2025年09月21日

シン・山梨大学ワイン甲州とシグネチャーワイン&山梨大学クラファン応援隊との暑気払い


クラウドファンディング応援隊とシン・山梨大学ワイン『甲州2024』を体験
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ぶどうの栽培からワインの醸造、瓶詰め、エチケットデザインに至るまで、すべての工程を学生と山梨大学ワイン科学研究センターが一体となって完成させたシン・山梨大学ワイン! クラファンの応援をしてくれたメンバーと一緒に「甲州2024」をテイスティングしました。

私感:輝きと透明感があり、グラスに注いでいる瞬間から芳醇な香り。グレープフルーツのような柑橘果実、日向夏や晩白柚のような和柑橘果実、白胡椒、果皮由来の若干のフェノール。中盤から心地良い酸味が広がりますが、骨太なワインではないので、余韻の広がりはスレンダーで繊細。2024年は降雨が多い年だったので、丁寧な造りを感じました。温度が上がると若干ブレる気がするので10度以下で味わうほうがお薦め。

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そして、もう1本
鈴木俊二センター長がテイスティング用に特別に送ってくださったシグネチャー入りワイン

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山梨大学が温暖化対策のために、研究・開発している品種
来春、このぶどうの苗を植樹なさるかも🤔

私感:淡いストローカラー、ゲヴュルツトラミナーやマスカットのようにアロマ豊か。オイリー、蜜蝋、じゃ香、ハーブ、残糖感に続く甘やかな食感、口中でワインを20秒くらい転がして飲み込むと味わいのボリューム感は若干トーンダウン、逆にフェノールの要素が増す印象。最初から最後までワインの芯をなすのは酸味。気候変動対策の一環として、期待されている品種なら、酸味はとても大事だと感じました。このワインの繊細さを愉しむなら10度以下で味わうほうがお薦め。


【参考】
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教職員・学生の醸造技術研鑽のために醸造しているワインなので、
一般の流通・消費を目的にしていません。

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ワインの情報は一切わからない状態
純粋にグラスと向き合い、利き酒しました。
クラファン応援隊にもしっかりと感想を書いてもらいました。




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甲州ワインと非売品ワインに合わせようと画策していたことがあります。

準備していたのは
奈良県の元祖純正奈良漬製造元『今西本店』の奈良漬
この瓜は市場に出るまでに4年、その間6回樽を変えています。
手間と時間をかけた昔ながらの製法の奈良漬
純度の高い漆黒の逸品です!

今西本店ルールでは、
カットしてすぐに食すのではなく、
酒粕を取り除き、軽く水で洗ってから、食べる大きさに切り、
器に入れてふたをして、4~5日冷蔵庫でお酒の気が落ち着くまで寝かせること

私は基本的にカットしたら、1週間待ちます。


甲州2024と正統派奈良漬.jpg

甲州の各エレメントがよりわかりやすくなり、
口中で良く噛み込んだ奈良漬の深みのある味わいが
ワインの綺麗な酸と融合し、混然一体になる面白さ

非公開ワインと奈良漬.jpg

シグネチャー入りワインとは、一言で表現するなら、仲良く寄り添う印象
邪魔する要素は何もなく、口中で双方がスムーズに溶け合い好感度大。
クラファン応援隊も、思わず、にっこり😊


日本ワインの純粋さ、純度を備えた甲州ワインや非売品ワイン
「純正奈良漬と絶対に良い相性」と確信していたので、
今回、実証できて嬉しく思っています。


✨✨✨



今年の1月、ル・タンボルにMBA2023を持ち込まていただき検証
その流れもあり、今回さらに実のある会になりました。


【参考】
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山梨大学クラファン応援隊との暑気払い@ル・タンボル
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シン・山梨大学ワイン甲州2024、シグネチャー入りワイン2024
そこに・・・
占部シェフからの差し入れと各自が1本ずつ持参したワインたち😋


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人参のムースと雲丹、コンソメジュレ
山梨大学のワインにもマッチ!


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魚介のタルタル
タルランのムニエ100%と絶妙の相性


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シャインマスカット、柿、鴨の生ハムのカプレーゼ
手間暇かけた占部スタイル


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平貝と生のりのパイ包み、バターソース
希少なボーモン・デ・クレイエール コレクション・プリヴェ1999と合わせて


私はブラック・クイーンを持参
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参加者の皆さんに合点してもらいました!


オマールのポシェ、ガスパチョ仕立て.jpg
オマールのポシェ、ガスパチョ仕立て
クラファン応援隊のまっもっちが薦めてくれたマリア―ジュ
守備範囲の広いブラック・クイーン!


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頼りになる占部大介シェフ
新鮮食材と見事な調理
いつも“おもてなしのこころ”をありがとうございます!
参加者全員から感謝のエール🤗


【店舗情報】Le Temps vole / ル・タンボル
“茅場町の隠れ家レストラン”なる形容もついていますが、イタリアンやフレンチレストランで修業し研鑽を積んできた占部シェフ。カウンター席もあり、女性ひとりでも気軽に立ち寄れます!
東京都中央区日本橋茅場町1-5-2 日原ビルB1F
TEL:03-5643-5507
東西線「茅場町駅」8番出口徒歩2分


posted by fumiko at 22:33| Comment(0) | 日本ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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