「蓮池」からは遠くに弁天堂も見え、真夏の暑さを忘れさせてくれる風情
江戸料理『太古八』の女将からいただいた小冊子に“蓮”についての記述がありました。
「蓮の花は古代のギリシャやエジプト、またインドでも“聖なる花”として珍重されています。中国では今でも『富貴花(ふうきか)』と言って、牡丹とともに“繁栄を象徴する花”として愛でられているそうです」。やっぱり高貴な花なのですね。
さらに、文中、気になる箇所が・・・
「夏の早朝、陽が昇る時刻を知っているかのように、夜明けとともにゆっくりと花びらを開く蓮の花。その上品な香りに包まれると、自分の心が、自然に穏やかになり、落ち着いて行くのを感じます」という一文。蓮の花の上品な香り? それなら香りもきかなければ・・・
写真家内藤氏のブルーロータスを模倣しながら蓮撮影にチャレンジ!
まだまだ赤ちゃんみたいな蓮です、可愛い!
泥の中から1本す~っと伸びて咲く蓮の凛としたたたずまい
日陰でくつろぐ親子の蓮、そんなイメージでした
蓮(ハス)に蜂(ハチ)、甘い香りに誘われていたようです
至近距離から超アップ成功、お気に入りEOS40D、28-135mmのレンズで
香りについての一考察
これはカレーに使われるスパイスの1つ、カルダモンです。
この日、不忍池の帰りに中村屋に寄り、カレーを食べました。ドリンク付きだったので、冷たいチャイをオーダー。チャイが運ばれ、それを口にした途端、蓮池の情景が蘇ってきたのです。まるで『失われた時を求めて』でプルーストが描いたマドレーヌと紅茶のように・・・。
不忍池で、蓮を間近で見ることができる場所が一箇所だけありました。そこで目を瞑って蓮の香りをきいてみると、かすかに甘やかな香りが伝わってきます、白い花、エスニックなニュアンスも・・・う~ん、これはスターアニス(八角)!
中村屋のチャイはオリジナルなので配分比率は秘密だそうですが、シナモンとカルダモンをブレンドしているとのこと。このカルダモンに蓮と共通する香りがあるのです!ソフトな感じでふわ~っとくるイメージ。それをチャイを飲んだ瞬間感じたのです。
お店の親切なスタッフが、「よろしければ」といってくださったカルダモン、上の画像がそれです。同時にカレーに使われているスパイスの一覧表も見せていただいたのですが、その中には「スターアニス」もありました!
考えてみれば、蓮はインドの国花です。
カレーに使われるスパイスに中に、蓮の香りのニュアンスを感じてもなんら不思議ではありません。
蓮の花、とっても美しいですね。
アップのお写真もすごく素敵ですが、「日陰の親子」のなんともいえないグリーンとピンクの色合いが、爽やかなのに華やかな蓮の香りにぴったりな感じで、惹き付けられました。
ところで、中村屋って、新宿の中村屋本店ですか?
懐かしい~。
大学生の4年間、カレーがメインの2階で、入り口で“黒服”の仕事をしてました。(並ぶ人の整理と席への配置・ご案内)
1日10回転もする、ミラクルなお店です。
バイトのくせに、新入社員教育とかやっていたので、今でもお店に行くと、教え子がいたりします。
当時ほぼ毎日インドカリーを食べていたせいか、我が家のカレーは、かなりインドカリーです。笑
香水の香りとしての「蓮」しか知らないので、リアルな蓮の香り、体験してみたいです!
でも・・・・早起きか~
ご無沙汰しております~、コメントありがとうございました。
画像、お褒めいただき光栄です!
モデルになってくれた蓮たちがきれいに撮れたので、自分でも満足しています♪
新宿の本店ではないのですが、その中村屋さんですよ。
なんと、根本さんが黒服! 今度是非本店に同行させてください~
他のスパイスもチェックしたいし(笑)
蓮の香水、試せるチャンスがあれば確認してみたいです。
ワインの『香り見本』のように、中には現物と違う印象の香りもあるので・・・
winoさん、チェックありがとうございました♪
hakoさん、お久しぶりです。
不忍池を一周して、その間、きれいな形の蓮を探して撮りました。
私は不携帯ですが、三脚持参の方結構いました。
撮影機器がどんどん重くなりますよね(笑)
画像の並べ方、イコール、デザインになっていて、素晴らしいブログです。
すべてに動きを感じます。
今も時々、開いています。情趣あふれる素敵な写真集ですよね。
でも、先生の蓮の写真も素敵です!香りの分析については、
恐れ入りました。今度、カレーやチャイなどをいただく時は、
気をつけてみますね。
青木先生のブログには、いつも知的好奇心をくすぐられます。
ありがとうございます。