シャルル・エドシックのシェフ・ド・カーヴだったシリル・ブランさん(現在は伊フェッラーリの醸造責任者)が満を持して、2019年ヴィンテージのコトー・シャンプノワ(シャンパーニュ地方の非発泡性ワイン)の赤をリリースした時、「20年前はピノ・ノワールを生産してもやせ細っていたり、色が淡かったが、温暖化の好影響で、素晴らしいフェノールの熟度や、見事な色付き、凝縮感あるアロマを備えたぶどうが収穫できるようになった」と語っていました。
コトー・シャンプノワで最もよく知られているのは、大手メゾンのボランジェが造る『ラ・コート・オー・ザンファン』ですが、ドゥ・ヴノージュでも中断していた非発泡性ワイン造りを再開しましたし、直近ではルイ・ロデレールが白と赤をリリースしています。RMのエグリ・ウーリエやルネ・ジェフロワ等に加え、高品質のコトー・シャンプノワをリリースする中・小規模メゾンも増えてきました。今回はそれを実証する機会になりました!
講座で供出した5アイテム
#1:ドワイヤール キュヴェ・モンフェレ2017
#2:ジャン・ルイ・ヴェルニョン メニル シェティヨン・エ・ミュセット2014
#3:ドワイヤール コトー・シャンプノワ・ブラン ヴェルテュ2020 (非発泡性)
#4:ブリス ブジー ブラン・ド・ノワール パルセル・ル・ポトー2019
#5:ブリス コトー・シャンプノワ ブジー・ルージュ2021 (非発泡性)
【第1フライト】
シャルドネの聖地コート・デ・ブラン
ドワイヤール キュヴェ・モンフェレ2017
ぶどう品種:CH100% 樹齢約50年
ドザージュ:0.6g/L
価格:37,290円
ストーンフルーツ、蜂蜜、焙煎香、果実のコンポート、ミネラル
ヴェルテュ最上の畑と高樹齢のシャルドネが醸し出すバランスの取れた味わい、美味!
若干ガス圧を下げることでシャルドネの強さを緩和させる造り
31歳で他界したシャルル・ドワイヤールが手掛けた最後のキュヴェ
ジャン・ルイ・ヴェルニョン メニル シェティヨン・エ・ミュセット2014
生産者:ジャン・ルイ・ヴェルニョン(NM)
♦GC/ル・メニル・シュル・オジェ♦
鋭く厳しい酸と細く堅いミネラル
飲み頃を迎えるまでに時間がかかるが、長熟で本領発揮
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:3g/L
価格:20,240円
GF、ジンジャー、ローストしたアーモンド、塩味
柑橘果実の内果皮似のビター感
ヴェルテュよりキレ感があり、
ノン・マロ由来の酸味が余韻に長く続くシャンパーニュ
ドワイヤール コトー・シャンプノワ・ブラン ヴェルテュ2020(非発泡性)
生産本数1,345本
生産者:ドワイヤール(RM)
ヴェルテュ
ぶどう品種:CH100% 樹齢65年
価格:14,300円
豊かな果実味、蜂蜜、白い花、白胡椒、ナツメグ
酸味と塩味の統一感、長熟させて楽しみたいシャルドネ
収量を抑えることでぶどうの熟度とアロマやフェノールを保持
高騰するブルゴーニュに代えてお薦めできるコトー・シャンプノワ
✨
【第2フライト】
パワフルなピノ・ノワールの産地ブジーにフォーカス
ブリス ブジー ブラン・ド・ノワール パルセル・ル・ポトー2019
生産者:ブリス(NM)
♦GC/ブジー
モンターニュ・ド・ランスの南部、主に南向き斜面
しっかりとした骨格、凝縮した果実、スパイス風味
最上の赤ワインの産地としても知られている
ぶどう品種:PN100% 樹齢45年以上
ドザージュ:0g/L
価格:21,780円
果実味とフルーティさ、
ノン・ドゼながらフルーツの凝縮感
第1フライトのシャルドネと対極の骨太感
中盤から酸味が広がり、心地良いフィニッシュ
ブリス コトー・シャンプノワ ブジー・ルージュ2021(非発泡性)
生産本数1,307本
生産者:ブリス(NM)
ぶどう品種:PN100%
瓶詰:2023年5月22日
価格:11,550円
果実感、黒ぶどう由来のパワーやコク
きめ細かいタンニン、口中なめらか
第3週&第4週ともコトー・シャンプノワ初体験の方が何人かいたのですが、
皆さんから高評価をいただきました。
普段、赤ワインを飲むことがない方にも好印象だったようで安堵
【今月は株式会社フイラディス扱いのアイテム】
同社がアルチザン・シャンパーニュと称している3メゾンを取り上げました。
データ:フィラディス
上記の基準を満たす生産者を「アルチザン・シャンパーニュ/職人的醸造栽培家」と定義
シャンパーニュ業界のけん引役になれる生産者たち、素晴らしいです。
白はGCル・メニル・シュル・オジェとPCヴェルテュ、赤はGCブジー
各クリュの特徴を伝え、真剣にグラスと向き合っていた講座生の皆さん
利き酒能力が確実にアップしていると感じました、とても嬉しいです!
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さろん安部の奈良漬
8月初旬に九州のワイナリー視察をした際、
ワイン業界で働いていたお仲間(現在ご実家の奈良漬店で活躍中)のお店に立ち寄り、
持ち帰った4種の奈良漬との相性をチェック
和歌山県で栽培された漬物専用品種源五兵衛“すいか”
徳島県藍住町で栽培された阿波白瓜から作った“瓜”
徳島県藍住町で栽培された“きゅうり”
愛知県扶桑町で栽培された“守口大根”
うりやきゅうりは第1フライトのシャルドネと寄り添っていた印象
3番目のコトー・シャンプノワ・ブランの綺麗な酸は奈良漬の甘さを品良くマスキング
食感が最も柔らかく濃い味わいのすいか
これは第2フライトのブジーのPN、発泡&非発泡と好印象
さろん安部の次期社長も未体験の発泡&非発泡ワインとの相性診断
彼には是非とも試していただきたいと思っています(笑)
さらに番外で・・・
第4週の皆さんと試した結果、一番多く票を得ていたのがうり本漬け
奈良漬は白米が良く似合いますが、赤玉とも楽しめますので、お薦めですよ
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【秋季講座の募集開始】
オーダーメイドなシャンパンレッスン 各メゾンの奥深さを愉しもう
🥂第3週講座
🥂第4週講座
ご参加お待ちしています!


