2月のメインメゾンは輸入元:豊通食料(株)さん扱いのNicolas Maillart ニコラ・マイヤール
この情報はTarlant タルランの当主ブノワ・タルランさんからいただきました。タルランでは自根のシャルドネから『ラ・ヴィーニュ・ダンタン』を造っていますが、タルランと同じく、砂質の土壌で、自根のぶどう樹を育てているのがニコラ・マイヤール。ここではピノ・ノワールから貴重なブラン・ド・ノワールを造っています。
これが自根のブラン・ド・ノワール『Les Francs de Pied レフラン ド ピエ』です。

フィロキセラに強い砂質土壌育ち! 画像協力:豊通食料
豊通食料の小永井さんから「小樽発酵&熟成でMLFは行わず、ノン・フィルター、モノ・セパージュ、モノ・クリュ、単一年です。以前、マイヤール本人が現在シャンパーニュ全体でヴィーニュ・フランセーズ(自根)を造っているのは、他にボランジェ、あとタルランくらいだと思うと語っていました」との情報もいただき、2月の講座で待望のシャンパンと対面することができました。
小永井さんの迅速な対応に心から感謝しております!
第1フライト
ニコラ・マイヤールは1720年代からぶどう栽培醸造家として続いてきたドメーヌです。2003年から9代目当主のニコラ・マイヤール35歳がドメーヌを引き継いでいます。モンターニュ・ド・ランスの3つの村にある自社畑は平均樹齢30年以上であり、リュット・レゾネで作業を行っています。2007年度版の『ル・クラスマン』には注目すべきドメーヌとして掲載されています。若き有望な醸造家マイヤールさんの技量、素晴らしいです!
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#1:ニコラ・マイヤール プラティーヌ1erクリュ
生産者:ニコラ・マイヤール
産地:フランス・シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区
品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ20% / 平均36か月瓶熟成
デゴルジュマン:2011年5月 / ドザージュ:7g/L / ヴァン・ド・レゼルヴ40%使用
シソ梅、黄色系果実(GFやカリン)、軽いビター感、ミネラル、生地がピュア、万人受けのする1本
#2:同 ブリュット・ミレジメ 1erクリュ2005
生産者:ニコラ・マイヤール
産地:フランス・シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区
品種:ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%
デゴルジュマン:2011年6月 / ドザージュ:5g/L
ヘーゼルナッツ、ドライフルーツ、クリームブリュレ、複雑味のある香りと味わい、お気に入り!
#3:同 レ・シャイヨ・ジリ エキストラ・ブリュット・1erクリュ2004
生産者:ニコラ・マイヤール
産地:フランス・シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区
品種:シャルドネ100%
デゴルジュマン:2011年4月 / ドザージュ:2g/L
淡い金色、クチナシ、スパイス、3アイテムのなかで最も酸の切れとミネラル感あり
#4:同 グランクリュ ブジー ブリュット・ロゼ
生産者:ニコラ・マイヤール
産地:フランス・シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区
品種:ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%
デゴルジュマン:2011年4月 / ドザージュ:7g/L
サーモンピンク、気泡はワインに溶け込み滑らか、スミレやバラ、軽くソフトなタンニン
第2フライト
個人的に大好きなブラン・ド・ノワール、4アイテムは甲乙つけがたい味わいです。
今回注目したのは土壌と自根&台木
「酸」、「ミネラル」、「余韻の印象」に注意しながら試飲してみました。
左から#5~#8の順で供出
グラスに注がれた色調の違いもチェック
#5:フルーリー ブラン・ド・ノワール ブリュットNV
生産者:フルーリー
産地:フランス・シャンパーニュ地方コート・デ・バール地区クロトゥロン村
品種:ピノ・ノワール100%
ドザージュ:9~10g/L / 土壌:粘土石灰質土壌
1895年創業のメゾン、初代エミール・フルーリーの時代にフィロキセラで壊滅したぶどう畑にピノ・ノワールを植樹。1989年にはビオディナミのデメテール認証を受けています。栽培品種全体の90%はピノ・ノワール
熟成による多様な香り、ミネラル感、余韻に石灰を感じる切れの良い酸

ニコラ・マイヤールのエキュィユの区画の土壌 画像協力:豊通食料
#6:ニコラ・マイヤール レ・フラン・ド・ピエ ブリュット・1erクリュ 2005
生産者:ニコラ・マイヤール
産地:フランス・シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区
品種:ピノ・ノワール100%(自根)
デゴルジュマン:2011年4月 / 土壌:砂質土壌
樽由来の濃い黄色、甘さを予感させる香り、蜂蜜、甘露煮、中盤以降広がるまろやかさ。酸味、軽いビター感、旨味がまとまり、それらが一点に集中して消えていく印象。
他のアイテムより、酸の切れはソフト
#7:ドラピエ ブリュット・ナチュールNV
生産者:ドラピエ
産地:フランス・シャンパーニュ地方コート・デ・バール地区ウルヴィル村
品種:ピノ・ノワール100%
ドザージュ:ゼロ / 土壌:石灰質土壌
フィロキセラ禍以降、いち早くピノ・ノワールを植樹したメゾン。ウルヴィル村(南向き斜面上部の畑)を中心とするジュラ紀由来の石灰土壌。第一印象はドザージュゼロでありながら、口中に広がる“ぶどうの旨み”。石灰由来の酸の切れ。極薄の桃色、赤系果実、白桃&洋梨、生姜菓子、ミネラル感とバランスの良さは秀逸
#8:マイィ ブラン・ド・ノワール
生産者:マイィ
産地:フランス・シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地方
品種:ピノ・ノワール100%
ドザージュ:8g/L / 土壌:白亜質土壌
マイィ社は1929年創業の協同組合でメンバーは現在81名。使用するぶどうはグラン・クリュのマイィ村の2種類ピノ・ノワール&シャルドネのみ。樽はシャトー・マルゴーの白(パヴィヨン・ブラン)に使用したものを利用。
4アイテムのなかで一番酸のメリハリがあり、余韻にもきれいな酸が長く続く。厳選ぶどうの凝縮感、ミネラル感、均整がとれた上質な1本。
現在、最も興味を惹かれているのが自根のピノ・ムニエ! これもブノワさんからいただいた情報なのですが、もう少しデータを揃えてから、チャレンジしてみたいと思っています。
ラベル:ニコラ・マイヤール


