シャンパーニュ世界遺産登録10週年記念ディナー
フランス料理&和食ともにユネスコ無形文化遺産に登録されています。
前者は2010年、後者は2013年
2015年7月ユネスコの世界遺産に登録された“シャンパーニュのコトー、メゾン、カーヴ”
© Comité Champagne – Photo : Yasu Iijimap
シャンパーニュ委員会日本事務局の笹本由香理代表は、「シャンパーニュの名声を祝い、地域全体が力を合わせて育んできた努力と情熱を分かち合う会であり、さらにシャンパーニュと和食ともうひとつの世界遺産の3つが響き合う特別な一夜になります」と日本語とフランス語で挨拶。
駐日フランス大使館農務参事官のフリ・ギョームさんは「ユネスコ世界遺産の登録は、シャンパーニュ地方にとって最も名誉ある評価のひとつであり、造り手たちの卓越した技、メゾンとカーヴが守り続けてきた伝統と品質へにゆるぎない誇りを示すものです。美食文化とフランスのライフ・アートを通じて高評価を得てきたシャンパーニュは祝宴のワインとして、かつ、食卓を彩るワインとして、日本料理の繊細な味とも見事に調和します。シャンパーニュは、まさに日本の酒と同じように人生の喜びを分かち合い、人と人を結びつける大切な存在になっています」と述べ、乾杯の音頭を執りました。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
アペリティフに供された4アイテム
Collet Origine Brut NV /M50%、CH30%、PN20%
Pierre Moncuit Coulmet Brut / CH100%
Jean Josselin Cuvee des Jean Extra Brut NV / PN100%
Rene Jolly Blancs de Noirs Extra Pur / PN100%
© Comité Champagne – Photo : Yasu Iijima
アペリティフの間、Yuriさんとjetting談義
🥂
世界遺産のシャンパーニュ&和食のコラボ
Palmer LA RESERVE NV
CH50-55%、PN30-35%、M20-25%
前菜
嶺岡蒸し、栄螺黄金焼、博多燻鮭、海老手綱寿司
鶏アスパラ巻、琥珀羹、竹蟹糝薯
合鴨牛蒡巻、丸十レモン煮
Jacquart MOSAIQUE Brut NV
CH40%、PN35%、M25%
お椀
相並葛打ち、雲丹とろ豆富、紫蘇素麺、柚子
造り
鯛菜巻き、縞鯵、サーモン砧、青利烏賊
あしらい、山葵、醤油
×
Nicolas Feuillatte
Grand Cru Blanc de Blancs2015
CH100%
焼物
和牛炙り焼き 大海老祝焼、巣ごもり玉子
ブーケ野菜、花
×
De Venoge
Princes Brut Tour Eiffel NV
CH、PN、M各1/3ずつ
🥂
ここでサプライズ!
無形文化遺産に登録されている日本の“歌舞伎”
この日の3つめの世界遺産です。
シャンパーニュの世界遺産登録から10年目の宴席に、
日本の和食と伝統文化の歌舞伎が融合しました!
祝宴の舞は連獅子
水菓子は木苺のケーキと季節のフルーツ
来日中のドゥ・ヴノージュ、ジルCEOも参加なさっていました。
ジルさんと笹本代表を囲んで、
輸入元ヴィレッジ・セラーズのコーエン社長、中村専務、中村安里取締役
アペリティフとディナーに供されたシャンパーニュ
お招きありがとうございました。
次の10年に向けてのさらなるご躍進を🥂
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
【最新情報】
シャンパーニュ地方の主要品種にシャルドネ・ローズが仲間入り!
画像:© wineworldnewsのXから @wineworldnews
10月17日に届いたシャンパーニュ委員会日本事務局からの公式発表です。
認可されたシャルドネ・ローズは
かつてシャンパーニュ地方で栽培され、品種として認められていましたが、
アルバンヌやプティ・メリエのように絶滅に近い時期がありました。
一部のメゾンでは小規模ながら栽培し、
シャンパーニュ委員会に品種登録の申請を続けていたようです。
(奇しくも16日ジョセフ・ペリエのベンジャミン当主からシャルドネ・ローズの話を伺ったばかり)
昨今の気候変動🌑の影響下、
自然変異種のシャルドネ・ローズの適応性を再考し、
シャンパーニュ委員会でも研究を重ねた結果、
2025年7月31日に「8番目の品種」として公式に認可。
2018年フランスのぶどう品種カタログに登録されたことは大きな強みですね。
ぶどうの画像はwineworldnewsのXから借用しました。
詳細はシャンパーニュ委員会日本事務局からのコミュニケでご確認ください。
追記(2025年10月20日)
シャンパーニュ委員会から名称表記はシャルドネ・ローズ(Chardonnay Rose)との通達
正式名称はピンク・シャルドネではなくシャルドネ・ローズ
ちなみに、2021年同委員会から認可されたハイブリット品種「ヴォルティス」は、
栽培面積や使用比率に関する規定があり、
この決まりは認可年から10年間適用され、品質の分析も継続して行われています。
公式な品種として登録されるか否かはそれらの結果を踏まえてからになります。


