2025年04月09日

ガレの魅力全開 ~サントリー美術館のエミール・ガレ展からシャンパーニュ『ベル エポック』の秋明菊まで~

Émile Gallé Longing for Paris
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ガレの展覧展は過去に何度か見ていますが、
サントリー美術館で開催中の“エミール・ガレ憧憬のパリ”は、
ライティングがとてもいい感じ、
細部まで観察できます。
何より撮影できるのが嬉しいです!

展示は4月13日まで

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ランプ「ひとよ茸」、見ていて飽きませんよ✨

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1878年の作品「鯉」

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ガレのお気に入り 花器「マグノリア(木蓮)」
1889年のパリ万博に出品された作品

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技法についての解説もあり・・・

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栓付瓶「葡萄」
葡萄の果房なんですね

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カボション👀

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1900年頃の作品「カトレア」
溶けたガラスを貼り付ける溶着の手法とエングレーヴィングを駆使

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1897-1904年の制作したアネモネ
ウッドワン美術館所有

✨✨✨

 アネモネの傑作と言えば・・・
シャンパーニュ『ベル エポック』に描かれたアネモネ
秋明菊(ジャパニーズ・アネモネ)

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ペリエジュエの庭園の秋明菊
エミール・ガレは芸術家、
そして、植物学者でもありました。

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2022年に行われたペリエ ジュエのイベントのために届いた
ダミーボトルとアール・ヌーヴォーの貴重な家具

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エミール・ガレ、素晴らしいです


posted by fumiko at 23:02| Comment(0) | お気に入りシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月05日

【番外編】スクリーミング・イーグルのソーヴィニヨン‣ブラン

ワイン愛好家垂涎のワイン
ワイン王国webにナパ・ヴァレーのスクリーミング・イーグルが手掛ける『ザ・フライト』について紹介しています。拙ブログでは、その【番外編】として、スクリーミング・イーグルの超希少な白ワイン(未入荷)についてお伝えします。

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ナビゲーターはエステート・ディレクターのアルマン・ド・メグレ氏
シャンパーニュ地方のご出身、育ちの良さを感じさせるジェントルマン!
ボルドーワインがお好き・・・と感じました。
スクリーミング・イーグルはボルドースタイルなので、
フランスとカリフォルニアの融合という視点なら、ド・メグレ氏はベストな布陣かも

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プレスセミナーの後のプレスランチに登場した
2020スクリーミング・イーグル、ソーヴィニヨン・ブラン、ナパ・ヴァレー
供出温度は16度
低温で供すると直線的な面が強調されてしまうことがあるのでそれを避ける意味合い
当日は赤ワイン、白ワインとも同じ温度でサービスされました。

アロマ豊かで、柑橘系果実や熟した果実のニュアンス、
酸のインパクトは穏やかで、樽の風味を感じました。


                  🍀🍀🍀

2006年にアメリカ人の実業家スタン・クロンキー氏が新しいオーナーになり、彼のために白ワイン(ソーヴィニヨン・ブラン)を造り始めたのですが、メーカーズ・ディナーの時などに白ワインの必要性を感じていたので、着手したというのが、理由のひとつ。

畑は0.8ヘクタールで、土壌は川が流れていた形跡のある、若干灰青色がかった粘土質で、ソーヴィニヨン・ムスケと、2つの異なるタイプのクローンから成るソーヴィニヨン・ブランからなるワインです。

2006年に植樹し、ワインは2010年ヴィンテージから造っていますが、2011年ヴィンテージから市場にリリースさせました。生産量はスタート当初から2015年までは2050ケース、2016年以降は100125ケース、2019年は最多の150ケース。※1ケース9L換算

畑の作業はとても大事で、収穫は何度かに分けて実施しています。十分に熟した果実と緑色の果皮の果実を両方使うことで複雑味を出すこともあるとのこと。ぶどうは除梗後、プレスし、500600リットルの3年目のフレンチオーク樽とステンレスタンクで発酵させ、必要に応じてバトナージュも行います。10カ月樽熟成させ、ステンレスタンクに移して24カ月休ませてから瓶詰め。新樽ではなく、使用樽を活用することで、果実の美しさを残し、酸味が出すぎないようにしている由、MLFに関してはヴィンテージ次第です。

命名については、当初スクリーミング・イーグルの名は使わない方針でしたが、ワインの品質等、総合的な判断で決行なさったようです。

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コルクに印字されているのは“Fly High and Proud(誇りをもって高く飛んで) ”

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プレスランチに登場した2021スクリーミング・イーグル
CS75%、メルロ18%、CF7%
ナパ・ヴァレー最高峰のカベルネ

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プレスセミナーでフォーカスしたザ・フライト
メルロ主体のワインで、
スクリーミング・イーグルが造るもう一つの顔の赤ワイン
詳細はワイン王国webで!

posted by fumiko at 22:23| Comment(0) | 来日したワイン生産者&関係者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月03日

ジョセフ ペリエ創立200周年記念ボトルは大容量マグナムとダブルマグナム

シャンパーニュメゾン『ジョセフ ペリエ』
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シャンパーニュ地方のシャロン・アン・シャンパーニュにあるジョセフ ペリエ
古代ローマ人の遺跡を生かしたセラー内部には200万~300万のボトルを保存
2018年から着手していたリニューアル工事が終わり、
新たなワインツーリズムコースも完成しました。
今年は創立200周年の記念年です、おめでとうござます

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左からオットー・プシュビラ取締役
6代目ベンジャミン・フルモン氏&先代ジャン=クロード・フルモン氏
photo by Fumiko・2019年訪問

                o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。

200周年を記念したセミナー@ADV
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オットーさんとナタリーさんによるセミナー
一社・日本ソムリエ協会副会長の石田博氏がゲストスピーカーで登場し、
8アイテムについてコメントしてくださいました。
詳細はワイン王国webをご笑覧くださると嬉しいです!

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前列はノン・ヴィンテージの4アイテム
後列は品種に特化した2アイテム、200周年の記念ボトル、トップキュヴェのジョセフィーヌ

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 200周年記念の『キュヴェ200』は大容量ボトルだけの生産
 1500mlは2000本、3000mlは1500ml、すべてナンバリングされています。
 セミナーで供されたのはダブルマグナムで0008/1500でした。

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青木一押しのロゼ
先代当主に直談判して、ナタリースタイルを確立したロゼ
飲んでいただければわかります、その魅力が!

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     ジョセフ ペリエが大事にしているミモザの花

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    信頼するオットーさんとナタリーさんとの再会
    開催時期は国際女性デー 別名ミモザの日3月8日の2日前
    3月9日はナタリーさんの誕生日、3月10日はベンジャミン当主の誕生日
    ブランドカラーでお邪魔しなくっちゃと思い、
    イエローのジャケットでおふたりに同化させていただきました!

    関連記事(2020年来日):ワイン王国web
    製品についての問い合わせ先はJALUXワイン・リカー部  TEL.03-6367-8756

2025年03月31日

春はお引っ越しシーズン、ブログもお引っ越し

ブログのお引っ越し
2025年3月31日12時でSSブログ閉鎖、お別れです❗

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2006年から大変お世話になりました。
カテゴリーに関しては、ピッタリくるものがなかったので、
blogを選択して、超1000の記事を投稿してきました。
エントリー数19,839の5位で最後を〆ることになりました。
本当にありがとうございました💦

       ✨✨✨

新しいブログはseesaaです。

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こちらでもピッタリくるカテゴリー見つからず・・・
Non Solo Vino(ワインだけじゃない)がコンセプトの青木なので、
“Non Solo Vinoな生活”ということで生活決めました。

今日、初めて、seesaaブログから書き込みしてみました。
完璧に慣れるまでは、すこし、ゆるゆるペースになるかも、ですが、
引き続き、宜しくお願いします。

SSblog, goodbye💕
Hello, seesaablog‼

posted by fumiko at 15:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月24日

秋季最終講座はマグナムに特化 ~ブラン・ド・ノワールを中心にして~ 

 2024年10月から6回目の〆講座
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 第1フライト
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  #1:エリック・タイエ エクスクルーシヴ・ブリュット
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  生産者:エリック・タイエ(RM) 
  ぶどう品種:ムニエ100% リザーヴワイン20~30%
  ベースヴィンテージ:2019年
  デゴルジュマン:2023年3月
  ドザージュ:2g/L
  参考上代:20,900円
  輸入元:ラ・ヴィネ

白い花、バニラ、柑橘果実やストーンフルーツのアロマ、中盤に若干ビターなニュアンス。過去に体験してきたタルランのムニエ100%(土壌はマルヌ独特の粘土石灰質土壌)から受けたミネラル、スパイス、複雑味。ボーモン・デ・クレイエールのムニエ100%(石灰土壌)から受けた香ばしさ、酸味を伴って広がる余韻等とは異なるムニエ100%

   #2:フォレスト・メリエ  キュヴェ・サン・クレスパン
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   生産者:フォレスト・メリエ(RM) 
   ぶどう品種:ピノ・ノワール100%
   ベースヴィンテージ:2013年&2014年
   ドザージュ:5g/L
   参考上代:22,000円
   輸入元:ラ・ヴィネ

当主ティエリー氏はボランジェが所有するサン・ティエリー地区の畑の栽培をサポートしており、今でも続けているとのこと。丁寧な造りを感じさせるシャンパーニュで酒質が綺麗。黒ぶどうの果実感、ミネラル、エスニックスパイス、ヘーゼルナッツ、中盤から余韻に広がる酸味、塩味を感じる快活な味わい、ドライフルーツのアロマを帯びた余韻、講座生からの人気が高かったアイテム、好印象!!

参考:輸入元ラ・ヴィネは1994年、パリの三つ星レストラン『タイユヴァン』のワインショップ『カーヴ・タイユヴァン東京店』としてオープンし、2004年に店名を『ラ・ヴィネ』に変更。母体のサッポロビールはWINE MARKET PARTY とフランスワイン専門店『ラ・ヴィネ』を運営しています。


   #3:ドゥ・ヴノージュ・プランス ブラン・ド・ノワールNV
   生産者:ドゥ・ヴノージュ(NM) 
   ベースヴィンテージ:2018年 / リザーヴワイン2017年10%
   ぶどう品種:ピノ・ノワール100%(ヴェルズネイ80%、レ・リセ20%)
   デゴルジュマン:2023年
   ドザージュ:6g/L
   参考上代:44,000円
   輸入元:ヴィレッジ・セラーズ

カラフェ型のボトルは1858年、オランダ王室オラニエ公へのオマージュとして造られ、1961年にドゥ・ヴノージュが意匠権を得てシャンパーニュボトルに使用。通常のボトルより酸化が緩やかとのこと。気泡は活発、第一印象は白い花、続いて赤のイメージでスミレや紅玉リンゴ。若干のビター感、ヘーゼルナッツ。リセのピノ・ノワールに由来する軽快さのほうが出ている印象。デゴルジュマンから2年程しか経過していないのでもう少し年数を置いて試したい気分


                o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 第2フライト
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 #4:フィリポナ ブランド・ノワール エクストラ・ブリュット 2014
 生産者:フィリポナ(NM) 
 ぶどう品種:ピ・・ノワール100%
 デゴルジュマン:2020年6月
 ドザージュ:4.5g/L
 参考上代:38,720円
 特別供出

マグナムマンスを開催した甲斐ありのシャンパーニュ。ゴールドの色調、細やかな気泡、連なりも見事。完熟した果実やコンポート、モカや焙煎香、ピュアな酸味、フレッシュさを伴い、シームレスで層になって広がる旨味、多くの講座生から支持を得ていたアイテム。輸入元には在庫がなかったので特別ルートで入手、大容量ボトルで熟成させた醍醐味満喫!

 #5:ボランジェ ラ・グラン・ダネ2015
 生産者:ボランジェ(NM) 
 ぶどう品種:ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
 デゴルジュマン:2023年7月
 ドザージュ:8g/L
 参考上代:80,300円
 輸入元:WINE TO STYLE

メゾンが形容する表現は“凝縮感と寛容さ”
ラ・グラン・ダネ史上初のPN60%、CH40% (従来はPN70%、CH30%)
2月に750mlを試飲した時は「色調はゴールド、ベリー系果実やエキゾチックフルーツ、ヴァニラやアーモンド、黒糖、ミネラル、シルキーな味わい、緩やかな酸化熟成のニュアンス」と記述しましたが、今回の1500mlの場合は、簡単に本性を見せてくれる気配がなく、ブリオッシュ、白胡椒、鉱物質のニュアンス、塩味、グラス内の温度があがることで、香りや味わいにさまざまな要素が見え隠れ・・・2015年ヴィンテージのポテンシャルを感じました。ボランジェもデゴルジュマンをして2年弱だったので、もう少し時間を重ねてから再挑戦したい気分。
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 2025年3月のマグナムマンスで、
 1500mlのボランジェ ラ・グラン・ダネ2015を体験

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 2025年2月ロイヤルワラントのメゾンで、
 750mlのボランジェ ラ・グラン・ダネ2015を体験

 2月と3月に体験した容量違いは良い勉強になりました。
 ボランジェのLGA2015はポテンシャルがあるだけに、
 大容量での熟成には時間がかかりそうです。
 ゆえに、2015年生まれのお子さんがいらっしゃるなら絶対に買い!
 成人のお祝いで開ければ素晴らしい瞬間になると断言します🍀


             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


      6ヶ月、講座にお付き合いくださり、ありがとうございました!
      2025年4月からスタートする春季講座も宜しくお願いいたします。
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      4月は12日に単発講座もあるので、
      ワクワク感、さらに増幅中🥂