、スペインのミゲル・トーレスさんに指導を仰いでいるとのことでした。

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「95%が国内市場、5%が輸出市場で、インド国内のシェアは60%。ナシクには30くらいのワイナリーがありますが、ワインの消費量はまだ低いです。スラ・ヴィンヤーズに関して言えば、15~20%の伸びを示しているので、10年、20年後に期待したいです」とラジーヴ・サマント当主(右)

インドの人口は12億人で、うち、ワインを飲んでいるのは20万人足らず。近年、若い女性のワイン飲酒率が増えているそうです。スラではワインツーリズムにも力を入れていて、施設にはフレンチレストランや35部屋のホテルが併設されています。〝インドの人はスラから始まる〟と言われていて、国産ワインで最初に飲まれるのがスラ・ヴィンヤーズのものだそうです。さらに加速しそうな勢いです。

会場内をさらっとチェック
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中国からの出展していた『グレイス・ヴィンヤード』
笑顔がチャーミングで元気パワーのジュディ・チャンCEO(右)

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GVV Terroirs

のブースには、イベント前夜ピーロート扱いのチリワイン『ミラマン』のメーカーズ・ディナーでご一緒したステファノ・ガンドリーニさん(左)も!
GVV社はチリとアルゼンチンのプレミアムワインの輸出を手掛けていますが、上品で上質なアイテムが多くありました。

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ヴィネクスポ・ニッポンではエノテカの世界規模のネットワークが生かされていました。

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キッコーマンのブースでマンズワインの広告塔である辰巳琢郎さんと再会。手にしているのは辰巳さんプロデュ―スの『今様』。日本のワイナリーはマンズワインだけだったので2年後の参加に期待!

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合同酒精のブースではシャンパーニュから来日した『マイィ』のジャン・フランソワ・プレオ社長が取材を受けていました。世界恐慌勃発の1929年に創業したマイィ。形態は協同組合で81名が加盟しています。不況でシャンパンの販売も思うようにならなかった当時、組合員たちは強い団結力で最高品質のシャンパンを造ろうと奮起。手掘りのカーヴを見れば、その思いが伝わってきます。一見の価値あり、素晴らしい遺跡です!

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ヴィネクスポでは、毎年英国の調査会社IWSRに依頼して世界のワインとスピリッツの消費・生産・流通の市場動向と今後5年間(今回の調査では2017年まで)の市場予測調査を行っています。対象は28の生産国、114の消費市場です。それによると、2008年から2012年の間に、日本のワイン消費量は30.95%増で、1ケース9りットル入りで3,459万ケース(4億1500万本相当)になりました。

ヴィネクスポ/IWSRの調査では、2013年から2017年の間に、ワイン消費は3.27%増とさらに拡大し、3,708万ケース(4億4500万本相当)になると予測されています。特にスパークリングワインの消費増が31.97%と顕著で、日本はアジア・太平洋地域で、オーストラリアに次いで、第2位のスパークリングワインの消費国になっています。

また、リキュールでは世界第3位の消費市場、バーボンでは世界第5位の消費市場です。和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことも追い風になっていますので、来年の飛躍、さらには再来年に向けて確たる動きを示していきたいものです。
ラベル:VINEXPO NIPPON2014
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2014年09月20日

11月1日&2日開催のVINEXPO NIPPON2014!!

あと6週間後に日本(東京)で開催されるVINEXPO NIPPON(ヴィネクスポ・ニッポン) 2014
会期は11月1日(土)、2日(日)で、会場はザ・プリンス・パークタワー東京です。

先日行われたヴィネクスポ・ニッポンのプレス会見をお伝えする前に、まずは香港でのVINEXPO Asia-Pacific2014 ヴィネクスポ・アジア・パシフィック2014の最新情報やワイン・スピリッツ市場調査の結果発表のために、今年の1月に来日したグザヴィエ・ド・エザギール会長 とギヨーム・ドゥグリーズ専務理事の会見

で全体のイメージをつかんでいただけると嬉しいです。

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セントグレース大聖堂が茜色の夕日に見事に映えて

VINEXPO NIPPON2014の最新情報@ 青山 『Two Rooms』
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ヴィネクスポ・ニッポンの初日(1日)には、Two Roomsで〝Off The Record:ネットワーキングパーティー〟と題したイヴェントも開催されます。

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「500の国際的なワイン・スピリッツブランドが出展、150の企業の参加があり、来場予定者数も4000名以上」とドゥグリーズ専務理事

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ボルドーからバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド、シャンパーニュはルイ・ロデレール、マイィ、アルマン・ド・ブリニャック、ブルゴーニュはジョセフ・ドルーアン、ルイ・ラトゥール、イタリアはアンジェロ・ガヤ、スペインはミゲール・トーレス、マルケス・デ・リスカル、コドルニウ、ポルトガルはセグラペ、チリはモンテス、カリフォルニアからはケンダル・ジャクソン等々が出展する予定です。

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SOPEXA JAPONのシャルル・デュラン日本代表も張り切っています!

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著名なワインメーカーやソムリエ等によるテイスティングではChムートン・ロートシルトやマルケージ・アンティノリ、アンジェロ・ガヤ、チリのアルマヴィーヴァ、カリフォルニアのオーパス・ワンの他、ドイツやポルトガルの素晴らしいワインも紹介されます。

会見後のカクテルパーティーで
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シーザースサラダのベーコンやオーブンで焼いたパン粉のカリカリした食感、良かったです

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タラのブランダードの塩分がモンテスのソーヴィニヨン・ブラン(SB)とナイスマリアージュ

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カクテル・パーティーで供出されたモンテス リミテッド・セレクションSB2013(チリ)
キレの良い酸味と軽い樽の風味が印象的でした。この日(18日)はちょうどチリの独立記念日だったので、チリワインにフォーカス。専務理事にもチリのワインを持っていただきました!

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ワインラバーさんに向けて
本来ヴィネクスポはプロ向けなのですが、今回消費者向けイベントをいくつか計画しています。冒頭の『Two Rooms』の会もそうです。10月29 日~11月4日の間、伊勢丹新宿店では一般消費者対象の物販を開催、また、約15のワイナリーが『VINEXPO NIPPON TOKYO x ISETAN 』に参加します。18日(土)には有名フレンチシェフ、ミッシェル・トロワグロ氏が、フランス国外で唯一監修する『キュイジーヌ [S] ミッシェル・トロワグロ 』で、Chムートン・ロートシルトをはじめとするバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社のワインとのマリアージュをお楽しみいただけるスペシャルイヴェントもあります。

詳細は公式サイトでご確認ください。早目のチェックが良いと思います。では!!
>>>http://www.vinexponippon.com
ラベル:VINEXPO NIPPON2014
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2014年06月10日

Relais & Châteaux ルレ・エ・シャトー60周年を祝して@東京ステーションホテル

6月9日、東京ステーションホテルにルレ・エ・シャトーの本部からフィリップ・ゴンベール会長、ジャン=フランソワ・フェレCEO、および海外13組(仏、伊4、スペイン、中国、台湾、南ア2、モルディヴ、豪州、シルバーシークルーズ)の参加メンバーが来日。併せて日本メンバー11軒と韓国メンバー1軒の総勢25軒が集結しました。ルレ・エ・シャトーは世界的権威を誇るホテルとレストランの会員組織です。

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1954年に誕生したルレ・エ・シャトーは今年60歳になりました。
60周年を迎え、カリフォルニアを皮切りに、世界各地で記念イベントを展開しています。日本では9月に行いますが、フィナーレは11月18日パリのユネスコで実施。世界全520軒のメンバーホテルが集合して祝います。その時のメッセージは「世界の料理界をけん引していこう」とフィリップ・ゴンベール会長

ルレ・エ・シャトーのモットーは〝リュクス〟な体験。つまり細部にこだわったオーダーメイドな滞在やそこでしか体験できない希少価値の高い滞在をお客様に提供することです。

長年、ルレ・エ・シャトーが提唱し続け、維持してきた〝5C〟 で表される共通の価値基準
■Courtesy (心のこもったおもてなし) ■Charm (洗練された魅力あるスペース) ■Character (特色や個性あるスタイル) ■Calm (落ち着きやリラックスできる場所) ■Cuisine (質の高い料理)、とっても素敵な5C!

余談ですが、昨年3月、オーストリアのヴァッハウで、大好きなニコライホーフのクリスチーネ・サース夫人に連れて行っていただいたのが、参加メンバーホテル『シュロス・デュルンシュタイン』のレストラン。ドナウ川に沿ってたたずむ瀟洒なホテルでした。その時の滞在はサース夫人のお嬢さんが経営するホテルだったのですが、いつの日か泊ってみたいと思わせる素敵なホテルでした。貯金せねば、はは(笑)

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会場を飾る花は白で統一

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60周年を祝うサプライズの記念ケーキ!

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フィリップ・ゴンべール会長は同日22時15分発の飛行機で帰国しなければならなかったので、ケーキからスタートしました! 時間が押しています、ドキドキ
 

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神谷由紀子事務局の合図で火を消したメンバーは会長とジャン=フランソワ・フェレCEOと日本支部の『明神館』齊藤忠政専務理事

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乾杯の音頭はローラン・ペリエのグランドアンバサダーのフィリップ・ソーゼットさん
協賛の4アイテム(ロゼNV、ウルトラ・ブリュット、グラン・シエクル、ドゥミ・セック)についても解説

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両フィリップさんで杯をあげました!
フィリップ・ゴンベール会長は昨年11月のベルリンの総会で現職に選任されました。フランス・ボルドーから200kmの場所にあり、ドルドーニュ川に面した古城ホテル『シャトー・ドゥ・ラ・トレーヌ』のオーナーです。

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「アール・ド・ヴィーヴル(人生を豊かにするすべ)を体感できるのがルレ・エ・シャトーです」とフェレCEO。世界64か国で520軒のメンバーホテルがあり、総売上高は2500億円、従業員数は22500名、加盟しているメンバーのミュシュランの星を数えると323になる由


料理とシャンパンのマリアージュ
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会場は東京ステーションホテルのアトリウム

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バイヨンヌ産生ハムとフロマージュブランのクレープロール × Laurent-perrier Cuvee Rose

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ハタの羅臼昆布締め ライム風味 × Laurent-Perrier Ultra Brut

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ブルターニュ産オマール海老のビスク カプチーノ仕立て× Laurent-Perrier Ultra Brut

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すずきのオーブン焼 南仏プロヴァンス風 × Laurent-Perrier Ultra Brut

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メインに合わせて登場したローラン・ペリエのグラン・シエクル

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フランス産仔牛フィレ肉のソテ セップ茸とベアルネーゼ風味のクルート焼き × Grand Siecle

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タルトショコラとメロンのミント風味 フランボワーズのジュレ添え × Laurent-Perrier Demi-Sec

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ナビュコドノゾールサイズのボトルを手にフィリップさん&ジャン=フランソワフェレCEO、神谷事務局長と

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素敵な時間を共有させていただき、ありがとうございました!



[ぴかぴか(新しい)]後日談 ~加盟メンバーの素敵なワインはディナーのあとで~

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ルレ・エ・シャトーのディナーで対面に座っていらしたのが、今回初来日のダリオ・ラクイントさん! 
イタリア・トスカーナの田園地帯にあるホテルルレ・ボルゴ・サン・フェリーチェ

のセールス&マーケティングマネージャーでした。「ワインも造っていますよ」という話題から、「サン・フェリーチェ社には素晴らしいキアンティ・クラシコ・リゼルヴァがあります。明日行うディナーにそのワインを出すので、冨美子のために1本キープしておくよ。あとでメールで連絡するから」との展開に! そして、超短期滞在のご多忙のなか、ダリオさんは、ホテルのゲスト・レセプションに約束のワインを預けておいてくれました! イタリア人気質を感じる温かなホスピタリティーに、こころから感謝です! 
ワインはキアンティ ・クラシコ地区サン フェリーチェ社のキアンティ クラシコ・ リゼルヴァ2009、テイスティング後、改めて感想を送るつもりです。
日本では大倉フードが輸入元になっています。


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Brut Rose2011はサンジョベーゼ100%、瓶内2次発酵、気泡は口中なめらか、イチゴや野バラのニュアンス

ルレ・エ・シャトーのアペリティフタイムで、ご挨拶させていただいたのが、トスカーナのホテルルレ・イル・ファルコニエール

のオーナー、リカルド・バラッチさん! 19世紀、詩人アントニオ・グアダ二ョーリが居住していたといわれる1600年建設の邸宅をホテルに改装しています。

ウエルカム・シャンパンがローラン・ペリエ・ロゼNV(マグナムサイズで供出)だったので、「私のお気入りはシャンパンなんです」とのひとことを添えました(笑) 間髪をいれず、リカルドさんがおっしゃったのが、「ウチでもシャンパン製法による泡ものを造っていますよ」。そして「明後日、銀座のBUONO BUONOで試飲会を行うので来ませんか」とのお誘いが!

リカルドさんはBARACCHIワイナリーの6代目で、10アイテムのワインとオリーヴオイルを生産しています。プレゼントしてくださったブリュット・ロゼ2011のバランスの良さに惹かれました。
光栄なことです!


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リカルドさんはとっても素敵なイタリアン@銀座 ブオーノ ブオーノ
ご自慢のPinot Nero(PN)2011、Toscana I.G.T. フレンチオークで18ケ月熟成を手に!

果実が詰まった凝縮感、中盤以降、ミネラル、柔らかなタンニン、スパイシーさが口中に。日照度豊かな風土を感じるニューワールド的なイメージのワイン、Alc は15.5%!

ルレ・エ・シャトーのディナーのあとの、素敵な出来事
ダリオさんとリカルドさんのホテルにお泊まりできる日が早く来ることを願いながら・・・
この日は梅雨まっただなかで、傘が手放せない状態でしたが、こころが温かくなるナイスな1日でした。
本当にありがとうございました!
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2014年05月08日

2014 FIFA WORLD CUP BRAZIL 公式シャンパン&「日本の酒」シリーズ

本日刊の産経EXワインのこころ

に、テタンジェが公式シャンパーニュとして認定され、『ブリュット・レゼルヴFIFAワールドカップ・ボトル』の発売が開始されたことについて書きました。
テタンジェにはサッカーにまつわる歴史があり、それだけに、FIFA史上初の公式シャンパーニュ

としての立場はとても名誉なことです。

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サッカーボールのホログラム、存在感があります!

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ワールドカップがらみでは異業種仲間のIshidaさんにも嬉しい出来事がありました。FIFAに登録し、申込んでいたチケット購入権が当たったので、ブラジル観戦に行くことになったのです! 10年以上前にはブラジル勤務をしていたこともあるので、彼は勝手知ったるお国での開催を心待ちにしています。先日、お気に入りの寿司店にFIFAの限定ボトルを持ち込み、その前祝いをしました。ボトルにもBOXにもお洒落な気遣いが感じられ、白木のカウンターにも良く映えていました。もちろん、このシャンパンはお寿司とも良く合っていました。
日本での販売本数は18,000本。サッカーファンにはお楽しみいただけるはずです。

はせがわ酒店の「日本の酒」シリーズ
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パレスホテルでワインのイベントがあった折、日本酒の師匠しみかたゆうじさんの案内で、はせがわ酒店パレスホテル店にお邪魔してきました。狙いはFIFAの公式ライセンス契約をしている『日本の酒』です。

「日本の酒」シリーズは清酒、本格焼酎、リキュール、発泡酒の計14種類ありますね
八海山と東洋美人は各2アイテム

株式会社南部美人(岩手県)/南部美人 純米吟醸
株式会社新澤醸造店(宮城県)/伯楽星 純米吟醸
酒田酒造株式会社(山形県)/上㐂元 純米吟醸
八海醸造株式会社(新潟県)/八海山 本醸造
八海醸造株式会社(新潟県)/八海山 発泡にごり酒
来福酒造株式会社(茨城県)/来福 純米吟醸
菱友醸造株式会社(長野県)/御湖鶴 純米
株式会社車多酒造(石川県)/天狗舞 山廃純米
清水清三郎商店株式会社(三重県)/作 純米吟醸
株式会社澄川酒造場(山口県)/東洋美人 純米吟醸
株式会社澄川酒造場(山口県)/東洋美人 純米大吟醸
株式会社いそのさわ(福岡県)/黒むぎ 麦焼酎
小牧醸造株式会社(鹿児島県)/小牧 芋焼酎
麻原酒造株式会社(埼玉県)/武蔵野 リキュール すてきなマンゴー酒

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ワールドカップ ブラジル大会のライセンス契約・プロデュースは(株)はせがわ酒店
販売は三井食品(株)

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6月10日~27日にはブラジル・サンパウロで同店と中田英寿さん、20の蔵元が日本酒バーを開店する予定。詳細ははせがわ酒店のHP

をご覧ください。
FIFAワールドカップ! ワインや日本酒でより盛り上がって欲しいと思っています!
[プレゼント]ワインのこころ(6月12日付)、W杯のオフィシャルな「日本酒」は
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140612/trd14061212360016-n1.htm
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2014年01月30日

VINEXPO Asia-Pacific2014  プレス会見から

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来日したグザヴィエ・ド・エザギール会長(右) と新しく就任したギヨーム・ドゥグリーズ専務理事

5月27日~29日の間、香港で開催されるVINEXPO Asia-Pacific2014 ヴィネクスポ・アジア・パシフィック2014

の最新情報やワイン・スピリッツ市場調査の結果を発表しました。この見本市は毎奇数年には本家ボルドーで、毎偶数年には香港で開催されていますが、今年は11月1日&2日に東京で第一回『VINEXPO NIPPON ヴィネクスポ・ニッポン』が開かれる予定なので、そのお披露目も兼ねていました。

2013年に世界一の赤ワイン消費量国になった中国
会見では毎回イギリスのワイン・スピリッツ市場調査会社IWSR社の調査結果が発表されます。ヴィネクスポから依頼され、12年前から本件に関わっている同社は、28の生産国、114の消費市場を対象に、詳細かつ細部なデータを作成しています。

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28日の深夜にVINEXPOから「China becomes world's leading red wine consumer」というタイトルのメールが届きました。
東京での記者会見でも結果発表を担当した専務理事が「中国(世界第7位のワイン生産国)」を口にする回数が多かったのですが、メールの内容は2013年に中国がフランス、イタリアを抜いて世界一の赤ワイン消費国になったこと、中国文化のなかで赤は富と権力と幸福にかかわる大事な色である等の記述で、2013年に中国で飲まれた赤ワインは1億5500万ケース(9㍑/ケース)、ボトル換算では18億6500万で、2008年からの5年間で消費量は136%増とのことでした。

上記の表は東京の会見で示された輸入スティルワインの消費のトップ10で、上から順にドイツ、UK、USA、オランダ、中国(香港含)、カナダ、ロシア、ベルギー&ルクセンブルグ、日本、スウェーデンとなっています。オランダやスウェーデンは100%輸入ワインで占められていますが、USAは25.8%、中国は18.86%で、今後5年間(2013年から2017年)の予測で両国はそれぞれ7.49%と48.40%の見込みになっています。
特に赤ワイン消費量世界一になった中国で、現在飲まれている赤ワインの多くは国産ワインなので、これから数年間の輸入ワインの伸び率はさらに高くなると推測できます。


VINEXPO NIPPONについて
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11月1日と2日に、ザ・プリンス・パークタワー東京で『VINEXPO NIPPON2014 ヴィネクスポ・ニッポン』が開催される予定です。日本市場で活動する業界関係者のために考案された見本市で、世界各地から200社が出展する予定とのこと。対象は業界関係者限定です。和食への関心が高まっているなか、日本市場への注目度も再燃しています。

ちなみに、日本はアジア・太平洋地域(Asia-Pacific)における第1位のスピリッツ輸入国であり、同エリアにおける第2位の輸入ワイン消費市場かつスパークリングワインの消費市場です。また、1本10ドル(995円)以上で販売されているスティルワインの消費においては世界第7位の位置にいます(=日本は高額なワインを好む市場)

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シャルル・デュランSOPEXA JAPON(中央)を囲んでグザヴィエ・ド・エザギール会長 とギヨーム・ドゥグリーズ専務理事

専務理事は「ヴィネクスポはワイン&スピリッツの見本市としてはリーダー的存在であり、常に変化し続けていかなけれななりませんが、同時にイノベーションも必要です。ヴィネクスポ・ニッポンは東京で世界のワインを紹介するイベントです。ワインの新しい世界の潮流を取り入れていきたいですし、日本をより魅力的にする見本市にしていきたいと思っています」とコメントしていました。

プレス会見後のランチタイム
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世界遺産の富士山が展望できる会場で
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会見開始前にグザヴィエ・ド・エザギール会長にお話を伺いました。「富士山が見えるよ!」と会長
逆光だったのですが、会長の右背後に白くぼんやり見えるのが富士山! 渋谷セルリアンタワーからでも見えるのですね。

会長は1981年からヴィネクスポのボルドーやアジア・太平洋地域の役員あるいは主催する企業側として同見本市と関わってきた方で、2011年から現職に就いています。
会長職としてのヴィネクスポに対する考えは「30年以上にわたって関わっていますが、ここ15年くらいからはボルドーの外(アジアや香港)から市場を見ています。この見本市は世界に向けて開かれたものであり、ワインとスピリッツの最大イベントとしてリーダー的役割を果たしていると思っています」と述べていました。

ヴィネクスポ・二ッポンに関して、なぜ今回日本を選んだのかについては「日本に戻ってくる感じです。2000年と2002年に東京でヴィネクスポを行いました。その後、ロケーションが良く、誰でも知っている国際都市香港(98年、2004年~)で開催していますが、我々は日本がキーであり、洗練されたワイン市場であることを高く評価していることから開催を決めました。ヴィネクスポ・ニッポンについては香港の見本市が終わってから、再度、来日して詳細をお伝えするつもりです」と。
今の予定では海外から250社ほどの出展と約4000~5000名の来場者を見込んでおり、UGCBによるイベント、マスタークラスやガラ・ディナーなども企画されているそうですが、これは詳細が発表され次第、改めてお知らせします。


専務理事に「中国本土における関税」について質問してみました。それによると、本土ではまだ輸入ワインの関税が高いようですが、チリは中国との間で自由貿易協定を締結しているので、日本同様、他国より税的な面では優位にあるようです。
昨年の『インターナショナルワイン&スピリッツフェア2014』の香港取材で、中国における豪州の赤ワインの伸びを感じました。JETRO情報を見ると、豪州と中国は現在自由貿易協定の話し合いを進めている由、関税対策が整えば、豪州ワインは破竹の勢いになるかもです。
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2014年01月15日

〝シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル〟情報!

メルシャン直営のバル〝シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル(TGB)〟のオープンは明日です! 昨日のプレス向け内覧会で撮影した画像を中心に同店のイメージ、お伝えしておきます。

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アークヒルズサウスタワーは南北線 六本木一丁目駅から直結しているのでとても便利。店舗は36坪で通常は着席スタイルで50名まで収容可能、暖かくなればテラスも設ける予定なので55名前後までOK。昨日は立食でしたが、多くの媒体の参加があり、店内には70名以上も!

ワインや料理の一部をご紹介
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フラッグシップブランドの「シャトー・メルシャン」約20種類のほか、「メルシャン 日本の地ワイン」と「メルシャン 日本の泡」各シリーズがありますので、その日の気分でボトルでもグラスでもお好きなほうで♪ グラスは60ml(画像手前のサイズ)と120ml(後方の大きなグラス)の2タイプあり

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鳥取県産大山鶏もも肉のピックグリルと長野のあわ

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有機野菜のバーニャカウダ

はじめにブドウありき
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齋藤浩ゼネラル・マネージャーによるミニセミナー
「ワインを飲みながらぶどうが育つ背景にまで想いを馳せてもらえると嬉しいです」とおっていました。2012年のマリコ・ヴィンヤード取材時、齋藤ゼネラル・マネージャーから同社のワイン造り、ぶどう畑について貴重なお話を伺ったので拙ブログにまとめてあります。以下ご参考までに
http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2012-08-15

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日本ワインの今後の発展に期待しつつ、皆さんで乾杯!

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サーモンはワインの色と合わせて楽しめる一皿

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バルの定番ハム、チキン、レバーペースト

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活用していただきたい5種のTGBシーズニング、ワインと料理の橋渡し役
奥左からトリュフソルト、レモンソルト、ドライトマトのチリオイル
手前左がアールグレイソルト、イチゴのコンフィチュール
レモンソルトは甲州の酸味と合わせて
イチゴのコンフィチュールはマスカット・ベリーAのイチゴ風味と相性◎です!

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片手で食べやすくを徹底したピックフライ

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淡白に仕上げたカマンベールチーズ

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スイーツの類も

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外から見ると・・・
店内のスクリーンに映し出された醸造メンバーの生駒元さんの姿が見えますね

TBAでシャトー・メルシャンワールドを満喫していただきたいと思っています。日本ワインは食と合わせることで、面白さや楽しさがより広がってきます。ワインをもっと身近に感じていただければ嬉しいです。

シャトー・メルシャン トーキョ―・ゲスト・バル
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワーB1
電話:03-6441-2230

詳細はコチラ

から
おすすめメニュー、フェアなどのイベント情報、最新情報はfacebookで確認できます。
http://www.facebook.com/cmtgb
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2014年01月09日

審査員は女性だけの『Sakura Wine Award 2014』がスタートします!

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2014年はワイン界の元気な女性たちが頑張ります!

ワインアンドスピリッツ文化協会

とFoodex Japanのジョイントによる『Japan Women's Wine Award〝SAKURA〟2014 (以後SAKURAワインアワード) 』です。
本日刊(9日)の産経EXワインのこころ

で紹介させていただきましたが、これは審査員が全員女性だけという日本初のワイン品評会です。ワインのエントリーはすでに終了したので、事務局は2月1日 からの審査に向けての準備をしています。

私も審査員の一人としてお手伝いさせていただきますが、SAKURAワインアワード2014の受賞ワインの結果は今から楽しみです。ワインラバーの皆さんも今年のワイン界の新たな動きにご注目ください!
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2013年09月18日

11月7日~9日開催の『香港インターナショナルワイン&スピリッツフェア2013』をお見逃しなく!

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画像協力:HKTDC

『香港インターナショナル ワイン&スピリッツ フェア2013』のお知らせです! 
昨年

は36ヶ国・地域から950以上の出展者が参加、開催中来場したトレード・バイヤー数は2万以上でした。今年は11月7日から9日の間、開催されますが、昨年以上の盛り上がりが期待されています。

2013年は日本とスペインの交流400周年の記念年にあたりますが、奇しくも11月の香港におけるイベントのパートナー国もスペイン。期間中、スペインワインを扱う企業を特集した特設パビリオンが設置されるほか、ワインのイベントやアクティビティの多くがスペインに焦点をあてて展開されますので、スペインワイン関係者、スペインワイン愛好家には見逃せない3日間になります。

また、同フェアはプロだけでなく、開催最終日には一般のワイン愛好家も来場可能です。ご興味のある方は早目にチェックなさってください。今年も香港で再会しましょう!

詳細は香港貿易発展局(HKTDC)のサイトで!
>>>http://hkwinefair.hktdc.com/dm/2013/mini_site/index_jp.html
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2013年08月05日

行かなくちゃ! 日本リカーが主催する一般消費者向けプレミアムテイスティング

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日本リカー(株)が一般消費者を対象とした試飲会『プレミアム・テイスティング』を開催!
講座生からもこのような一般消費者を対象にした試飲会開催要望の声は多く出ていました。
皆様、奮ってご参加ください。

イベントの概要
◆ 開催日時・会場・参加募集人数
○大阪: 9 月17 日(火)18:30~20:30、「ザ・リッツ・カールトン大阪」、200 名限定
○東京: 9 月18 日(水)18:30~20:30、「帝国ホテル」、300 名限定
○名古屋: 9 月19 日(木)18:30~20:30、「名古屋国際ホテル」、100 名限定
●各会場:4000円(税込)
[ぴかぴか(新しい)]お土産にルイ・ジャド社ブルゴーニュワイン(赤)1本

◆ アドミッションパス(入場証)予約販売について
インターネットワイン専門店【京橋ワイン本店http://www.kbwine.com/】にて販売
8 月6 日(火)正午より予約販売開始※各会場、定員に達し次第、販売終了

プレミアムテイスティングに関して日本リカー様からのメッセージ(原文そのままコピー)
日本リカー株式会社(本社:東京、代表取締役社長:大久保哲朗)は、9 月中旬に一般消費者を対象とした試飲会、日本リカーPresents「プレミアム・テイスティング」を開催いたします。一般消費者を対象としたワイン試飲会を大々的に実施するのは、弊社初の試みとなります。

弊社は、【ファインワインを世界から】をモットーにワイン愛好家の皆様に中高級ワインを中心としたワインをお届けしています。今回のプレミアム・テイスティングは、世界各地のワイン産地から、20以上のワイナリーの自慢のワイン、約100アイテムをフリーテイスティング形式にてお楽しみいただくイベントです。

ブルゴーニュきっての銘手"ルイ・ジャド“をはじめ、“シャンパーニュ・テタンジェ”、“M.シャプティエ”、イタリア・トスカーナの至宝“オルネッライア”や“ルーチェ・デッラ・ヴィーテ”など、市場では1万円以上で販売されている高級ワインまでをご試飲いただけます。今回の試飲会を通じて、ワインの深い味わいをお楽しみいただくだけではなく、現地ワイナリーにて研修を受けてきた弊社スタッフより現地の最新情報とともに造り手の想いをお伝えいたします。お帰りの際は、お土産として弊社自慢のルイ・ジャド社ブルゴーニュワイン(赤)を1本お持ち帰りいただきます。

問い合わせ先
◆ イベントに関する問い合わせ
日本リカー株式会社営業企画部斎藤富明・大久保絵里
東京都中央区日本橋小網町2-5 キリン日本橋ビル4F
TEL: 03-5643-9770(代表)
Eメール: event@nlwine.com
◆ アドミッションパス予約販売に関する問い合わせ
インターネットワインショップ「京橋ワイン本店」カスタマー・サポート
東京都中野区中野2-30-5 中野アーバンビル5F
TEL: 0120-070-880
Eメール: info@kbwine.com

余談ですが、8月30日に行われるメルシャン主催の一般消費者向けシャトー・メルシャン桔梗ヶ原メルロー特別セミナー~シャトー・マルゴーの最高醸造責任者ポール・ポンタリエ氏をお迎えして~

も、本日午前中にキャンセル待ちになったようですよ。中味が濃いですものね。
今回の試飲会も行かなくちゃ! 万障繰り合わせて、ご参加ください!
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2013年07月09日

開催中! ミラヴァル・ロゼ ワインフェア@松本楼

7月5日からスタートした松本楼のワインフェア、昨日のおやつ時間にお邪魔してきました。
いつもお世話になっている和食店の女将の6日遅れのお誕生日祝いと青木冨美子プロデュ―スなので、その視察も兼ねて、です!

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5月の試作からフェア開催までに希望を叶えて仕上げてくださったパティシエさんに感謝!
2パターンのスイーツがあります。

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パワースポットの大銀杏を背景にして
■赤い果実のムースとブランマンジェ
アンジーの乳がん手術の報道もありましたので、ショコラのリボンからピンクリボンにチェンジ

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■ミルクチョコレートのドーム シブーストクリームの柑橘系バリエーション
あたためたソースをチョコにかけた時に、ドームが徐々に崩れるのが理想でした。
見事に成功、マウスをスクロールしてみてください。動きを感じるはずです、味も美味美味!!

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視察の記録画像は小坂文乃さん撮影!

都会のド真ん中とは思えないほど緑が多い空間です。
梅雨も明け、このところの猛暑で、日中のテラスは厳しいかも。蚊よけ対策も必要です。

我々も撮影後、涼しいお部屋に移動、ふ~っ

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文乃さん作成のPOP、ワインが飲めない方にはコーヒーや紅茶での対応もできます。
お好みに合わせてお選びくださいませ。詳細は松本楼のfacebookで!

今週半ばには、10月19日開催の110周年記念イベントの打ち合わせがあります。
http://www.matsumotoro.co.jp/
すでにキャンセル待ち状態とのこと、とっても嬉しいです!
中身の濃い会にするように頑張ります。
ご参加予定に皆さま、大いにご期待くださいませ!
ラベル:Miraval rose 松本楼
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2013年02月08日

エノテカ銀座店カフェ&バー『エノテカ・ミレ』本日オープン!

『エノテカ・ミレ』のオシャレな店内を少しだけ、ご案内!
詳細は同店のサイト

をご覧ください。
場所は中央通リにあるドコモ(銀座松坂屋前)を目印にして、みゆき通りをそのまま直進、白い建物なのですぐわかります。

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階段を上がると・・・

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踊り場から階段の方向を見ると、Chムートン・ロートシルトの大丈量ボトルが

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店名ミル(1000の意味)にちなみ、約1000アイテム以上のワインが揃っています

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バレンタイン・デーで人気の『Chカロン・セギュール』もチェックなさってください

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Century Cellarのなかにはワインラバー垂涎のDRCやシャトー・マルゴーが

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もちろんシャンパーニュも!
エノテカ扱いのルイ・ロデレールやバロン・ド・ロスチャイルドだけでなく、アンリ・ジローやポル・ロジェなど主要メゾンが揃っています!

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テイスティングカウンターのほか、同店初のコンセプトとなるカフェ&バー全29席を併設、店内で購入したワインを持ちこんで楽しめますよ、enjoy!!

[揺れるハート]ワインショップ・エノテカ 銀座店
〒104-0061
東京都中央区銀座6-8-3  銀座尾張町TOWER2階
電話03-3573-1531/営業時間11時~21時(不定休)
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2012年02月03日

VINEXPO ASIA-PACIFIC2012 プレス会見

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VINEXPO ASIA-PACIFIC ヴィネクスポ・アジア・パシフィックの開催に先立ち、ドミニック・エリアール・デュブルイユ会長(左)とロベール・ベナ専務理事(右)が来日、プレス会見を行いました。

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2012年5月29日~31日@香港で開催されます。

VINEXPOでは10年前から、英国の調査会社The IWSR(The International Wine and Spirits Research)社に世界のワイン&スピリッツの状況調査を依頼してきました。同社では、毎年、5年間予測を立てていますが、発表は非常に興味深い内容で、私はいつも予測と現実の数字の誤差が少ないことに感心しています。今年は中国の伸びと英国の減少が気になりました。

成人ひとりあたりの飲酒量 (単位はリットル)
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1位から10位までをみると、イタリア、フランスが拮抗しています。かつては100L飲んでいたイタリアも、2010年は52.8L。一年間は52週なので、1週間で1L飲んでいる計算になります。2015年は1位ですが、さらに減って50.9L予測。The IWSR社では減少の理由について、「ライフスタイルの変化」と分析しています。

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11位から20位までの表です。
英国は11位、2015年予測も11位ですが、量的には2011年からの5年間でマイナス6.6%予測。世界のワインの消費国のランクでも2011年は中国に抜かれて第6位の英国。この減少について、デュブルイユ会長に質問したところ、「他の飲料に流れているわけではなく、経済の低迷が影響している」とのお答えでした。ロンドンオリンピック景気に期待したいところです。中国は2010年1.1Lで、2015年には1.9Lに伸びるとの予測。日本は2010年2.5Lで、2015年予想でも安定して「変化なし」とのこと。ただ、日本の業界関係者は「もっと伸びる」と予測しています。過去においてほとんど誤差がなかったThe IWSR社の予測と、日本国内の業界関係者との思惑が、誤差を出すかどうか、注目していたい事項です。

SOPEXAから許可をいただいたので、資料添付をしておきます。
世界のワイン・スピリッツ市場と2015年までの予測
http://www.franceshoku.com/pdf/vinexpo/1_IWSR2011-2015Monde_jp.pdf
(C) SOPEXA

日本のワイン・スピリッツ市場と2015年までの予測
http://www.franceshoku.com/pdf/vinexpo/IWSR2011-2015Japon_jp250112.pdf
(C) SOPEXA
ロゼは全体量からいえば、まだ少量ですが、2015年には消費量が14万ケースに達するとの予測。食事にもあわせやすく、色的にはこれからの季節にぴったりのロゼ! 
ロゼワイン消費拡大のために私もサイトを通して素晴らしいロゼを紹介していきたいと思っています。
ラベル:Vinexpo
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2011年09月08日

『日本で飲もう最高のワイン2011』@椿山荘の受賞ワイン!!

藤田観光(株)主催日本で飲もう最高のワイン2011
今年初めて行われた同コンクールは、国産ワイン&輸入ワインの区別なく、日本国内で飲める世界中のワインのなかから、「一番美味しいワインを探そう」をテーマにしたもので、ユニークなのはワインの専門家とワイン愛好家双方の視点から品質の優れたワインを選んでいる点です。審査は9月3日&4日の両日行われ、私は専門家10名の審査員メンバーのひとりとして参加させていただきました。

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おめでとうございます!!
7日夜、部門別、専門家・愛好家別の各賞が発表されました。

な~るほど、思い当たるワイン、多々あります\(^o^)
9月16日に受賞式・テイスティングパーティーが予定されています。その席上で、専門家と愛好家双方の評価により選出された「ベストワイン」と「国産ベストワイン」、ゴールドメダル以上で販売価格1,500円以下の「コストパフォーマンスワイン」が発表されます。

品評会をプレイバックIMG_0552 .JPG
出展ワインの総数は159本でした。審査時間は3時間、1本あたり1分少々でテイスティング
私は休憩時間をなしにして何とかすべての本数をクリア、ホッ!

応募多数で抽選によって選ばれた60名の一般審査員(ワイン愛好家さん)は別室で、20名ずつに別れ、各グループ約50アイテムを担当。審査、評価していました。

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(左)ブラインドの状態も温度も完璧、ボトルの前にはグラスが2脚並んでいました。
自分用のグラスで試飲しながら、ボトル前のグラスで香りをチェック!
2グラスがあったことで温度変化による香りの変化がつかみやすく、役にたちました!

(右)試飲はA列白ワインから順にD列の赤ワインまで。
生産者の熱い思いが込められているので、真剣さも増します。画像協力:内藤邦夫

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初日の審査後、愛好家審査員の皆さんを交えた懇親会がありました。
藤田観光の森本 昌憲会長を囲んで
永野 寿子さん、私、岸本 宗和リーダー、森本会長、内藤 邦夫さん、児島 速人さん、柳 忠之さんと
画像協力:内藤邦夫



明けて4日は
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昨日の審査で高得点を得た、入賞候補ワインの中からプラチナ、ゴールド、シルバーの各賞の選考
内藤さんのブログにも書いてあるように総体的にワインの質が高かったと思います。その内藤さんは私の前に座っていました。1度に口にするワインの量が私の倍! 
お替りをする様子を見て、映画『パリのレストラン』の中のトマさんのブラインドテイスティングを思わず思い出してしまった私です(笑)

柳田 藤寿委員長、品評会運営アドバイザーの岡 真木様、有坂 芙美子様、ホテルの運営スタッフの皆様、お疲れ様でした。16日の再会&受賞ワインのテイスティングを心待ちにしております。
ありがとうございました!

表彰式&テイスティングパーティーのご案内
上位入賞ワインを楽しむ『表彰式&テイスティングパーティー』の案内です。パーティーでは入賞したワインの試飲をお料理とともにお楽しみいただきますが、ホテル宿泊券やお食事券等が当たる抽選会付きの超破格な内容です。ワインラバーさんのご参加をお待ちしています。
日  時:2011年9月16日(金)
場  所:椿山荘 プラザ5階「オリオン」
参加費:6,000円(税込)
時  間:受付18:00~表彰式19:00~(21時終了予定)

問合先:「日本で飲もう最高のワイン2011」運営事務局(担当:松山 元信)
〒112-8664 東京都文京区関口2-10-8 藤田観光株式会社内
TEL:03-5981-7750
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2010年07月18日

和食ファンの皆様にお薦めできる神楽坂のスポット、“蓮”と“虎”に注目です!

[バー]第39回神楽坂まつり
7月21日(水)、22日(木) ほおずき市
7月23日(金)、24日(土) 阿波踊り大会
詳細は>>>http://www.kagurazaka.in/

蓮好きの私はここ2年ほど上野不忍池の蓮の追っかけをしています。今年も行かねば!
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お気に入りEOS40D、28-135mmのレンズで(2008年8月1日撮影)

泥の中から凛とした風情で咲く蓮の花は、古代ギリシャ、エジプト、インドでは“聖なる花”として珍重されており、中国では富貴花(ふうきか)と言って、牡丹とともに“繁栄を象徴する花”としてめでられています。

嬉しいことに、このような素性の“蓮”に魅せられている人が、私のまわりにもうひとりいるんです。
三つ星シェフの石川秀樹さんです。

以前ブログで神楽坂『石かわ』に飾ってある蓮の絵をご紹介しましたが、石川料理長こだわりの2号店はその名も「蓮」と書いた“れん”。料理長は石山竜也さんです。カウンター席に座ると、蓮の一生を描いた絵柄が楽しめるようになっています。広角レンズでも一度に全体を写し切れなかったので4枚に分けて撮ってみました。

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右から左に見ていくと・・・可愛いつぼみの誕生
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きれいな花が咲き
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やがて花びらが散りはじめ
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最後には果托だけが残って・・・

作者は陶芸家の高仲健一さん。
書画への造詣が深く、「蓮」と「虎」を題材にした作品を多く描いています。

9月初旬、神楽坂『虎白』がリニューアルオープン
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こちらは「虎」をモチーフにした高仲作のお皿!  この「虎」名が付く『虎白』が9月初旬、新装オープンします。料理長は石川秀樹さんが全幅の信頼をおく小泉功二さん。虎白は『石かわ』が転居した後、開店したお店ですが、現在は閉店中。リニューアルオープンに向けて準備を進めています。

江戸の粋がいまだに残る神楽坂、東京でも人気のスポット神楽坂
その神楽坂にある石川料理長こだわりの各店は和食好きの皆様のご期待に十分お応えできるものと確信しています♪

☆三つ星 神楽坂『石かわ』
  新宿区神楽坂5-37 高村ビル1階 03-5225-0173
☆神楽坂『蓮(れん)』
  新宿区神楽坂4-3 近江屋ビル4階 03-6265-0177
[るんるん]虎白(こはく) 9月7日リニューアルオープン予定 
  新宿区神楽坂3-4  03-5225-0807


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2010年05月25日

青木冨美子の“twitter”をスタートしました!

フレッシュな穫れたてワイン情報を発信したくて青木冨美子のTwitterをスタートしました



ツイッターでの初ワインコメントは2年半ぶりに再会したビオディナミの旗振り役ニコラ・ジョリさんの『クロ ド ラ クレ ド セラン』、2005年、2006年、2007年の3ヴィンテージを試飲したのですが、若干貴腐ぶどうが入った2005年(参考上代@11,000)、2006年(参考上代@12,500)より、完熟ぶどうの良さが伝わってくるピュアな味わいの2007年(参考上代@10,000)が印象的でした!

それにしてもビオディナミを導入なさっている方は、ホント、お元気!!

ジョリさんは「今、ブラジルがビオディナミ導入に関して熱心なんだよ」と教えてくれました。ビオのメンバーは25日からの香港VINEXPOに参加するそうです。
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2008年07月26日

『ル・ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ』の翻訳本

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ハードカバーの装丁、発行部数1000部、定価31,500円(税込)の高価な翻訳本
書名は『ル・ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ』
DRCの当主ヴィレーヌ氏と親交の篤いワイン鑑定家ゲルト・クラム氏が執筆
数年にわたって当主と討議、推敲を重ねながら書き上げたものだそうです。
テイスティングノートはマイケル・ブロードベント氏が担当
発行元は(株)ワイン王国、発行者は原田勲氏です。

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恵比寿のシャト-レストラン・ジョエル・ロブションの1階『ラ・ターブル・ドゥ・ジョエル・ロブション』
で開かれた出版祝賀パーティにはワイン王国ゆかりの方々を含む120名が集まりました。
壇ふみさんはとてもスリム、素敵な笑顔の方でした♪

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日本語版の翻訳者である山本やよい&大野尚江のおふたりも紹介されました。
「今までで一番苦労しました」とやよいさん。山本博先生は翻訳と監修を兼務しています。

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この日は、フランス共和国農事功労章シュヴァリエ勲章を受章した原田社長のダブル祝賀会
SOPEXAの日本代表ジャン・シャルル・クルーアン氏が称号の授与を行ないました

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春の叙勲で瑞宝小綬章を受章した戸塚昭先生やグラフィックデザイナーの麹谷宏氏の姿も
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2008年03月05日

ムートン・ロートシルトのワインラベル原画展

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昨日、Ch.ムートン・ロートシルトの『ワインラベル原画展』会場で、
本国フランスから来日したフィリピーヌ・ド・ロートシルトがテープカットを行いました。

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堂本尚郎氏の原画の前で談笑するマダム・フィリピーヌと堂本ご夫妻

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圧巻だったのは、レギュラーサイズとマグナムサイズの歴代のワインボトル! 
高さは天井まで!!

●会期:~3月30日まで
●会場:森アーツセンターギャラリー
(六本木ヒルズ森タワー52F)
●入館料:一般1000円、高・大生800円、4歳~中学生以下500円
●ワインテイスティングができる日もあります。
詳細はhttp://www.roppongihills.com/jp/macg/
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