2025年06月21日

ヒルサイドのワインの魅力を発信し続けるティム・モンダヴィ氏


ワインも人間も時とともに味わいが加わって
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3年ぶりに来日なさったティム・モンダヴィ氏
コンティニュアム・エステートの2018年から2022年まで
(2020年は山火事で生産ならず)
の4ヴィンテージについて語りました。

ワイン王国webに詳細をまとめました。
昨日アップされたのでご笑覧いただけましたら幸いです。


2018年ヴィンテージ
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凝縮した黒系果実、シルキーなテクスチャー

2019年ヴィンテージ
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赤系果実や赤い花、厚みがあり、マスキュラン

2021年ヴィンテージ
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黒系果実や野生のベリー、酸味とタンニンが持続する長期熟成タイプ

2022年ヴィンテージ
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黒系果実、時間の経過で上質な酸味、好印象


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2022年はティムさんの自信作
黒系果実、時間の経過で上品な酸味
一言で表現するなら“調和/ハーモニー”

ティムさんに「4ヴィンテージをワンワードで言うなら?」と質問してみたところ、
「私はワイングローワーなので、それは無理。あなたはライターでしょ」との返信。
気にいったヴィンテージ2022年は、私的にはハーモニー

参考:テクニカルデータ
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出典:コンティニュアム/ WINE TO STYLE
将来的にはCFやメルロの比率が増え、PVは減少傾向


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モンダヴィ時代はヴァレー・フロワ(平坦地)で
ワイン造りをしていたティムさんですが、
2005年に自身のワイナリーをスタートさせて以来、
ヒルサイド(標高400~490ⅿ)のワインの魅力を発信しています。

ワインのお問い合わせ先はWINE TO STYLE
電話:03-5413-8831
URL:https://www.winetostyle.co.jp/

2025年06月14日

20年振りに来日したヴァイオレット・ガーギッジCEO ~ワイン造りは健全な土壌から~


カリフォルニア州ラザフォードが拠点のガーギッジ・ヒルズ・エステート
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輸入元WINE TO STYLE(WTS)の招聘で来日した社長兼CEOのヴァイオレットさん
年に1度の大試飲会の合間に盛り込まれた2回だけマスタークラスセミナーで、
ガーギッジの現在の取り組みや今後のビジョンについて言及しました。

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カリフォルニアに5つのエステート・ヴィンヤード(計148㌶)を所有する家族経営のワイナリー
2006年にオーガニックの認証を受け、
直近の2023年(2018年からスタート)に環境再生型農業認証ROCを取得

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セラードアで扱うレガシー・シリーズは
マイクさんの今までの功績の中で最も評価された品種にフォーカスしたレンジ

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セミナーでは2種のカベルネ・ソーヴィニヨンを試飲

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2019 Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2019Yountville Old Vine Cabernet Sauvignon, Napa Valley



セミナー後の試飲会で懐かしいメンバーとの再会も
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2018年にガーギッジを訪問した時
同グループだった若下静NVV代表()WTSの福田正志さん
その時は数グルーフに分かれてピザ作りに挑戦@ガーギッジ・ヒルズ・エステート
リーダー役のヴァイオレットさんとは7年ぶり
若下さんと福田さんとも久々の再会

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大試飲会のガーギッジブースで担当のMikiさんとYukiさん



ベレー帽にまつわるお話
2023年4月に100歳を迎えたマイク・ガーギッジさん
夢を叶えるために渡米した1950年代には金銭的な苦労もあり、
傘が買えずベレー帽で代用
それがいつしかマイクさんのトレードマークになっていました。


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長寿を全うなさったマイク・ガーギッジさん
202312100歳で永眠
たくさんの感動をありがとうございました💕



ヴァイオレットさんへのインタヴューで

20年ぶりに来日なさったヴァイオレットさんに、
環境再生型農業をメインにしたお話を伺うことができました。
対面時「尊敬するお父上に敬意を表し今日はベレー帽を着用してきました」とご挨拶


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ヴァイオレットさんにインタビューのお礼メールをした後、
すぐに届いた返信になんと嬉しいメッセージが!
「あなたに父の100歳記念のベレー帽を贈るので、楽しみにしていて」と。
ナパに戻った彼女から届いた丁寧なメッセージとベレー帽
ベレー帽はWTSのガーギッジ担当MikiさんとYukiさんにもおすそ分け

インタビューで伺った最新情報を反映
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山梨大学のワイン・フロンティアリーダー養成プログラムで
非常勤講師として「国際ワイン学」について講義することになったので、
柱の1つとしてRegenerative Organic Certified(ROC)に取り組む
ガーギッジについても触れました。

再生農業のリーディング・ワイナリーの取り組みは刺激になったと確信しています。
後日、彼らからリポートが届くので、しっかり拝読させてもらいます!

💦ヴァイオレットさんから伺った
再生農業についての情報、
特に土壌と微生物
後日ブログにまとめますので、
少しだけ、お待ちくださいませ




【番外編】お薦めのマリアージュ
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山椒や柚子との相性◎

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壱岐牛の煮込みやチーズと合わせて@日比谷・松本楼

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posted by fumiko at 21:02| Comment(0) | 来日したワイン生産者&関係者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月03日

ビルカール・サルモンの30年来の大英断‼ NV『ブリュット レゼルブ』から新バージョン『ル レゼルブ』へ

1818年創業のビルカール・サルモンは7代にわたり家族経営を貫いているメゾンであり、星付レストランやミシュランシェフから絶大な人気を得ています。4月に来日した6代目アントワン・ローラン=ビルカール氏は、メゾンの顔 “ブリュット レゼルブ”の大胆な内容チェンジについて、要となるポイントを語りました。ワイン王国webの記事も併せてご笑覧くださると嬉しいです

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#1 ブリュット ロゼ
セパージュ:ピノ・ノワール33%、シャルドネ43%、ムニエ24%
ベースヴィンテージ:57%/2020年
リザーブワイン:43%/2018年、2019年
ワイン醸造:ステンレスタンク100%
ドザージュ:5.10g/L

#2 ブリュット スー ボワ
セパージュ:ピノ・ノワール30%、シャルドネ40%、ムニエ30%
ベースヴィンテージ:68%/2015年
リザーブワイン:32%/2006を含む5ヴィンテージ
ワイン醸造:オーク樽100%
ドザージュ:4.9g/L

#3:ル レゼルブ
セパージュ:ピノ・ノワール28%、シャルドネ29%、ムニエ43%
ベースヴィンテージ:29%/2020年
リザーブワイン:71%/2006年から2019年までの14ヴィンテージ
ワイン醸造:ステンレスタンク92%、オーク樽8%
ドザージュ:3g/L

#4 ブラン・ド・ブラン グラン クリュ
セパージュ:シャルドネ100%
ベースヴィンテージ:68%/2017年
リザーブワイン:32%/2012年、2015年、2016年
ワイン醸造:ステンレスタンク100%
ドザージュ:3.9g/L

#5 キュヴェ 二コラ フランソワ 2012
セパージュ:ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
ヴィンテージ:2012年
ワイン醸造:ステンレスタンク90%、オーク樽10%
ドザージュ:3.8g/L

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贅沢なノン・ヴィンテージ
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ベースヴィンテージは2020年
リザーブワインはパーペチュアル(2006~2019までの14ヴィンテージ)
NVで14ヴィンテージを贅沢に使うのは凄すぎ

アントワン氏は画像のグラスがちょうど良いとおっしゃっていましたが、
私はもう少し大きめのグラスでも良いと思いました。
温度変化でリザーブワインに由来する複雑味が明確に出てきたから、というのが理由です!


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キュヴェ・二コラ・フランソワの新ヴィンテージ2012
シャンパーニュ地方にとって2012年はグレートヴィンテージ
健全に育ったぶどうは豊かな糖分と十分な酸味を備え、
屈指の出来栄えとなるシャンパーニュになっています。


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シャルドネの比率が多いロゼ
食通に好まれる味わい
ロゼも“ブリュット”が外れ、ル ロゼになります。


✨✨✨


5月のNHKシャンパーニュ講座でビルカールの新・旧比較
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#1:ル レゼルヴ(新)
ぶどう品種:ピノ・ノワール28%、シャルドネ29%、ムニエ43%、
ベースヴィンテージ:2020年/29
リザーヴワイン:2006年~2019年までの14ヴィンテージ(パーペチュアル)/71
ドザージュ:3g/L
価格:11,660円

#2:ブリュット レゼルヴ(旧)
ぶどう品種:ピノ・ノワール30%、シャルドネ30%、ムニエ40%
ドザージュ:8g/L
価格:11,000円

#1#2の大きな違いは3点
①リザーブワインの比率、②瓶熟の期間、③ドザージュ量
それと「ル レゼルブ」は少しだけ木樽を使用

#2のベースヴィンテージは明確でなかったので非記載
リザーブワインはベースヴィンテージの2つ前までのワインを使っていたので、
もしベースヴィンテージが2020年なら、リザーブワインは2019年と2018年ということになります。

第3週&第4週とも、多くの受講生が、味わいの変化を感じ取ってくださいました。
昔からのBSファンは、旧バージョンがお好みだったかも
私は旧バージョンの果実感が好きでした。
新バージョンは、温度やグラスによる変化、時間の経過で複雑味が増してきます。


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#3:ル シエルジュロ2020 
ぶどう品種:ムニエ100%
ドザージュ:0g/L
価格:24,200円

マルヌ渓谷のテロワールを生かした単一区画シエルジュロのムニエ100%。シェフ・ド・カーヴのナタリーさんがムニエの出来を見て決断。この2020年がファーストヴィンテージになります。酸味は穏やか、石田博ソムリエから「他に類を見ないスタイル」と評されたアイテム

#4:ラ コート ア ブラ2015
ぶどう品種:ピノ・ノワール100%
ザージュ:0g/L
価格:24,200円

5代目が区画に注目して誕生させたシャンパーニュ、2008年から毎年生産。自社畑キュミエールにある区画コート ア ブラのピノ・ノワール100%、完熟ぶどう由来の豊かなアロマ、凝縮感、豊潤さ、口中で広がる酸味の心地よさ、厚み、ジョセフ・ペリエのDNAを感じさせるアイテム


第3フライトはキュヴェ ジョセフィーヌ2014
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第1フライトのBSビルカール・サルモン、第2フライトのJPジョセフ・ペリエ
各メゾンの味わい&スタイルを感じ取ってもらった後で、(ブラインド供出)の#5が、
第1フライトと第2フライトのどちらに類似しているか判断してもらいました。

各週とも9割が正解していたので、この試みは一応成功だったかと・・・
BSはミネラルや酸のキレが特徴
それと比べるとJPはフェミニン、穏やかで控えめ

キュヴェ ジョセフィーヌは
1982年のファーストヴィンテージから85年、89年、90年、95年、98年、
2002年、2004年、2008年、2012年そして最新2014年で、11回のみリリース

今年で創業200周年になるジョセフ・ペリエ
JP来日セミナーでは石田博氏がゲストスピーカーとしてコメントを担当しました。
詳細はワイン王国webで!
コルクについて
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左は第3週のコルク、右は第4週のコルク
開栓時、中央のラ コート ア ブラ2015だけ、短い手応えを感じた(並べても中央だけ低い!?)ので、メゾンに質問

回答:長さの違いは意図したものではなく、天然素材ゆえの差異&期間の差。製造工程によっては寸法にわずかな差異が生じます。というのも、コルクはコルク樫の樹皮から採取されますが、樹皮の成熟度によって厚さが異なるためです。もちろん規格化と均一性の追求は行われていますが、瓶口に栓をしている期間の長さによってもコルクの長さに違いが出てきます。

お送りいただいた写真の栓は、3種類のキュヴェ、異なるヴィンテージ、異なるデゴルジュマン(澱抜き)であり、ボトル内で過ごした期間も異なります。これらが3本のコルク寸法に差がある理由です。また、コルクは抜栓後にわずかに膨張して元の体積に近づきますが、瓶詰め前の完全なサイズには戻りません。コルクは完全に天然の素材であるがゆえに、若干異なる動きを示すことがありますが、目的 -特に密封性- はしっかり果たしています。


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5月半ば、修学旅行以来、奈良を訪問
柿が名産なので、「柿もなか」を購入
講座でシャンパーニュと合わせてスペシャル体験をしてみました。
柿を半分使った贅沢なアンはとても美味、味わいも上品
ムニエ100%との相性良好でした!
京都・奈良に関しては後日アップします


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製品についての問い合わせ先:JALUX 電話 03-6367-8756


2025年05月24日

2000万年前の時が織りなすワイン産地サンタバーバラ・カウンティ&初代「カリフォルニアワイン・ソムリエアンバサダー」決定


 カリフォルニアワインの多様性を発信しているカリフォルニアワイン協会(CWI)
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カリフォルニアワイン協会主催のカリフォルニアワインAliveテイスティングは試飲会とセミナーの2本柱です。2019年から“テーマ産地”を定め、ナパ・ヴァレー、ソノマ・カウンティ、ローダイ、パソ・ロブレス等を深堀りしてきましたが、今年は冷涼エリア、映画『サイドウェイ』の舞台にもなった「サンタバーバラ」にフォーカスしました。
業界関係者対象の試飲会には、東京64社791品、大阪49社645品の出展数があり、参加者は東京674名、大阪308名で、過去最高数を記録との公式発表もありました。


カリフォルニアワインAliveテイスティング2025
第一部セミナー
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ABC、クラウン・ポイント、フェス・パーカー、ブリュワー・クリフトンの各生産者
最右はサンタバーバラ・カウンティ・ヴィントナーズのアリソン・ラスレットCEO

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総面積68万5,000ヘクタール以上
総栽培面積4,450ヘクタール以上
ぶどう品種は75種以上
栽培のトップ5品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、シラー、ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン
AVAは7つ(2025年現在)

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■サンタ・マリア・ヴァレー/太平洋に近いエリア、CHやPNやシラーを栽培
■サンタ・リタ・ヒルズ/PNやCHに適したエリア、日較差は10度程度
■バラード・キャニオン/サンタ・リタ・ヒルズの東側に位置し、ローヌ地方のミストラル似の風が吹くローヌ系品種向きのエリア

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■ハッピー・キャニオン・オブ・サンタバーバラ/ 海から離れた30度超の日もあるエリア、栽培品種はボルドー系のCSやSB
■ロス・オリヴォス・ディストリクト/50のテイスティングルームを備え観光に力を入れているエリア、SBが主役
■サンタ・イネズ・ヴァレー/5つのAVAを包括、土壌も品種も様々、多様性に満ちたエリア
■アリソス・キャニオン/暑すぎず&涼しすぎずの気候状況に恵まれた最も小さなエリア、ローヌ系品種向き

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1.フェス・パーカー シャルドネ“アシュリーズ” 2023
サンタ・リタ・ヒルズAVA。2023年は冷涼年。太平洋に近い冷涼エリアで畑は砂質土壌。ぶどう樹は1990年代後半にパーカー家が植樹。100%樽発酵(新樽37%)、7カ月熟成。柑橘系果実、黄リンゴ、洋梨、レモンクリーム、バニラ、ブリオッシュ、口中なめらかな、好印象。

2.ブリュワー・クリフトン 2023  ピノ・ノワール
サンタ・リタ・ヒルズAVA。1996年にワイナリーを立ち上げ、ワイン業に関わって30年のブリュワーさん。造りのスタイルは10~30年の使用樽を活用。全房発酵を取り入れているのは「“梗”が、繊細な植物的なアロマを生み出し、果実の力強さを引き立て、タンニンやストラクチャー、旨味の要素が表現できるから」とコメント。果実と酸味のバランスが良く、丁寧さが伝わってくる味わい。

3.オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール“ノックスアレキサンダー” 2020
サンタ・マリア・ヴァレーAVA。1982年創業のワイナリー。サンタバーバラの地で造るブルゴーニュスタイルの魅力を世界に知らしめた創業者ジム・クレンデネンさんは2021年に他界し、現在は長女イザベルさん&息子ノックスさん、ワインメーカーのジム・エデルマンさんとセラーマスターのエンリケ・ロドリゲスさんの4人体制で活動中。父親亡き後も、ワイン造りの標語は“バランスと個性”。ノックスアレキサンダーはぶどうは3つの畑、ワイナリーが位置するビエン・ナシード、自社畑ル・ボン・クリマ、隣接するランウェイの一部を使用。発酵は5トンの開放型発酵槽を使い、25%全房発酵、フランソワ・フレールの新樽100%で熟成は22ヵ月。ラズベリー、ベーキングスパイス、ナツメグ、アーシーさ、ミネラルのニュアンス。

4.ラバージ グルナッシュ 2021 来日中止
サンタ・リタ・ヒルズAVA。同エリア西側の敷地に点在する17エーカーの畑にアルバリーニョ、ピノ・ノワール、グルナッシュ、シラーを栽培。動画で「健全な畑から産する果実味・骨格・酸味を備えたバランスの取れたぶどうが重要であり、そのためには収穫のタイミングが大事」とのメッセージ。世界で最も冷涼なグルナッシュの栽培地のひとつで、全房発酵の比率は23%、ブルゴーニュ樽(228L)で18ヵ月育成、アルコール度数15.4%、ボディ感ある味わい。

5.クラウン・ポイント “カベルネ・ソーヴィニヨン” 2021
ハッピー・キャニオンAVA。太平洋から北へ18㎞、サンタバーバラ・カウンティの東端、標高290ⅿで畑は15ヘクタールで岩が多い火山性土壌、南向き30度の斜面。ぶどう品種はCS97%とPV3%(自社畑100%)のブレンド。新樽と一空樽各50%で22ヵ月熟成、赤紫の色調で粘性もあり、カシスやブルーベリーのアロマ、若々しいテクスチャーで中盤からシルキーなタンニン。


供出ワイン
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供出順に
1.フェス・パーカー シャルドネ シャルドネ“アシュリーズ” 2023
2.ブリュワー・クリフトン ピノ・ノワール 2023
3.オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール“ノックスアレキサンダー” 2020
4.ラバージ グルナッシュ 2021
5.クラウン・ポイント “カベルネ・ソーヴィニヨン” 2021


午後からの試飲会
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大盛況!

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フリーマンアキコさんのワインスタイルは上品
和の要素を感じます!

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桃井隆宏さんが手掛けるアーサーセラーズのワインは超お薦め

余談ですが・・・
椿山荘主催『日本で飲もう最高のワイン2015』で専門家審査員を担当した時、
最高賞プラチナに選ばれたワインのひとつが桃井さんのピノでした。
10年ほど時が経ちましたが、今回、久々に桃井さんと再会し、懐かしく嬉しく思いました!

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上記は2015年の受賞式の記録
ここにも書いてありますが、
アキコさんと桃井さんのワインの師匠はエド・カーツ氏
品のある造りが共通しています。

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マージュラムのブース

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当日のマイベスト
シラー好きには最高でした!


✨✨✨

 サンタバーバラのワイン試飲とHAL YAMASHITAの新和食の食体験
試飲会翌日のプレスイベント

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   出典:CWI


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Haru YAMASHITA シェフのオリジナルメニューに合わせて

勢揃いした来日メンバー
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アリソン・ラスレットCEO(2列目中央)&来日した9生産者


オーボンクリマ ブースの設定はABC順でした
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イザベル・クレンデネンさん 
ヒルデガードホワイトワイン2021はサンタ・マリア・ヴァレーAVA
PB50%、PG45%、アリゴテ5%をブレンド
新樽100%で品種毎に2年間熟成、私には樽若干強め


ブリュワー・クリフトン
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グレッグ・ブリュワーさん
サンタ・リタ・ヒルズ ピノ・ノワール2022

ジム・クレンデネンさんを尊敬し、彼の造りを模範にしてきたグレッグさん
使用樽を使い、全房発酵に注力する彼のワインは繊細
ABCの後に試飲したことで双方の造りの違いを実感

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愛媛の真鯛のカルパッチョと新鮮なハーブとナイスなペアリングだったシャルドネ
ブリュワー・クリフトンのワインに感じる“塩味と旨味”


クラウン・ポイント
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エージェー・フェアバンクさんはカベルネ・ソーヴィニヨンを2種


ディアバーグ・ヴィンヤード&スターレーン・ヴィンヤード
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タイラー・トーマスさん
シャルドネ ドラム・キャニオン・ヴィンヤード2019
スターレーン アストラル2013

う~ん、見覚えあるお顔・・・
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当時の画像をお見せして確認しました。
2014年当時はワインメーキングディレクター、今は醸造長兼社長
サンタバーバラの素晴らしさが体感できた貴重な訪問記はコチラ


フェス・パーカー
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スペンサー・シュールさん
ブースではシャルドネ2023とピノ・ノワール2023を紹介


ラバージ
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来日できなくなってしまったラバージ
サンタバーバラ・カウンティのフィル・カーペンタ―さんが代役!

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握り寿司に合わせたのはアルバリーニョ2023(未輸入)


ロンゴリア
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ブルック・クリスチャンさん
手にしているのは日本未輸入のアルバリーニョ2023&メンシア2022


マージュラム
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ダグ・マージュラムさん
ローヌ系5品種を使用したM5

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照り焼き鶏もも肉にはマージュラムM5、メイン品種はグルナッシュやシラー
2014年のサンタバーバラ訪問時から気になっていた造り手が“マージュラム”


ネイティブナイン
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ジェームズ・オンティヴロスさん
ランチョ・ヴィネード シャルドネ2020とピノ・ノワール2020を手に!


プレスキィ―ル
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トニー・チャさん
日本未輸入のアリゴテ2023&ピノ・ノワール2022を披露



【最新情報】
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記載事項に関するお問い合わせ先
カリフォルニアワイン協会(CWI)
jpmedia@wineinstitute.org

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2025年05月13日

テロワールの探求と進化を続けるブルゴーニュのドメーヌ シャンソン

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輸入元ファインズの招聘で来日したシャンソンのヴァンサン・アヴネル社長が、
直近の話題について語りました。
リポートはワイン王国webで!

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ヴァンサン社長が手にしているのはドメーヌもの

2024年の出荷分から新しいロゴを採用しています。
ドメーヌワインはDOMAINE CHANSON
ネゴシアンワインはDEPUIS 1760 CHANSON
わかりやすくなった印象です!

GREAT PLACE TO WORK®

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出典:ファインズ


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取材会場だったアピシウス
上品な設えの店内は心地良い空間でした!

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