2026年01月13日

“伝統と革新”が基軸のイタリアの名門オルネッライア ~最新ヴィンテージ2022とワイン造りを中心にして~


セミナー&ディナーで披露されたアイテム
IMG_0504.jpg


2022年ヴィンテージをワンワードで表現すると
IMG_0924.jpg
La Determinazione
決意、決断

2022年ラベルのアーティストはパスカル・マルティン・タイユー


~オルネッライアのワインは、
長期熟成させると大きく開花して真価を発揮し、
時間とともに豊潤で細やかなフィネスが表れる~



2年続きの来日
IMG_0472.jpg

フレスコバルディ家が所有するオルネッライアとマッセ―トの最高経営責任者ランベルト・フレスコバルディ侯爵。昨秋には2024年1月に参画したマルコ・バルシメッリ生産管理マネージャーを伴い、マッセートのマスタークラス を行いました。

今回はオルネッライアの最新ヴィンテージ2022年のお披露目が目的でした。ワインは自社の従業員によって管理されている畑のぶどう100%で、新樽も使っていますが、“果実味”を損なわない程度の使用率に留めていることが大事な要素です。イベント終了後の記念ショットでフレスコバルディ侯爵が手にしていたのは最新の2022年、バルシメッリ氏はセミナーで供された2005年を選びました。

フレスコバルディ家の沿革
1000年頃に北ヨーロッパから伊・フィレンツェ郊外に移動し、1100年頃にフィレンツェの中心部に居を移し、21世紀に至る現在までここを拠点にしています。1200~1300年にかけて銀行家として辣腕をふるい、本国のみならず、欧州で活動。農業にも着手し、広範囲にわたって土地を取得しました。そのうちのひとつがワインで1308年から生産を開始。超700年に及ぶワインの歴史、ランベルト氏は30代目にあたります。
フレスコバルディ家では創業当時からの記録がきちんと保管されています、貴重な文化財です!

トスカーナ地方は優れた赤ワインを産出するワイン産地であり、その主たるぶどうは固有品種のサンジョヴェーゼです。
一方、同地方のボルゲリではフランス・ボルドーの貴品種カベルネやメルロが主体。フレスコバルディ家では1981年にボルゲリにワイナリーを興し、1985年にオルネッライアの初ヴィンテージをリリースしました。

伝統を破った“画期的な出来事”
40年以上経過した今では、“ボルゲリの先駆的かつ伝統的なワイン”として世界中から賞賛されています。

フレスコバルディ侯爵は、「初めは革新的でも歳月とともにそれは伝統へと変化していきます。我らファミリーの根幹を成すものは“伝統”と“革新”に他なりません」と言及。同家の歴史の基盤をしっかりと実感しました!


🍷🍷🍷


第1部マスタークラスセミナー
オルネッライア セミナー.png


トスカーナ州とボルゲリ.png

ボルゲリは海に近く、ぶどう畑は200~500ⅿの丘陵に囲まれたすり鉢状の地形
昼夜の日較差が大きく、8月を例にすると昼は33度、夜は20度以下
海から常に風が吹いているので熱が留まることはありません。


IMG_0435.jpeg


主要な3つのぶどう畑
IMG_1435.jpeg
データ:オルネッライア

ベッラリーア(“美しい空気”の意):常に強い風が吹いているエリア。土壌は主に砂質、粘土(20~25%)や石灰岩(20~30%)を含有。特徴はフレッシュ、エレガント、複雑味
オルネッライア:80年代からぶどうを栽培、粘土(30%)の土壌で、石灰岩や小石のエリアもある。特徴はアロマ豊か、重厚、コンパクト
フェッルッジニ:ボルゲリは140㌶で70~75の生産者がいますが、西側は標高が低く、多くは砂質。オルネッライアが所有するフェッルッジニは鉄分を多く含む赤味がかった砂質。特徴は果実味、凝縮感、ボリューム感

収穫は手摘み、選果は人手だけでなく、2016年から光化学選果台を導入し精度をあげました。ステンレスタンクとコンクリ―トタンクで1週間発酵させた後マセレーションを実施。MLFは木樽を使用。新樽70%、一空樽(1回使用した樽)30%。樽に入れたワインはセラーで18ヵ月熟成させ、12か月経た時点でワインをブレンドして樽に戻し、さらに6ヵ月樽熟。瓶詰後、12ヵ月寝かせてから市場に出荷しています。


IMG_0438.jpg
オルネッライア2022「ラ デテルミナツィオーネ」

DOCボルゲリ・スペリオーレ
カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー25%
カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド10%

乾燥した暑い年でぶどうの成長は早まったが、8月の降雨で状況は収まり、9月にも雨が降ったので、最終的に年の前半の暑さと後半の降雨で均衡が保てた。収穫は8月25日のメルローから開始し、10月末のカベルネ・ソーヴィニヨンが最後。プティ・ヴェルドのブレンドに関しては、通常5~6%のところ、10%まで使用。深みのあるガーネット、チェリーやストロベリー、スパイスやスミレのアロマ、凝縮感があり表情豊かな味わい。若い段階から美味しく飲めるが長期熟成のポテンシャルを十分に感じさせるヴィンテージ

IMG_0440.jpg
オルネッライア2012

DOCボルゲリ・スペリオーレ
カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロー27%
カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド7%


前年が暑くて乾燥していたので水不足からのスタート。4月と5月の降雨で状況が変化、粘土質の土壌が水分をキープ。その後も乾燥は続いたが気温は安定していたのでストラクチャーのある小粒のぶどうが収穫できた。13年経過していてもまだ若い印象。ブラックベリーやブルーベリー、甘いスパイス、調和のとれた味わい、シルキーなタンニン、長い余韻


IMG_0423.jpg
オルネッライア2005

DOCボルゲリ・スペリオーレ
カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー22%
カベルネ・フラン14%、プティ・ヴェルド4%

6月と7月は十分な日照だったので、8月と9月にはぶどうが健全な状態で成長。収穫は8月30日に若樹のメルローからスタートし、10月11日のカベルネ・ソーヴィニヨンが最後。品種、畑、区画毎の54のベースワインから高水準なクラシックなヴィンテージが完成。20年経っていても若さがあり、アロマはフレッシュでクリーン。様々な要素が調和した瑞瑞しく穏やかなヴィンテージ。バルシメッリ氏好み。


IMG_0449.jpg
オルネッライア2001

DOCボルゲリ・スペリオーレ
カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー30%
カベルネ・フラン5%

2001年ヴィンテージにはプティ・ヴェルドは使っていません。2003年から使用を開始しましたが、ぶどう自体がアグレッシブ(タンニンが多い)なので、その時々の状況を見極めながらブレンド比率を決定しています。

春の気温は穏やかで雨量は例年を上回った。夏の生育期は平均的な気候で、気温は平均並み、雨量は少なめ。収穫期を通して天候は安定し、夜は涼しく日較差が生じた。9月初旬若樹のメルローから収穫を開始し、10月5日にすべてが終了。複雑味のあるアロマで、たばこや森林の香り、クルミやロースト、ミネラル。フレッシュさを伴った調和の取れたヴィンテージ


IMG_0455.jpg
左から2022、2012、2005、2001

▪2022年はチョコ、スパイス、木香、ミネラル、MLF由来の甘やかさ、木目細かなタンニン
▪2012年は黒系果実、モカ、甘草、シガー、やわらかなタンニン、スムースでエレガント
▪2005年は赤系果実と黒系果実、スパイス、シザー、森林の香り、ミネラル、力強さと複雑味
▪2001年は黒系果実、アーシー、グラファイト、多様なアロマ、なめらかなタンニン、旨味
マイベストは・・・シームレスな酒質の2001年ヴィンテージ


🍷🍷🍷


アペリティフタイム
IMG_0461.jpg
登場したのはレオ―ニア・ポミーノ・ブリュット2021
品種はシャルドネとピノ・ノワール

ランベルト氏が尊敬する高祖母レオーニアさんの名を冠したメトド・クラッシコ
アロマ豊か、柑橘系果実や白い花、ブリオッシュ

IMG_0463.jpg
色のセンスが際立つフィンガーフード



第2部ディナー
オルネッライア ディナー.jpg



IMG_0477.jpg
希少アイテム オルネッライア・ビアンコ2022

DOCボルゲリ・ビアンコ
ソーヴィニヨン・ブラン100%
新樽30%、使用樽70%、ノン・マロ

アロマは白い花や白桃、時間経過で黄桃やマンゴー、アーモンドや燻したニュアンス、ハーブやミネラル、口中を洗い流してくれる快活な酸味、食事に寄り添うフードブレンドリーなワイン。収穫は区画ごとにベストな状態の日に実施しており、2022年は816日から開始

IMG_0482.jpg
下仁田ネギ、毛ガニのソース
ワインだけだとフレッシュな果実感や塩味を感じ、
料理と合わせるとワインの厚みが深まる印象


IMG_0486.jpg
レ・セッレ・ヴオ―ヴェ・デル・オルネッライア2022

DOCボルゲリ・ロッソ
メルロー65%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%
カベルネ・フラン10%

ステンレスタンクとコンクリ―トタンクで2週間発酵させた後マセレーションを実施。ステンレスタンクでMLFを開始した後、木樽に移行。樽は25%が新樽、75%が一空樽(1回使用した樽)。樽に入れたワインはセラーで15ヵ月熟成させ、12か月経た時点でワインをブレンドして樽に戻し、さらに3ヵ月樽熟。瓶詰後、6ヵ月寝かせてから市場に出荷
  
バルシメッリ氏は「オルネッライアと同品種、同テロワール、同じ哲学で生産していますが、オルネッライアとは異なるキャラクターです。大きなエネルギーを秘めているので、若くても熟成してからでも楽しめるワイン」と強調。豊富な日照量のおかげで、ぶどうには糖分、芳香成分、タンニンが十分に備わった。深みのある赤紫色で、フレッシュな果実感、スパイス、ロースト香。ストラクチャーを感じる上質な味わい


IMG_0488.jpg
和牛とカーボロネロのタリオリーニ
ハーモニーと食感、美味!

IMG_0491.jpg
メインはオルネッライア2022 × 恵鴨ロースト

DOCボルゲリ・スペリオーレ
カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー25%
カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド10%


IMG_0493.jpg
オルネッライア1997 マグナムサイズ

DOCボルゲリ・スペリオーレ
カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー30%
カベルネ・フラン5%

春は例年を上回る気温でぶどうはいつもより早く萌芽、4月中旬に霜害、月末まで降雨。5月以降は温かく、乾燥した気候が続き、夏は日差しにも恵まれ、熟度も増した。凝縮感豊かで洗練されたタンニンを備えたぶどうを収穫、収量は前年とくらべ20%減。十分な果実味、凝縮感と旨味、甘味すら感じる味わい。余韻も長く、大容量ゆえのさらなる熟成に期待


1997年ヴィンテージへの想い
IMG_0500.jpg

トスカーナ地方は4月に遅霜があり、特に内陸部は大きな被害を受けた
暑くて乾燥した気候でぶどうは小粒

フレスコバルディ侯爵はマグナムボトルで30年近い歳月を経たワインについて、
「気候的に忘れられないヴィンテージ。驚くほどの力強さがあり余韻も長い」と述懐



IMG_0502.jpg
チーズはペコリーノトスカーナ
熟成したワインとの相性を考えた組み合わせ
細部にわたる推敲、これこそ、オルネッライアスタイル!


IMG_0506.jpg
薔薇、檜、アーモンド

料理のコンセプトは、
日本を代表する香り“ひのき”と西欧を代表する“アーモンド”
双方のつなぎ役は赤い薔薇


IMG_0509.jpg
右から左の順に

オルネッライア・ビアンコ2022、レ・セッレ・ヴオ―ヴェ・デル・オルネッライア2022
オルネッライア2022、オルネッライア1997


IMG_0512.jpg

ファロのスペシャリテ
20種類以上のエディブルフラワー(=食せる花)で作った
日本の山里 花のタルト
異なる香りや味のハーモニー


🍷🍷🍷


🗺️オルネッライアのサステナビリティ🗺️
オルネライアのサステナブル.png
データ:オルネッライア

自然資源を守るだけでなく、人々の生活の質を高め、地球規模の環境課題に対して責任を持ち、積極的に進めていくことで、サステナビリティに貢献しています。


2025年までのデータ.png
データ:オルネッライア

二酸化炭素の排出量や水の使用量に関しては、正確さを最優先にするため、測定に高度なミニタリング・システムを導入。環境への負荷を減らし、従業員や地域社会のためにまい進。進化し続ける取り組みに期待しています!


2025-12-11.png
フレスコバルディ&バルシメッリ両氏との記念ショット

コロナ渦中でのオンラインから直近までのリポートは、
ブログのカテゴリーオルネッライアをご笑覧くださると嬉しいです。

資料やメニューにはカリグラフィーを必ず使っているので、イタリア貴族の誇りが伝わってきます。イベント終了後に届いた封書にももちろん使われていました。素敵なお気遣いにこころから感謝しています。PRディレクターのエレナ・オプレアさん、ありがとうございました!


🍷


今年の初リポートはイタリアの高貴なワインからスタートしました。
昨年は秋から年末にかけて多くの来日があったので、
報告は順次アップしてまいります。
懲りずに本年も宜しくお願いいたします🙇‍♀️


posted by fumiko at 22:23| Comment(0) | オルネッライア/ Ornellaia | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年01月10日

2026年最初の本物探求は寛永寺の天井絵「叡嶽双龍」と黒田記念館


寛永寺の天井絵「叡嶽双龍えいがくそうりゅう
IMG_1806.jpeg

寛永寺創建四百周年記念事業で手塚雄二画伯が手掛けた双龍
根本中堂56畳の広間の天井に描かれた傑作を拝観してきました。

昨年末から一般公開されていますが、撮影は禁止
これはとっても残念🥹
天井絵の詳細は寛永寺公式サイトをご覧ください


少しだけ寄り道・・・
京都・建仁寺塔頭「西来院」の白龍
建仁寺西来院 白龍.jpeg

2024年と2025年にお邪魔した時のワンショット
畳の上に寝転がったまま撮影できるので、天井画全体をキャッチできます。
このような機会はなかなかありません。

IMG_7084.jpeg

建仁寺と言えば、法堂にある小泉淳作筆の天井画「双龍図」が有名です。
同寺の敷地内にある西来院は、鎌倉時代の禅僧蘭溪道隆の寺として知られていました。
2028年が開山750年遠忌にあたり、
その記念事業の一環として本堂と庭園が改修され、2024年に完成した「白龍」を公開


🐲🐲🐲


寛永寺の双龍と建仁寺の龍の目線を比較
寛永寺のリーフレットに「八方にらみみどころ⑤」についての記載がありました。
手塚画伯は「お堂のどこから天井絵を眺めても龍と目が合うことにこだわった」と。
私は みどころ② の龍の手に浮かぶラピスラズリ色の真下に立ってパワーをもらいましたが、
その間、二頭の龍の鋭い視線を感じました。
さすがの眼力、手塚画伯の表現力、素晴らしいです!

片や、西来院の「白龍」は迫力はありながらも穏やかな雰囲気。
作者は中国人の女性アーティスト陳漫さん。
撮影していても龍たちと目線が合うことはなかったです。
法堂の双龍も同じで目線は合わず🤗 


画竜点睛
白目の上に配された「黒目の位置」、これが違いますね。
点睛”・・・面白い探求ができました。


寛永寺正門.jpeg

寛永寺.jpeg
桜の季節にもお薦めのスポット

根本中堂の屋根には対の獅子
寛永寺瓦1.jpeg

寛永寺瓦2.jpeg


“可愛い龍のおみくじ”
IMG_1794.jpeg
双龍の代役をしてくれたおみくじの龍


IMG_1797.jpeg
白いシールを剥がして赤い紐を引くとおみくじが出てきました。


IMG_1802.jpeg
先手必勝先んずれば人を制す
2026年のキーワードにします😄


小泉八雲の銅像発見
小泉八雲銅像.jpeg

寛永寺から上野公園に向かって歩いていると、
あら、ハーンの銅像、はて⁉
答えを見つけたのでリンクしておきます。


年3回だけの特別公開
湖畔.jpeg
出典:(C)黒田記念館 転載禁止

「湖畔」1897年
当初のタイトルは「避暑」
モデルはのちに妻となる照子

淡いトーンのブルーが涼しげ
浴衣姿の照子夫人の燐とした品格
実物を見ることは何より大事!

「湖畔」の公開は年3回
公式サイトでご確認ください。
1月は12日まで!


湖畔のサイン.jpeg
「湖畔」の絵のサイン


黒田画伯と展覧会場.jpeg
黒田子爵記念室の入口には高村光太郎作の黒田清輝胸像


建造物の魅力.jpeg
古き良き時代を彷彿とさせる建造物
ロマンがあります!

猫.jpeg
出典:(C)黒田記念館 転載禁止

「猫」1901~10年頃
の~んびりした空気感

絵を見て瞬時に思い浮かんだのがレオナール・フジタ
彼も猫好き、作品にも登場させています。

藤田嗣治1886年~1968年
黒田清輝1866年~1924年
活動していた時期にかぶりがありますね😉


登録有形文化財の黒田記念館
IMG_1778.jpeg

IMG_1777.jpeg

黒田記念館の建造物は登録有形文化財
すぐそばには、東京藝術大学大学美術館があります。
以前、同美術館で拝見した大学所有の絵画
上村松園作「序の舞」は忘れ得ぬ傑作


IMG_1742 噴水.jpeg

東博と噴水は表裏一体、これは100年先にも遺したい建造物です。
芝生にする計画には断固反対!!

嘘が蔓延している時代だからこそ、
“本物を見極める力”を磨きたいです🥂


posted by fumiko at 23:55| Comment(0) | 伝統美、日本の美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年01月01日

新年あけましておめでとうございます🥂


2026年初ブログご挨拶.jpeg


昨年中は大変お世話になりました!

新しい年2026年への期待は世界平和
“まやかし”が平然と通用するunbelievableな世の中が早く“浄化”されますように!!!
本年も何卒宜しくお願いします💐


posted by fumiko at 18:15| Comment(0) | ごあいさつ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年12月31日

seesaaブログ参入でお世話になりました!


2025年の感謝を込めて
感謝23.jpeg

2025年がまもなく終わり、新しい年が始まります。
ご縁の糸で繋がってくださった皆さまには深く感謝しています。

シャンパーニュ気泡.jpeg

世界のワイン界は温暖化の影響で変化しています。
2026年も引き続き、
最新動向をこまめに取り入れながら、
情報発信をしてまいりますので、何卒宜しくお願いいたします🙇


posted by fumiko at 21:02| Comment(0) | ごあいさつ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年12月25日

業態別登録記号NDの『ローラン・シャルリエ』 ~12月の講座は輸入元ミルグランが惚れ込んだメゾンにフォーカス~


2025年の〆は講座初登場のローラン・シャルリエ
IMG_1036.jpeg
左から右へ
▪ローラン・シャルリエ ル・ティボー・ド・シャンパーニュ ブリュットNV
▪ローラン・シャルリエ ル・ティボー・ド・シャンパーニュ エクストラ・ブリュットNV
▪ローラン・シャルリエ ブリュット アンティークNV
▪ローラン・シャルリエ  ブリュット ロゼNV
▪ローラン・シャルリエ ラタフィアNV



ムニエの栽培比率60%のメゾン
ローラン・シャルリエ.png

拠点はヴィル・ドマンジュ村。ぶどう栽培農家としてスタートし、7代目のティボーさんの曽祖父の時代からSR(ぶどう栽培業者団体/会員が所有する畑から収穫したぶどうでシャンパ―ニュを生産)として始動。売り上げの8割が個人客で、今でも顧客にシャンパーニュを直接届ける経営方針。ヴィル・ドマンジュ協同組合の会長を長年務めたティボーさんの父親の名をブランド名にしています。天候不順による低収量で現在の業態はNDになっています。



第一フライト
IMG_121923.jpeg

3アイテムともブレンド比率が同じだったので
供出はドザージュの多い順にしました。
講座生の皆さんには🥂第一フライトのベストワンを伺い、
ドザージュ量だけ公表したので
🥂ドザージュ量と該当グラスを考えていただきました。


#1:ローラン・シャルリエ ブリュット アンティークNV
生産者:ローラン・シャルリエ(ND
ぶどう品種:ムニエ34%、PN33%、CH33%、ノン・マロ
ベースヴィンテージ:2020年
デゴルジュマン:2024年2月
ドザージュ:9.6g/L
価格:22,000
気泡は繊細、グラス上部の泡沫も活発。酸味を予感させる柑橘系アロマ、広がりのある余韻
講座生:きりりとした酸味、果実感、バランスの良さ

#2:ローラン・シャルリエ ル・ティボー・ド・シャンパーニュ ブリュットNV
生産者:ローラン・シャルリエ(ND
ぶどう品種:ムニエ34%、PN33%、CH33% 
ベースヴィンテージ:2018年
デゴルジュマン:2023年2月
ドザージュ:8.3g/L
価格:16,500
柑橘果実、青リンゴ、中盤からの甘味、後半から余韻に連なる酸味が印象的
講座生:快活な酸味、ミネラル、甘やかさ

#3:ローラン・シャルリエ ル・ティボー・ド・シャンパーニュ エクストラ・ブリュットNV
生産者:ローラン・シャルリエ(ND
ぶどう品種:ムニエ34%、PN33%、CH33
ベースヴィンテージ:2018年
デゴルジュマン:2023年2月
ドザージュ:4.2g/L
価格:16,500
気泡はワインに溶け込み、#2より厚みのある果実感、旨味、塩味、バランスの良い味わい
講座生:酸味、香ばしさ、熟成感、まろやかさ

第3週の講座生(13名)のベスト票は#1が4名、#2が4名、#3が5名
第4週の講座生(13名)のベスト票は#1が7名、#2が1名、#3が5名


IMG_1222.jpeg
IMG_1224.jpeg



第二フライト
IMG_1221.jpeg

#4:ローラン・シャルリエ  ブリュット ロゼNV
生産者:ローラン・シャルリエ(ND
ぶどう品種:ムニエ30%、PN30%、CH20%、赤ワイン(PNとムニエ)20% 
ベースヴィンテージ:2020年
デゴルジュマン:2023年2月
ドザージュ:9.7g/L
価格:14,300円
サーモンピンクに若干オレンジ色を配した色調、一貫した上質な“酸味”、中盤から(赤ワインの比率に由来する)フェノール、軽いビター感
ソフトで飲みやすい口当たり、果実のタルトとも相性が良かったと思います。


IMG_1225.jpeg
アンテノールの“果実のタルト”
ラタフィアとはドライフルーツやナッツが相乗


#5:ローラン・シャルリエ ラタフィアNV
生産者:ローラン・シャルリエ(ND
ぶどう品種:ムニエ34%、PN33%、CH33
ベースヴィンテージ:2019年or2020年
ドザージュ:107.2g/L
価格:9,350円
2019年7月にアンリ・ジローのソレラ・ラタフィアを出して以来2度目のラタフィア。クリスマスにスイーツと合わせて楽しむのに打って付け。第3週&第4週とも初体験の方が多かったので、この機会にシャンパーニュ・ド・ラタフィアの存在を覚えておいていただけると嬉しいです。


IMG_1215.jpeg
ラベルに描かれているのはモンターニュ・ド・ランスの景色



【製品のお問い合わせ先】
IMG_9482.JPEG
photo by Hako/2025年12月19日

輸入元ミルグラン(代表:片吉慶太郎)は福島県にあります。
私は6月に東京で開催されたボジョレーの試飲会でお目にかかりました。

第3週組の箱さんが講座の翌日から福島県に出張との話で・・・
彼の後日談によると、自由時間に片吉社長と対面なさった由

「めちゃくちゃ良い方ですね」と箱さん
お人柄だけでなく、扱うワインも良いのです😄
輸入元:ミルグラン https://millegrains.co.jp/
福島県田村市船引町船引字南町通75
電話:0247-82-1093

箱さんは講座では供出していない2アイテムをミルグランで購入なさったようです。
Hakoさんブログをご笑覧くださると嬉しいです。


  o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


IMG_1232.jpeg
講座後、可愛いプレゼント🎁



五感で堪能したクリスマス週間
IMG_1334.jpeg
青の洞窟SHIBUYA 


IMG_1361.jpeg

渋谷NHKホールに続く代々木公園けやき並木 
幻想的な青のイルミネーション
電球数は50万球とのこと😍


レナ―ド・スラットキン指揮のべートーベン第9
N響第9.png

《第9》を振るたびに、この作品にかかわれることを光栄に感じてきました。
博愛の音楽であり、音楽の可能性と理想像をめぐる壮大な作品です。
レナード・スラットキン
出典:NHK交響楽団の冊子

2025年の自分への癒し&2026年に向けて力強いパワーを充電することができました。
レナードさんとピュアな時間を共有することができてとても嬉しく思いました。
ありがとうございました‼



24日で今年のシャンパーニュ講座が無事に終わりました。
お付き合いくださった講座生の皆さまに深く感謝しています。
来年1月から3月の合同マグナムマンスまで、
引き続き、宜しくお願いいたします!!