2007年02月16日

『グリ・ド・グリ甲州』と『甲州きいろ香』から見つけた香り

2006年ヴィンテージの『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香』と『同 甲州グリ・ド・グリ』が3月1日に全国発売されます。希望小売価格は各2,307円です。
昨年は『きいろ香』から見つけた和柑橘系果実を購入して楽しい実験をしていました。
http://blog.so-net.ne.jp/non-solo-vino/2006-02-25-3

それぞれのボトルの横にあるガラスケースの中の品々、おわかりになりますか。
今年の『きいろ香』は、ペリカンマンゴー、ルビー色のグレープフルーツ
『グリ・ド・グリ』はピーチやブルガリアン・ローズ、シガーの香りが顕著とのこと。
私の印象ですが・・・
前者からは果実の香り以外に「スモーキーさ」を。後者からは、バラやアップル・コンポートのような魅惑的な香りを感じることができました。



今回、『きいろ香』のマグナムボトルが1,000本限定でリリースされるのも話題です。
画像にある背の高いボトルがそうです。発売は少し遅れて4月3日予定です。

昨年、750mlと1500mlのボトルで熟成の経過をそれぞれ科学的に分析したところ、マグナムボトルで貯蔵させた同ワインは、レギュラーサイズのボトルで貯蔵したものと比べて柑橘系の香りを放つ物質の量が約20%程多く含まれていることがわかったそうです。
その結果、「マグナムボトル」をリリースすることになったとか。

発売後、ワインショップで現物を見かけたら、是非、ラベル右上の鳥、メザンジュ・ブルー(シジュウカラの仲間) の「きいろちゃん」に注目してください。
750mlは「きいろちゃんが自由に飛び回っている絵柄」ですが、1500mlのマグナムは樹にとまっています。
その心は・・・マグナムサイズはすぐに飲まないで、暫く静かに置いておいて欲しいから
“静”のイメージになったようで、いずれにしても可愛い「きいろ」です。


「きいろちゃん」はメーテルリンクの『青い鳥』の
モデルになったメザンジュ・ブルーです。


posted by fumiko at 23:32| Comment(10) | TrackBack(0) | 日本ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ガラスケース。
香りを目に見える形で表現するって、面白いセンスですね!
Posted by Wino at 2007年02月17日 09:03
このラベルも、ワインショップで、良く目立ちますよね。ちょっとアトム的で好きです。グリドグリの名前も気になります。要チェックですね。
Posted by hako at 2007年02月17日 22:49
きいろちゃんは、可愛いですよね。マグナムボトルはセラーへの収納が大変そうだけれど、興味津々です。香りを実物で表現というのも面白い試みだと思います。

グリ・ド・グリは、一瞬ピノ・グリのことかと思ったのですが、甲州種なんですね。灰色の果皮にちなんでつけられた名前なのでしょうか。「灰色の中の灰色」?
Posted by YUTAKA at 2007年02月17日 23:24
きいろちゃんのデザインを変えたマグナムって可愛い発想!

只、メルシャンワインはどうしてもSO2の影響を感じてしまう味わいで、辛いです。もうすこし減らしたら美味しく飲めるのに・・・
Posted by miumiu at 2007年02月18日 02:28
きいろ香は昨年の発売日に買ったのを思い出します。日向夏だったらわかりますが、ペリカンマンゴー???香りのイメージが難しいですねえ。。。
Posted by uge at 2007年02月19日 00:42
winoさん、nice&コメント、ありがとうございました。
香り表現がすらすらできるようになるには、身近なものの香りに親しんでいることが大事ですよね。ガラス内なら理解しやすいです♪
併せて、ワインを飲む時にこれらの果実(果皮や果実)を口にしながら試すと、より理解度が増しますよ。
Posted by fumiko at 2007年02月19日 10:24
hakoさん、リアクションが遅れてしまい、失礼しました。
アトム、なるほど・・・です。“グリ”は甲州ぶどうの果皮の色からきています、YUTAKAさんが書いているように。
今年は、栽培の段階からぶどうに笠をかぶせ、果皮の色が淡くなるようにしたようです。

YUTAKAさん、コメントありがとうございました♪
ドイツのマグナムって普段見慣れている瓶型と違うので、なんとなく不思議な感じがしました。「きいろちゃん」の位置が異なる発想はなかなかです。

miumiuさ~ん、SO2の件、私は今まで感じたことがありませんでした。
メルシャンの安蔵さんに伺ってみたところ、「分析値的にもSO2の量が他のワインに比べて特に高いということはありません。一度デキャンターすると香りが開いてきます」とのことでした。
今度是非、デキャンターして試してみてくださ~い。

ugeさん、去年のきいろ香、3月1日をすこしフライングしていたような(笑)
私は日向夏の香りの印象が好きなのですが・・・
Posted by fumiko at 2007年02月20日 09:01
大変ご無沙汰しています。このブログで忘れ去られそうなアロマッ子です。私の印象ですが、みなさんことのほかカラフに移し換えることに慎重なようです。というか抵抗すらしています(笑)。若いワインは例えそれが白ワインでも大丈夫、というより若い白ワイン程、一度空気に触れさせることが還元臭を除去する意味からも大切です。その反面、古い赤ワインを静かに抜栓し、ソムリエ氏とカラフに移すべきか否かを相談する一時は本当にワインを飲む喜びを感じさせます。それでいっちゃてもそれはそれでまた楽しや!きいろを羽ばたかせてくれるのは皆さんのワインを愛する心です。感謝。
Posted by アロマッ子 at 2007年02月28日 00:36
アロマッ子様、書き込みありがとうございました♪
3月1日「きいろ香」の発売でしたね。動きは如何に。
デキャンターですか? 2007年ヴィンテージは、空気に触れさせてからいただくことが大事な要素なのですね。
“きいろちゃん”が大きく羽ばたくことを願っております♪
Posted by fumiko at 2007年03月02日 01:28
すみません。きいろ香2006を飲んでからコメントしようと思っていたのですが、いろいろと忙しくてコメント書き込みの機会を逃してしまいました。
飲んだら感想を書き込みします。
Posted by uge at 2007年03月07日 00:17
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