2025年04月09日

ガレの魅力全開 ~サントリー美術館のエミール・ガレ展からシャンパーニュ『ベル エポック』の秋明菊まで~

Émile Gallé Longing for Paris
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ガレの展覧展は過去に何度か見ていますが、
サントリー美術館で開催中の“エミール・ガレ憧憬のパリ”は、
ライティングがとてもいい感じ、
細部まで観察できます。
何より撮影できるのが嬉しいです!

展示は4月13日まで

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ランプ「ひとよ茸」、見ていて飽きませんよ✨

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1878年の作品「鯉」

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ガレのお気に入り 花器「マグノリア(木蓮)」
1889年のパリ万博に出品された作品

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技法についての解説もあり・・・

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栓付瓶「葡萄」
葡萄の果房なんですね

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カボション👀

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1900年頃の作品「カトレア」
溶けたガラスを貼り付ける溶着の手法とエングレーヴィングを駆使

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1897-1904年の制作したアネモネ
ウッドワン美術館所有

✨✨✨

 アネモネの傑作と言えば・・・
シャンパーニュ『ベル エポック』に描かれたアネモネ
秋明菊(ジャパニーズ・アネモネ)

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ペリエジュエの庭園の秋明菊
エミール・ガレは芸術家、
そして、植物学者でもありました。

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2022年に行われたペリエ ジュエのイベントのために届いた
ダミーボトルとアール・ヌーヴォーの貴重な家具

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エミール・ガレ、素晴らしいです


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2018年10月25日

ひとりでも寛(くつろ)げる空間 京都『和久傳』


先週、A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクールの取材で京都に行きました。
12ヶ国24選手が競い、その頂点に立ったのは、京都在住の新進気鋭の岩田渉ソムリエ(29歳)でした。ファイナル18日のリポートはワイン雑誌『ワイン王国』で紹介させていただきます!
昨年5月、オーストリアのウィーンで行われたヨーロッパ最優秀ソムリエコンクール

の報告はブログに載せていますので、是非、その雰囲気を感じてください。
岩田選手は来年3月ベルギーで開催される『世界最優秀ソムリエコンクール』に出場する権利を得ました。現地での健闘をこころから祈願しています!

洛北に連なる山並を眺めながら

取材前夜、懐かしい京都『和久傳』へ


2018年年10月17日撮影
小川大輔店長&料理長(前列左から2人目)は純粋『和久傳』育ち、11年の修行の後、料理長に!


2009年10月撮影
2009年の訪問時

、当時料理長だった馬場一彰さん(前列左から2人目/ 独立して現在は北大路おたぎ当主)以下、メンバー全員の集合写真を撮らせていだきました。改めて写真を見直して気が付きました。前列左側に小川さんのお姿が!
今回お邪魔したのは10月17日、9年前に初めて京都和久傳を訪問してブログにアップしたのが10月17日、不思議な巡り合わせになりました!

竹の香りも心地良い和久傳オリジナル日本酒

玉子豆腐 すっぽん吉野


剣先イカ 横輪 造り


鱧 松茸 土瓶蒸し
今年初の松茸体験、上品なお出汁の風味、鱧の食感、五感で楽しめました。


グラス・シャンパンはロンバール
線香花火のように元気な気泡、ヘーゼルナッツや蜜的要素もあって



鰤 幽庵焼 舞茸 栗
鰤の焦げた皮や栗の風味がシャンパンの香ばしさやナッツのニュアンスと相乗してナイス


雲子 天麩羅
口中に広がるふわふわ感



ひすい色のぎんなん、綺麗!
透明感を纏(まと)ったひすい色のぎんなんを見るたびに、シャンパンメゾン『ペリエ・ジュエ』のエルヴェ・デシャン シェフ・ド・カーヴの言葉を思い出します。
「フランスではぎんなんは道路に転がっているだけで調理に使うことはないが、日本ではぎんなんを美しく調理している。そのことにとても感激した」と。


鮑と海老芋 麩合せ
器の色合いともバランスが良く、視覚的にもイイ感じ


鯛の黒寿し 赤出汁
和久傳に行ったら、絶対に外せない逸品!



山椒あんの麩焼き
サクサクした外側の麩を割ると・・・


なかに山椒!


お薄の準備


小川料理長がたててくださったお抹茶
京都和久傳の皆さま、お世話になりました!


京都駅ビルにあるので移動しやすく、店内は落ちついた風情


数年前、室町和久傳にお邪魔してきました。高台寺和久傳や室町和久傳で、料理長として活躍していた藤山さんが、独立して東京進出なさるとの嬉しいお話を伺いました。現在準備中で、来年2月には銀座に新店舗が完成予定とのこと。その折にはお邪魔したいと思っています。来年がとても楽しみです!

■京都『和久傳』
京都市下京区烏丸通塩小路下ル ジェイアール京都伊勢丹11階
公式HP http://www.wakuden.jp/ryotei/
ラベル:京都和久傳
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2010年08月19日

本物を見る目を養おう! 桐島洋子先生の『骨董物語』@ポーラ ミュージアム アネックス

50代になってから骨董蒐集(こっとうしゅうしゅう)を始められた桐島洋子先生
先生の蒐集品の数々が、現在、銀座ポーラミュージアムアネックスに展示されています。
『骨董物語』と題された空間には中国とフランスの逸品が! 
そしてそれらを慈しみながら解説する桐島先生の映像が随時流されています。

「人生の熟成は神の祝福であり、加齢によって輝きを増し、味わいを深める骨董との付きあいは何よりの励みになります」と語る先生の生き方をコレクションを介して見ることができます。

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[コピーライト]Photo by Fumiko AOKI

『スリーピング・ビューティー(眠れる美女)』と命名された青花磁器、繊細で雅な姿です。
透けるような肌合い、さわるともろく壊れそうな薄手の器の感じ、おわかりいただけますか。
17世紀、イギリスに運ばれながら、荷揚げされないまま倉庫で眠っていた器たち。
300年の眠りから覚めた美女たちを、桐島先生はスリーピング・ビューティーと名付けています。

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[コピーライト]Photo by Fumiko AOKI

ルビー色の鮮やかなこと!
優雅にルビーグラスを愉しんでいた1700年代にタイムスリップしてみたい気分になります。

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[コピーライト]Photo by Fumiko AOKI

素材だけでなく、シルエットの美しさに魅了されました、きれいです!

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[コピーライト]Photo by Fumiko AOKI

ルネ・ラリックの香水瓶、う~ん、このブルーには引き込まれました

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[コピーライト]Photo by Fumiko AOKI

オーギュスト&アントナン・ドーム兄弟の作品は色遣い、デザインへのこだわりが随所にあって

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[コピーライト]Photo by Fumiko AOKI

ロマノフ王朝の1903年のディナーメニュー!
ワインを生業にしている私にとっては非常に興味ある中身でした。
牛フィレにコス、ジビエのシチューにシャンベルタン、キジのローストにシャンパン・・・ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパンという供出順序も時代を知る上で面白かったです。


[コピーライト]Photo by Fumiko AOKI
誕生年の『Chピション・ロングヴィル・バロン1937』を手に。お気に入りの1枚(2008年5月撮影)

桐島洋子『骨董物語』は8月22日(日)まで開催されています、入場は無料です。
目利き能力を養うためには、本物を見るのが一番。そこには画像やネットでは伝えきれない“凄さ”、“素晴らしさ”があります。
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2008年08月03日

不忍池の見事な蓮、そして香り

内藤忠行氏の写真集ブルーロータスに魅せられて以降、「咲いている蓮をこの目で見たい」と思っていました。そこで意を決し、8月早々、早起きをして東京の蓮の名所『上野公園』に行ってきました。不忍池には大小さまざまな蓮が!まさに今盛りなりです!

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「蓮池」からは遠くに弁天堂も見え、真夏の暑さを忘れさせてくれる風情

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江戸料理『太古八』の女将からいただいた小冊子に“蓮”についての記述がありました。
「蓮の花は古代のギリシャやエジプト、またインドでも“聖なる花”として珍重されています。中国では今でも『富貴花(ふうきか)』と言って、牡丹とともに“繁栄を象徴する花”として愛でられているそうです」。やっぱり高貴な花なのですね。

さらに、文中、気になる箇所が・・・
「夏の早朝、陽が昇る時刻を知っているかのように、夜明けとともにゆっくりと花びらを開く蓮の花。その上品な香りに包まれると、自分の心が、自然に穏やかになり、落ち着いて行くのを感じます」という一文。蓮の花の上品な香り? それなら香りもきかなければ・・・
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2008年04月03日

つかの間の京都三昧、さくら三昧

肌寒さを感じる京都でしたが、東京とは違った風情のさまざまな“さくら”が楽しめました。

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清水寺の「奥の院」から三重塔を臨む景色。
桜は7分咲きでした。絶景の夜景は18時30分からのライトアップ夜間特別拝観がお薦めです。

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祇園『にしむら』のご主人西村元秀さんから教えていただいた「地元で夜桜がきれいな場所」
そこは祇園新橋通リ、白川通り一帯で、桜のトンネルが見事でした♪

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ライトアップされ、ぼ~っと透けて見えてくる桜たちを見ているだけで幸せな気分になれます。

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琵琶湖から流れてくる岡崎の疎水沿いの桜は満開。
桜景色は「十石船遊覧(約30分)」からでも楽しめます。

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こちらは『哲学の道』の桜です。
「花びらが大振りなので満開になると圧巻」と地元の方がおっしゃっていました。
自慢の桜の名所、憩いの場所ですね。

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色白でアップにも耐えられる桜美人、確かに花びらも少し大きいような・・・。

リフレッシュもできたので、そろそろワイン三昧の生活に戻ることにします。
気がつけば総閲覧数も、355,055♪ 
気合を入れてGo! Go!で頑張りま~す。
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2008年01月10日

内藤忠行氏のゼブラからブルーロータス、桜まで

我が家にはたくさんのゼブラがいます。この子は一番のお気に入り!


新入りは、結婚式の引き出物でいただいたデミタス・カップ
えめぞ~さんとエリンギさんの気配りを感じます。


そして、我が家のゼブラのルーツになっているのが写真家内藤忠行氏の写真です。
彼が撮る野生のゼブラは精悍で綺麗、凄さもあるので、完全なゼブラファンになりました。

今年は7日から六本木で写真展が開かれています。
早速行ってきましたが、なかでも昔の技法で処理したという“桜”は見事
またもや魅了されてしまいました。
写真集『ブルーロータス』のその神秘的な青にも惹かれています。



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2008年01月02日

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます



今年も宜しくお願いいたします。
新年のごあいさつは、EOS 40Dを使った初撮りです♪
レンズは28-135mm
少し重いのですが、お気に入りの機器になりそうです。

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2007年07月15日

水密桃で作った“ベリーニ”



(株)志ほやさんからの水密桃「白鳳」が届きました。
岡山の桃は、1玉ずつ袋に包んで育てているので、容姿端麗の色白美人。
糖度も高く、思わず笑みがこぼれてしまう美味しさです。

サイトの「桃名人のこだわり」に掲載されている一文には「桃農家は夏の収穫期だけ忙しいと思われるかもしれないが、冬の桃の木の剪定から春先のまびき、初夏の袋かけ、日々の管理など真夏の収穫までとにかく手のかかる「わがまま娘」のようなもの」と、書いてあります。これは“ワイン用ぶどう”と同じです!! 

今日は、届いた白鳳を使って、早速ベリーニを作ってみました。



最初にミキサーの中に小さなキューブアイスを1個入れ(桃を崩しやすくするため)
次に桃1/2を加え、軽いネクター状態にします。氷の食感を楽しむため、キューブアイスを2個入れ、再度ミキサーで5秒。ガムシロップで甘味調整をしてから、できたジュースをシャンパングラスの半分(通常は1/3)まで入れて、シャンパンを上から静かに注ぎます。
最後にバー・スプーン(細くて長いスプーン)でグラスの底から桃の果汁をすくいあげるようにして、 シャンパンと良く混ぜて出来上がり

グラスは6月にオーストリー取材時、立ち寄った「ロブマイヤー」で購入したホフマンデザインのもの。超薄のグラスの口当たりは、繊細な桃の旨みがしっかり伝わってきて、美味!



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2007年03月16日

パリの街角から

帰国前日、快晴のパリを散策してきました。
パリのホテルでswisscomに接続したものの、「保存」を押すと、
トップ画面に戻るという繰り返しで唖然、唖然の私でした。
アップロード@東京です♪


お気に入りの角度からのワン・ショット >>>オペラ座


ワイン好きさんにお薦めしたいワインショップ >>>LAVINIA


モンターニュ通りからシャンデリゼに抜ける道で見つけたお気に入り
ムンクやダリを連想させる建造物でした♪


シャンデリゼ大通りのショールームで。
レクサスFineはパリっ子の人気を集めていました♪

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2006年12月11日

カブリオレに花束を乗せて

ソネ・ブロ仲間のhakoさんのblogにあったレクサスと花束がとても印象的
だったので、http://blog.so-net.ne.jp/t-hako/2006-12-06
慶事用に準備していたピンクの花束を使い、早速真似てみました(笑)
後部から撮るには少しボリューム不足だったので、サイドからワンショット!


花束を乗せた車は、この後、目白の江戸料理店『太古八』さんへ。
ここは3代目の大将、羽賀英夫さんのこだわりが随所に感じられるお店です。
手間隙かけたお料理を出してくださる羽賀さんの味に惹かれて通う常連さん
はたくさんいます。ほんの一例


蝦芋のえび粉揚げ、食感最高の蟹の姿揚げ
シャケの頭部の軟骨、氷頭(ひず)はコラーゲンたっぷり


由緒ある器が多いのも魅力、柿右衛門の青色の小鉢です
年代物の火鉢で有機農法の鴨を使った鴨鍋!スープはやさしい口当たり


この日は乾杯用にビルカール・サルモン・ロゼのNVを持ち込ませていただき、
ピンク尽くしの華やいだ雰囲気の中でHappyな時を過ごすことができました♪

なんと言っても、和食とシャンパンの組み合わせは最高です。
以前、同店でポメリーのシャンパン『フォールタイム』のマリアージュ体験をさせ
ていただいた時も、すべてに相性が良く、とても好印象でした。
大将こだわりの江戸料理を味わってみたい方は、事前に「持ち込み」の許可を
いただいてから、是非♪

『太古八』さんの住所は豊島区目白3丁目13-23、電話は03-3950-6304
詳細な情報を見つけました!
>>>http://www.geocities.jp/k76kaha/gourmet53.html

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2006年09月19日

大正時代のイラストレーター竹久夢二

竹久夢二の作品の中でも一番のお気に入りは、やっぱり『黒船屋』
日光にある『竹久夢二美術館』の1階ロビーにもありました。



『近代美術シリーズ』の第8集で 『黒船屋』 が記念切手としてデビューした時、
当然購入しましたが、調べたら、なんと1980年10月27日の出来事でした。
そこまで年月が経過していたとは・・・

ラベル:竹久夢二 黒船屋
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2006年09月18日

世界遺産とケロちゃん


日本の社寺、二荒山神社で見つけた可愛いコルゲン神社!

世界遺産とケロちゃんとのアンバランスさ、好きです!

『神橋』のそばに、湧水 『磐裂霊水』があったので汲んできました。
看板には“日本でも最もおいしい水として定評がある”との表示が。
ミネラル分は感じませんでしたが軽くて滑らか、良い印象でした。



【おまけの後記】
持ち帰った「お水」でコーヒーを入れたのですが、いつもより“コク”が出ているように感じました。 凝縮度合いは明らかに違っています。
そう言えば、赤くて大きなポリタンクを3個持った女性が湧水の出口にホースをつないで汲んでいましたが、無料でおいしいお水が手に入るのなら、日参しますよね。
日光方面の「ミネラルウォーター」の消費量はかなり低いかも


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2006年07月01日

ロブマイヤー4代目の究極のシャンデリア

2006年も今日から折り返し。Blogの記事もタイミング良く100回目。今日はそれを記念して、お気に入り3ステップで行きます。長編で~す(笑)

【ステップⅠ】

拙著『おいしい映画でワイン・レッスン』の「シャンパン編」で『月の輝く夜に(1987年・米)』について書きました。
舞台はNY。惚れやすいイタリア人気質を陽気に描いた傑作です。映画の冒頭、メトロポリタン歌劇場で上演予定のオペラ『ラ・ボエーム』の看板が大写しになりますが、このオペラと歌劇場は映画の核のひとつ。ふたりの恋を大いに盛り上げる要素になります。

N・ケイジ演じるロニーは満月の夜、兄のフィアンセのロレッタ(シェール)と恋に落ちてしまいます。別れなければならないふたり。ロニーは楽しみにしていた『ラ・ボエーム』を彼女と観ることで、この恋に終止符を打とうと考えます。

待ち合わせ場所は歌劇場の噴水の前。ロニーの前に現れたロレッタは最後のデートのために大変身をしています。髪を染め、眉を整え、メイクも完璧。真っ赤なドレスを優雅に着こなし、赤い靴でピタリと決めたロレッタの姿にロニーは一瞬目を疑います。そして褒め言葉。「キレイだ」。アカデミー主演女優賞をゲットしたシェールの好演には思わず惹かれますし、一見の価値ありです。

【ステップⅡ】
H・ハラルト・ラートがジャガイモと自転車のスポークで作ったシャンデリアのドローイング(左)


噴水の先にはメトロポリタン歌劇場があります。中には恋するふたりを優しく包みこむような究極のシャンデリア。シャンデリアに魅せられ、黙々と作品づくりに励んでいたロブマイヤーの4代目ハンス・ハラルト・ラートがアメリカからの要請を受け、完成させた最高傑作です。
制作当時、シャンデリアの模型を作るための材料が思うように手に入らず、彼が苦心して見つけてきたのが「ジャガイモと自転車のスポーク(車輪の輪に向かって出ている放射状の細長い棒)」。左側の画像が彼のドローイングですが、確かにジャガイモです。
1966年、待望のシャンデリアはアメリカに納められました。歌劇場の名物になっているロブマイヤーのシャンデリアは、温かくて気持ちを和ませてくれるような不思議なパワーがあるように思います。

【ステップⅢ】


昨年、オーストリア訪問の合間を縫ってロブマイヤーのショップを覗いてきました。レジ横にあった「イヤー・クリップ」に思わず注目!なんと、メトロポリタン歌劇場のシャンデリアがベースの作品だったからです。しばし悩んだ後、「自分へのご褒美」として買うことにしました。情報によると、シャンデリア仕様は「ペンダント」と「イヤー・クリップ」の2種類で、日本に上陸しているのは前者のみ。
お気に入りの「イアー・クリップ」ですが・・・1年経過しても、使うチャンスは未だ到来せずです。

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2006年06月16日

いつか “虹の橋”まで

ワンちゃんと会話ができる不思議な能力の持ち主、若原さん♪
今年5月、遊びに行ったハワイで3回も虹を見たそうです。
そんな彼女と、虹のお話をしていて、翌日到着したオーストリアで、なんと私
も“綺麗な虹”と遭遇したのです。

ハワイの雄大な大地にかかった“虹の橋”の画像、いただきました!
ダブルの虹が見えますね。
いつの日か、虹の橋のふもとまで行きたいなァ・・・と思っている私です。

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2006年01月15日

お気に入りのμ(ミュー)

我が家に着たばかりのミューとCMオリンパスμのロングチワワ

日本での飼い犬の数は1200万匹、なんと5軒に1軒の割合で飼われているそうです。
我が家にもロングチワワのμ(ミュー)がいます。
10年以上前、テレビで「手のひらサイズのカメラ、オリンパスμ」 というCMが流れていました。
この時、一緒に出演していたのが右の画像のワンちゃん。世界で一番小さな犬、チワワです。
目が釘付け!! アイフルのCMで人気者になったクーちゃんみたいなものです。
そして・・・探して探して、我が家に来た子がミュー。
最初に甘やかし過ぎたせいでしょう、ホント、わがまま一杯に育っています。

えっ、最近のミューですか?
加齢したビジュアル系はベールに包まれていたほうが良いような、ということで・・・非公開(笑)

ラベル:ミュー
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