ワイン愛好家垂涎のワイン
ワイン王国webにナパ・ヴァレーのスクリーミング・イーグルが手掛ける『ザ・フライト』について紹介しています。拙ブログでは、その【番外編】として、スクリーミング・イーグルの超希少な白ワイン(未入荷)についてお伝えします。
ナビゲーターはエステート・ディレクターのアルマン・ド・メグレ氏
シャンパーニュ地方のご出身、育ちの良さを感じさせるジェントルマン!
ボルドーワインがお好き・・・と感じました。
スクリーミング・イーグルはボルドースタイルなので、
フランスとカリフォルニアの融合という視点なら、ド・メグレ氏はベストな布陣かも
プレスセミナーの後のプレスランチに登場した
2020スクリーミング・イーグル、ソーヴィニヨン・ブラン、ナパ・ヴァレー
供出温度は16度
低温で供すると直線的な面が強調されてしまうことがあるのでそれを避ける意味合い
当日は赤ワイン、白ワインとも同じ温度でサービスされました。
アロマ豊かで、柑橘系果実や熟した果実のニュアンス、
酸のインパクトは穏やかで、樽の風味を感じました。
🍀🍀🍀
2006年にアメリカ人の実業家スタン・クロンキー氏が新しいオーナーになり、彼のために白ワイン(ソーヴィニヨン・ブラン)を造り始めたのですが、メーカーズ・ディナーの時などに白ワインの必要性を感じていたので、着手したというのが、理由のひとつ。
畑は0.8ヘクタールで、土壌は川が流れていた形跡のある、若干灰青色がかった粘土質で、ソーヴィニヨン・ムスケと、2つの異なるタイプのクローンから成るソーヴィニヨン・ブランからなるワインです。
2006年に植樹し、ワインは2010年ヴィンテージから造っていますが、2011年ヴィンテージから市場にリリースさせました。生産量はスタート当初から2015年までは20~50ケース、2016年以降は100~125ケース、2019年は最多の150ケース。※1ケース9L換算
畑の作業はとても大事で、収穫は何度かに分けて実施しています。十分に熟した果実と緑色の果皮の果実を両方使うことで複雑味を出すこともあるとのこと。ぶどうは除梗後、プレスし、500~600リットルの3年目のフレンチオーク樽とステンレスタンクで発酵させ、必要に応じてバトナージュも行います。10カ月樽熟成させ、ステンレスタンクに移して2~4カ月休ませてから瓶詰め。新樽ではなく、使用樽を活用することで、果実の美しさを残し、酸味が出すぎないようにしている由、MLFに関してはヴィンテージ次第です。
命名については、当初スクリーミング・イーグルの名は使わない方針でしたが、ワインの品質等、総合的な判断で決行なさったようです。