さすがの『ドラピエ』&『タルラン』
16日&23日の講座が終わりました!
今月は2つのテーマ(古代品種&高ドザージュ)で深堀り
受講生のなかには、
古代品種が初めてという方たちもいらしたので、
いつも以上にワクワクしました!
ドリンクス・ビジネスの編集長パトリック・シュミットMWが行ったセミナー
忘れ去られた品種ということで、シャンパーニュ地方のアルバンヌやプティ・メリエ等の、
古代品種の話題を取り上げていたので、
7月の講座では尊敬する造り手のアイテムを選択してみました。
第1フライトはブラインドで4アイテム
黒ぶどう(PNとムニエ)を使っているのは1アイテム
グリ系ぶどうのピノ・グリ100%は1アイテム(色調がヒントになるかも)
あとの2アイテムは純粋白ぶどう100%
このうちの1つは古代品種の保護のために生産している希少品
第3週&第4週ともに、一番人気は3番目のグラスでした。
さて・・・それは
(1)ドラピエ クラルヴァリスNV
生産者:ドラピエ(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール75%、ムニエ10%、シャルドネ10%、ブラン・ヴレ(ピノ・ブラン)5%
ベースヴィンテージ:2019年
ドザージュ:4g/L
価格:10,560円
2022年にミッシェル当主が来日した折、初めてテイスティングしたアイテム。当時のベースVTは不明ですが今回は2020年。唯一、黒ぶどうを使っているので、他と比べると色調は濃いめ。酒質アップの印象で味わいは一段とまろやか。優しくてフェミニン。チェリー、洋梨、蜜蝋、エスニックスパイス、ミネラル、若干のビター感、同家の次世代が造った未来志向のシャンパーニュ。
📝:2022年12月のシャンパーニュ講座ドラピエ編
(2)ドラピエ ブラン・ド・ブラン キャトゥールNV
生産者:ドラピエ(NM)
ぶどう品種:アルバンヌ、プティ・メリエ、ブラン・ヴレ(=ピノ・ブラン)、シャルドネ各25%
ベースヴィンテージ:2020年
ドザージュ:4.2g/L
価格:17,600円
シャンパーニュの規定7品種(8番目の品種ヴォルテイスにも着手)を栽培しているドラピエが、“古代品種の保護を目的に生産している”シャンパーニュ。白いバラやクチナシ、柑橘系果実、蜜を含んだリンゴ、フェンネル、ミネラル。講座生のひとりが「今までに味わったことがないシャンパーニュ」とコメントしていましたが、アルバンヌとプティ・メリエは主要3品種より収穫が1週間くらい遅く、酸味の持続が特徴のぶどうたち。白いバラやクチナシ、柑橘系果実、蜜を含んだリンゴ、フェンネル、ハーブ、ミネラル、フレッシュな酸がアフターまで続くアイテム。
(3)ドラピエ トロ・アン・フォウNV
生産者:ドラピエ(NM)
ぶどう品種:フロモントー(ピノ・グリ)100%
ベースヴィンテージ:2020年と2019年を各50%
ドザージュ:0g/L
価格:17,600円
第3週&第4週の2回試飲して「さすがドラピエ」と感嘆した1本。ワンワードなら“バランス”、色調は淡いゴールドとグリ系ぶどう由来のパープルピンクの中間。気泡は細やか、低温度の時はアロマ控え目、温度の変化でアプリコット、アーモンド、白胡椒、蜂蜜など。香りの複雑味を伴いながら広がる酸味と旨味と熟成のニュアンス
(4)タルラン バム!
生産者:タルラン(RM)
ぶどう品種:ピノ・ブラン27%、アルバンヌ27%、プティ・メリエ46%
ベースヴィンテージ:2011年
デゴルジュマン:2022年6月6日
ドザージュ:0g/L
価格:30,800円
BAM! は2022年9月にシャンパーニュ講座で取り上げました。
ベースヴィンテージは2009年で、“溌溂感満載の活き活きした酸味”が印象的でしたが、今回も元気な酸が最後まで続き、フレッシュさと熟成感という相対する要素が同居するシャンパ―ニュであることを実感。温度変化でぶどうの熟度も感じます。シャンパーニュ業界の次世代を担うメンバーのひとり、ブノワ・タルラン氏の技量再確認。シャンパーニュラバーさんには是非とも味わっていただきたいアイテムです。
📝:2022年9月のシャンパーニュ講座タルラン編
第2フライトは・・・
上記の内容は6月17日にシャンパーニュ委員会が現地とつないで行ったセミナーの内容です。
詳細が知りたかったので以下のデータをいただきました。
上段が最新2024年、下段が2023年
見比べてくだされば、
高ドザージュアイテムの伸びがわかります。
高ドザージュ(甘口タイプ)のシャンパーニュは、
夏に楽しむという切り口で、
氷を入れる飲み方が流行りました。
現在、高ドザージュのカテゴリーで、
世界全体の29%を占めているのは日本
けん引役は・・・ナイトマーケット😵
【CIVCからの最新報告】
高ドザージュについて、日本は突出しており、
上位10カ国で見ると、スイスは5%とやや高め
しかしながら、
米国は全出荷量の1.5%、英国は1.2%、イタリアは0.4%、ドイツは0.8%
コロナ禍以前、10年ほど前の日本市場では、
ノン・ドゼのシャンパーニュと、
“和食のテイスト”は相性が良く、
繊細な味に敏感な日本人に好評でしたが、
コロナ禍を挟んで、状況が激変🤔
(5)マムアイス エクストラNV
生産者:メゾン・マム(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール51%、ムニエ34%、シャルドネ15%
ベースヴィンテージ:非公開
ドザージュ:35g/L
価格:9,339円
第3週&第4週の講座生は、高ドザージュは、ほぼ飲まない方ばかりだったので、まさにトレンド体験。糖分が35グラムでも酸味があるのでべたつき感はなく、白桃やドライフルーツが全面に出ていてスムースに楽しめる印象。各人に氷を配布し、半々の分量にして、シャンパーニュだけ vs シャンパーニュ+氷の利き比べでは、大半の講座生がシャンパーニュだけを支持していました。
あら、大使公邸の庭園で、アイスマム発見
味わいを楽しむなら氷は少量で!
余談ながら・・・
2021年12月に取り上げた時はスイーツと合わせました。
当時は醸造の際、アメリカンオーク(現在は使っていない)を使用していました。
4年前の“焦がし感の一致”は素晴らしく、
マムアイスとカントリーマアム、ゴロも合っていて良かったです。
醸造産業新聞(7月21日/第2234号)による
最新ボジョレ・ヌーヴォー情報
昨年販売を取りやめたアサヒ、サッポロに続き、
今年はキリン傘下のメルシャンも販売せず、とのこと。
ビール大手4社でヌーヴォーを扱うのはサントリーのみ(昨年並みの3万8千ケース)
2005年には97万ケース(ケース:750ml×12本)だったのですが、
予想では15万ケース前後⁈
まだまだ暑い日が続きます。
くれぐれもご自愛くださいませ🌻🌻🌻


