2026年02月23日

2026冬季オリンピックの開催地ロンバルディア州のスパークリングワイン「フランチャコルタ」にもご注目!


フランチャコルタ協会と欧州連合(EU)の共同出資プロモーション
イタリア北部ロンバルディア州ミラノ&ヴェネト州コルティナ・ダンぺッツォを拠点に展開された冬季オリンピック、たくさんの感動がありました。なかでも、金メダルを獲得したフィギュアスケートの三浦・木原ペアの神がかり的なフリーの演技は圧巻で、こころが浄化されました。7年間の成果、おめでとうございます💐

今回ブログでご紹介するのは、ミラノと切り離せないスパークリングワインフランチャコルタです。案内役はフランチャコルタのアンバサダー宮嶋勲さん!



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ヨーロピアン伝統の食彩を日常に

昨秋開催されたマスタークラスセミナーに供されたフランチャコルタは8種。冒頭、宮嶋講師から「選んだすべてのアイテムを出すことができました」との説明がありましたが、決定に関して、一切の制約がなかったことが幸いしたようです。でも、最大の決め手は宮嶋アンバサダーが選者だったからだと思っています。フランチャコルタの“神髄”、タイムリーな“今”を知ることができました。


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セミナーに先立ち、新会長のエマヌエーレ・ラボッティ氏が挨拶
ミラノは経済やファッションのけん引役
可能性ある分野には積極的に投資するスタンス


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イタリアワインのオーソリティ宮嶋勲講師のセレクト、さすがです!


🥂


フランチャコルタ概要
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出典:フランチャコルタ協会

・ネーミングは「フランカエ(免税)・クルテス(農用地)」に由来。11世紀ベネディクト派の僧侶が免税地として認可したことから、(フランカエ・クルテス⇒フランツァクルタ⇒)フランチャコルタとして定着。農作向きでない環境に見切りをつけ、肥沃な土地を求めて村を出ようとする農民をつなぎ留めるための免税対策。自治都市ブレーシャの年代記の1277年にこの名称が初めて登場したとのこと

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・土壌は氷河によって削り取られた石灰岩、砂岩、花崗岩等が堆積したモレーン(氷堆石/ひょうたいせき)
・製法は瓶内二次発酵、イタリアで最初にDOCGの認定を受けたワイン
・フランチャコルタは①生産地 ②製法 ③ワインの3つを総括した表記


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出典:フランチャコルタ協会



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出典:フランチャコルタ協会



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出典:フランチャコルタ協会

・生産の比率はフランチャコルタ77.4%、サテン12.7%、ロゼ9.9%
・ぶどう品種はシャルドネとピノ・ネーロ。ピノ・ビアンコは最大50%まで使用可。
・エルバマットはサテンを除くすべてのフランチャコルタに最大10%まで使用可。晩熟で低Alc、酸味があり、爽やかさをもたらす品種。気候変動の影響下にあるシャルドネの力強さを緩和させる役目を担うので、その潜在能力を調査しながら将来的な比率の増加を検討中



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出典:フランチャコルタ協会

フランチャコルタの販売本数は約2,000万本、国内88%、輸出12%。相手国の1位はスイス、2位米国、日本は第3位(ドイツと同率)
<参考> シャンパーニュ 2億6,600万本、プロセッコDOC 6億6,700万本(2025年データ)




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出典:フランチャコルタ協会


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フランチャコルタPDOマスタークラス
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左から右の順に
#1:フランチャコルタ・サテン・ブリュット モンテロッサ・サンセヴェ
シャルドネ100%(平均樹齢18年)
現会長が所有する家族経営のワイナリー。散在する22の氷堆石土壌、醸造は85%ステンレスタンク発酵、15%樽発酵、リザーブワインの比率20%。リザーブワインの多くは樽で保存。サテンは白ぶどうだけで造るカテゴリー、ガス圧は若干低め、果実味、塩味、口中で優しい酸味と複雑味、中盤に内果皮似のビター感、生地の良さを感じるアイテム


#2:フランチャコルタ・ブリュット フェルゲッティーナ
シャルドネ85%、ピノ・ネーロ15%、残糖4g/L
11の村にある55区画の畑、醸造は発酵も熟成もステンレスタンク。アロマ清涼、クリーンでストレートな果実感、中盤から完熟ぶどうの素直な味わい。口中を洗い流してくれる綺麗な酸。フェルゲッティーナのアイコンは特許取得している“ピラミッド型ボトル”、澱と接触する面積を広げワインにコクと旨味をもたらす効果あり。このアイテムはイタリアならではの高品質な食材と合わせて!
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#3:フランチャコルタ・ブリュット カステッロ・ボノミ クリュペルデュ2019
シャルドネ70%、ピノ・ネール30%、残糖4.5g/L
オルファノ山の南側斜面の平均標高275ⅿにある畑、氷堆石土壌ではなく石灰土壌。ステンレスタンクと木樽で発酵後、ステンレスタンクとバリック(約15%)で8ヵ月以上熟成させてからブレンド。凝縮した果実、持続性ある酸味、力強いミネラル、厚み&ボディ感、鶏肉や兎の煮込み、ウナギや天ぷら等の脂分と相性良好


#4:フランチャコルタ・エクストラ・ブリュット リッチ・クルバストロ2021
シャルドネ50%、ピノ・ネーロ50%、残糖2g/L
32㌶のぶどう畑、発酵&醸造とも80%ステンレスタンク、20%バリック。アロマ芳醇、中盤から酸の広がりと樽のニュアンス。スムースな味わいと複雑味が一体化、フードフレンドリーなアイテム



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#5:フランチャコルタ・ドザージュ・ゼロ ベラヴィスタ パス・オペレ2018
シャルドネ63%、ピノ・ネーロ37%(樹齢30年以上)、残糖0g/L
南東向きのぶどう畑、醸造&熟成とも50%古いピエス樽、50%ステンレスタンク、6年以上の瓶熟成
「2022年にドンペリヨンの元醸造家リシャール・ジェフロワ氏がコンサルに就任し、昨年以降、味わいのスタイルが変わった」と宮嶋講師
#5はハイパーオキシデーション(ぶどう果汁を敢えて空気に触れさせる醸造手法)をしたノン・ドゼ。アロマのインパクトは控え目ながら、柑橘系果実やストーンフルーツ、きめ細かい泡はシルキー、繊細でなめらか



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#6:フランチャコルタ・ドザージュ・ゼロ バローネ・ピッツィーニ ナトゥーレ2020
シャルドネ60%、ピノ・ネーロ40%、残糖1g以下/L
前会長シルヴァーノ・ブレシャニーニ氏が仕切るフランチャコルタ初のオーガニックワイナリー
石灰土壌主体で若干氷堆石土壌が混在する標高240~350ⅿのぶどう畑、ステンレスタンクで発酵後、バリック(新樽と2年目の樽)で10ヵ月熟成
宮嶋講師いわく「ピート(炭化した泥炭)土壌の痕跡もあり心なしかピート香」、心地良いアロマ、冷涼感、ハーブ、デリケートなミネラル、熟成のニュアンス、厳格&正確さをまとった逸品


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#7:フランチャコルタ・ロゼ・ブリュット クアドラ キュウロゼ2020
ピノ・ネーロ100%、残糖3g/L
標高180~230ⅿの南-南西向きの畑、56%ステンレスタンク、44%バリックで発酵後、継続して約8ヵ月熟成。淡いサーモンピンク、赤系果実、素直なワインスタイル、ストレートでピュア、バランスの良いロゼ


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#8:フランチャコルタ・リゼルヴァ・ロゼ・エクストラ・ブリュット 
カ・デル・ボスコ キュヴェ アンナマリア クレメンティ ロゼ2016
ピノ・ネーロ100%(平均樹齢35年)、残糖1g/L
エルブスコ村の3つの畑から収穫したぶどうは「グレープ・スパ」で洗浄、乾燥。カ・デル・ボスコ独自の手法であり、水の層で洗い流し、不純な要素を除去、結果的にSO2の添加量も減らせる。プレスの段階から徹底した酸化防止の作業を実施
ワインは創設者マウリツィオ・ザネッラ氏の母の名を冠したフラッグシップ、オレンジに近いピンク、赤系果実、フェノールの要素、奥行きと品格を備えたロゼ、トライできて最高!



“喜ばしい果実感”のフランチャコルタ
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トップクラスのフランチャコルタ、いずれも優れもの!
宮嶋講師が「喜ばしい果実感」と形容するフランチャコルタ



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渋谷TRUNK HOTELのエントランスに勢揃い


ウェブサイト
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posted by fumiko at 23:45| Comment(0) | 来日したワイン生産者&関係者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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