今回は大西洋とピレネー山脈から等距離にある産地プレモンの情報をお伝えします!
来日した南西地方の生産者協同組合プレモン
左からオリヴィエ・ボルデ=ペースCEO、グザヴィエ・チュイザさん
MC担当、オリヴィエ・ダバディプレジデント
トレードマークは“ベレー帽”
PLAIMONTとは
フランスのガスコーニュおよびピレネー山麓のワイン生産者600世帯を束ねる生産者協同組合
プレモンは5,300㌶に及ぶぶどう畑のなかに、ピエモン・ピレネアンの主要名称である
AOCサン・モン、AOCマディラン、AOCパシュラン・デュ・ヴィック・ビルと
1つのIGPコート・ド・ガスコーニュを網羅しています。
プレモンはぶどう品種学の研究でも非常に重要なエリアであり、
古くからある固有品種を保護するために、
2002年フランス初の私設ぶどう品種保護施設を開設。
プレ・フィロキセラの畑には、
樹齢200年を超える歴史的記念物に登録された唯一の古樹があり、
貴重な植物の遺産を守っています。
アッサンブラージュ・デュ・フェットとイベント
フランス南西部地方のワイン聖地サン・モン地区の中心部で開かれるイベントで、
選ばれるル・フェットは最高の表現力をアッサンブラ-ジュした唯一無二のワイン
イベントは毎年実施されていますが、今回は日本で開催されました!
Le Faîteの規定品種
黒ぶどうも白ぶどうも3種類
タナ、ピナンク、カベルネ・ソーヴィニヨン
世界中が気候変動の影響を受けている今の時代にあって、
タナは暑い気候でも酸味を維持し、
厚い果皮は病害虫への耐性もあるので、
3品種のなかで最も頼もしい存在
第1フライトではプレモンのワインスタイルを学習
ペースCEOがル・フェット2014、2020、2021年ヴィンテージについて解説
甘草、黒トリュフのアロマ、なめらかなタンニンのミレジメ2014
濃厚なアロマ、複雑味があり、洗練された印象のミレジメ2020
まだ若さがあり、スパイスとドライフラワーを連想させるミレジメ2021
ル・フェットのミレジメ2015
輝きのある黄金色、ダイナミックで豊潤な味わい、長い余韻
✨
第2フライトは日本限定版ワインにフォーカス
プレモンのワイン生産者が手掛けたアッサンブラージュの中から、
その年を代表するワインとしてふさわしいものを、
フランスおよび販売する国を代表する専門家たちに一任して選出
30名の業界関係者が審査員となり、ル・フェットの赤と白を選びました。
私もお仲間に加わりました。
供出された3種の赤ワインを項目にそって採点
赤はNo3が圧勝
自己採点ではNo.1に4点、No.2とNo.3に5点を付けました。
CEOとグザヴィエさんは、
「粘土質と砂質で育ったタナのキャラクターが良く出ていて、
ミネラルの要素も好印象」と。
白ワインの画像はないのですが、No.2とNo.3が僅差だったようです。
選出されたのはフレッシュ、スムース、エレガントなNo.2
No.3は樽のインパクトが強めでした。
プレモンのメンバーいわく
「日本は全体的にエレガントなタイプを好み、
フランスはもう少しパワフルなワインを好む傾向にある」
決定した日本限定版ワイン


